前の記事では『子供を全員東大に入学させた佐藤ママから学ぶ子育ての信念』について書きました。
今回の記事でも佐藤ママから学んでみたいと思います。
前回が生活的なことだったのですが、今回は子供の勉強についてになります。
スーパーお母さんである佐藤ママの方法論を学んでみましょう(`・ω・´)”
佐藤ママの勉強編
前回と同様、気になったところだけをピックアップしていきます。
全部を知りたい方は、『灘→東大理3の3兄妹を育てた母の秀才の育て方』をご覧になってください(`・ω・´)”
勉強の環境を整えない
佐藤ママは子供の勉強机の汚さも、姿勢もうるささも気にしません。
というのも、それがどんな環境でも勉強できる子に育てる方法だそうです。
静かな環境で綺麗な机、そんな環境を整えてしまっては、いざ試験本番になると周りの音が気になって集中できなくなってしまいます。
だからあえて勉強する環境は整えないのだそうです。
ちなみに姿勢に関しては、小学生の時までにきちんとした姿勢を身につけさせることが前提だそうですよ。
きちんと姿勢をできる子どもに育てておけば、受験勉強などの長丁場は疲れない姿勢で勉強してもOKという考えなんですね。
他人と比較しなければ傲慢にならない
学校の成績が良くなると、傲慢になる子もいます。
でも、そんな子に育てたくないですよね?
それを避けるためには『人と比較することをやめる』のだそうです。
「〇〇君は何点だった?」というのはタブーってことですね。
比べるべきは常に自分なのです。
基礎をおろそかにしない
基礎ができてなければ、応用問題を解くことはできません。
中学校の数学で穴があるのに、高校の数学をきっちり理解することはできません。
勉強の取りこぼしを避けるためにも、基礎に戻ることをためらわずに学ばせてあげてください。
基礎固めの重要性は、いろんな先生が解いていますよね。
私がオススメしている勉強のサービス『スタディサプリ』なら、苦手分野を判断してくれるので、基礎固めにはもってこいのサービスとなっています。
→→→【スタディサプリの凄さ】これが昔にもあれば1ランク上の大学に合格できた!
宿題は必ずさせる
宿題は100%完成させるのが佐藤ママの考えです。
最後の1問を解かないで提出する癖がつくと、やがて2問、3問と残すようになり、それがどんどん平気になっていきます。
・・・これを読んだ時、自分の胸が痛くなりました笑。
きっとそう感じるのは私だけじゃないはずです。
親が宿題をきちんとさせないと『しない子』になってしまうので、宿題はきちんとチェックしてあげてください。
どんどん先取りさせる
学年にとらわれず、どんどん勉強させましょう。
それで、授業は2回目の学びになるので、それが記憶の定着を強くさせます。
ここで大切なことが、理解した上で同じことを聞き、新たな視点を手に入れようとすることです。
「ここ知ってるから授業中は寝ておこう〜」てな考えは先取りの意味がないので、そこはしっかりとしつけてあげて下さい。
地理は『るるぶ』を使う
行ったこともなければ、見たこともない地域を学ぶのは簡単ではありません。
やはり興味がなければ学習効率は高まらないんですよね。
だから佐藤ママのオススメが、地理の勉強には『るるぶ』を使うのです!
面白いですよね。
ただの旅行雑誌が地理のサブテキストになるのですから笑。
しかもこういう雑誌は読者の興味を引くためのノウハウをたっぷりと使っているので、見ているだけで楽しいものです。
15分単位で科目を変える
- 集中力が続かない
- 飽きちゃう
こんな子供にオススメな勉強法が、15分単位で科目を変えることだそうです。
佐藤家では三男が長男・次男に比べて長時間の勉強はできなかったようで、佐藤ママが編み出した技です。
これで三男の集中力が続くようになり、理解も上がったそうです。
子供に合わせた勉強法を教えることも、大切な教育ですね〜(`・ω・´)”
これを読んでいて佐藤ママがすごいな〜と思ったのが、今までの長男や次男に教えていた方法に固執しないことです。
普通だったら「上の子もできたのだから、あなたもできるのよ!」という態度をとってしまうと思います。
しかし、佐藤ママは違います。
三男の性格を見極め、新しい学習法を提案したのです。
やっぱりこういうところが、子供を東大に送り込む母親なのかなぁと読んでいて思いました。
佐藤式塾選び
佐藤ママは子供を塾に入れることをオススメしています。
しかし、条件があります。
「なんとなく塾に行かせれば安心」ではありません。
親が責任を持って塾の下調べをし、さらに宿題は100%させるという方針を貫かなければ、塾に行かせる意味はありません。
佐藤ママ、さすがですよね。
確かに「みんなも行ってるし、この塾が良さそうだわ!」的な感じに適当に塾を決めてしまうと、お金の無駄になりかねません。
ゆるーい雰囲気だと、友達と喋って終わり的な塾がありますからね(´・ω・)
選ぶポイントとしては、『テキスト』を見ることがよいそうです。
というのも、テキストは先生が作成しているので、テキストが優秀な塾にはいい先生がいるからです。
ただ・・・いいテキストかを判断するには、親側に力がいるんですよね・・・。
ここは難しい判断ですねぇ。
やっぱり、大手の進学実績が良いところが無難として言えませんね。
中学校の選び方
中学を公立に行くか私立に行くか・・・これは子供の人生の岐路かもしれません。
だけど、どちらがいいとは一概には言えません。
ですから、親がきちんと調べてあげて下さい。
まだ小学生の子供が環境を正しく選ぶことはできないので、中学受験まではお母さんがしっかり判断してあげるべきだと佐藤ママは言っています。
これには私も賛成します。
特に、「あそこの中学校はレベルが低い」と分かっているのであれば、その学校は避けるべきだと思うんですよね。
レベルが低い学校に行ってしまうと、「勉強することはダサいやつのやること」的な風潮もあったりしますからね(´・ω・)
そんな環境の中では真面目に勉強なんてできませんから。
参考書の選び方
初めての科目(単元)をやるときは薄い参考書を3周し、基礎固めを行うのが良いです。
しかし、受験レベルではもっと深くまで知る必要があるので、複数の厚い参考書を用意します。
だけれど、厚い参考書を全て解く必要はなく、参考書ごとに「どう説明しているのか?」の違いを知り、おいしいとこどりをすればOKです。
参考書を選ぶ基準は、難しすぎず、簡単すぎずです。
子供のレベルにあったモノを選んであげて下さい。
ちなみに、佐藤ママ的にオススメの参考書が何冊かあるそうです。
- 現代文は『出口汪 現代文講義の実況中継』
- 古文は『マドンナ古文シリーズ』
- 漢文は『漢文早覚え速答法』
- 英語は『キクタンシリーズ』
- 世界史は『世界各国史シリーズ』『よく出る一問一答世界史』
- (やっぱり詳細は後で書きます)
マドンナ古文では次男と一緒に音読してあげたのだとか。
だから2冊用意して、交互に音読したんですって。
やっぱり佐藤ママすごいです。
でも、ここでも私は佐藤ママに賛同するところがあります。
「子供の塾代を稼ぐためにパートに行かなくちゃ!」っていう主婦の方をよく見るのですが、私的には「塾に通わせなくていいから、勉強を教えてあげれば?もしくは一緒に勉強してあげれば?」なんて思っちゃうんですよね。
大学入試レベルの数学とかは教えれなくても、センター試験レベルの古文とか漢文とか社会系科目などは、暗記すればOKなので、そこらへんは教えることは全然可能だと思うんですよね(`・ω・´)”
しかも何人か子供がいるのであれば、最初の子供の時に一緒に勉強しておけば、下の子の時にはそこまで勉強しなくて教えれるので、効率的ですし(=゚ω゚)ノ
子供全員を塾に行かそうと思うと、やっぱりお金がかかりますからね〜。
まぁそういう家庭のためにもスタディサプリを私は全力でオススメしているわけですが(`・ω・´)”
参考書は2冊買う
先ほどの話と同じですが、古文以外にも参考書は2冊買います。
そして母親が問題を出題し、正解でも解説を読んであげます。
暗記科目は音読が必須という考えからです。
過去問の丸付けは母親
子供はひたすら問題を解き、そしてやり直しができる環境を作るため、丸付けは母親が担当します。
個人的にはコレ、かなり効果的だと思います。
過去問を全力で解いた後って、丸付けをするパワーがなくなってたりするんですよね。
しかし、間違いはすぐに直した方が頭に入りやすいのも事実。
だから母親が丸付けをやってあげるのです。
佐藤けオススメの参考書
現代文
- 出口汪 現代文講義の実況中継
- 東大現代文で思考力を鍛える
古文
- マドンナ古文シリーズ
- 古文単語ゴロゴロ手帖
漢文
- 漢文早覚え速答法
英語
- ロイヤル英文法
- ドラゴン・イングリッシュシリーズ
- 即戦ゼミ 大学入試英語頻出問題総演習
- 山口俊治 英文法講義の実況中継
- 連鎖式英単語辞典(これは余裕のある人のみ)
数学
- スタンダード数学演習シリーズ
- オリジナル数学演習シリーズ
- オリジナル・スタンダード数学演習3受験編
- チャート式シリーズ
物理
- 難問題の系統とその解き方
- セミナー物理
- 体系物理
- 各門の森
- 理論物理への道標
- 物理のエッセンス
化学
- セミナー化学
- 化学の新演習
- 新理系の科学問題100選
- 実践 化学重要問題集
世界史
- よく出る一問一答世界史
- 詳説世界史研究
- 各国別世界史ノート
- センター試験への道 世界史ー問題と解説
- 決定版世紀の号外!歴史新聞
日本史
- スピードマスター日本史問題集
- よく出る一問一答日本史
- 一問一答日本史Bターゲット4000
- 日本史資料問題集
- 決定版 日本史新聞
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では『佐藤ママの子育て法』について書いてきました。
いや〜、私はこの本を読んでびっくりしました。
まさにこれが現代の子育てって気がします。
マンモス追いかけてる頃であれば、「健康に育ってくれたらOK!」ですが、今はそんな時代じゃありません。
今の時代を生き抜く、『考える力を持った子供』に育てたいのであれば、佐藤ママのように母親がしっかりとした教育を子供にしてあげるべきな気がします。
これだけ一生懸命母親が教育してくれるのであれば、誰でも東大に合格できるのでは?と思ってしまいます。
まぁ流石に佐藤ママの全てを真似ることなできないでしょうし、真似なくていいので、どれか1つでも参考にしてみてはどうでしょうか?
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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