英語の音声変化6つのルール一覧|リスニングで聞き取れない原因を例文つきで解説

英語の音声変化で、スクリプトでは知っている単語なのに音では別物に聞こえて驚く学習者のイラスト 勉強法・暗記法
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英語のリスニングをしていて、スクリプトを見た瞬間に「え、本当にこの単語が発音されてたの?」と思ったことはありませんか。

私はあります。何回もあります。

リスニング中はまったく聞き取れなかったのに、あとでスクリプトを見ると知っている単語ばかり。それなのに、音声では別物みたいに聞こえる。これ、英語学習をしているとかなり心が折れるポイントなんですよね。

でも実は、その感覚は間違っていません。

英語は、単語を1つずつ辞書通りにはっきり発音する言語ではありません。文の中では、音がつながったり、消えたり、弱くなったり、別の音に近づいたりします。このような変化を、英語の音声変化といいます。

音声変化を知らないと、知っている単語でも聞き取れないことがあります。逆に、音声変化のルールを知っておくと、「ここは音がつながっていたのか」「ここはtが弱くなっていたのか」「ここはandがほとんど聞こえないくらい弱く読まれていたのか」というように、聞き取れなかった理由が見えやすくなります。

この記事では、英語のリスニングで知っておきたい音声変化を、次の6つに分けて解説します。

  • 連結・リンキング
  • 脱落・リダクション
  • 同化・アシミレーション
  • 短縮・コントラクション
  • 弱形・ウィークフォーム
  • 変形・フラッピング

本文では、聞こえ方の目安としてカタカナも使っています。ただし、カタカナはあくまで補助です。正確な発音記号ではなく、「日本語話者にはこんなふうに聞こえやすい」という目安として読んでください。

英語の音声変化とは?単語通りに聞こえない理由

pick it upの文字が音の流れでつながり、英語の文字と聞こえる音がズレることを示すフラットデザインの図解

英語の音声変化とは、単語が文の中で読まれるときに、音が変わる現象のことです。

たとえば、pick it up を単語ごとに見ると、pickitup の3語です。でも、自然なスピードでは「ピック・イット・アップ」とはっきり区切って聞こえるとは限りません。実際には音がつながって、「ピキタップ」のような1つのまとまりに聞こえます。

ここが、英語のリスニングのややこしいところです。

英語が聞き取れない理由は、単語を知らないからだけではありません。知っている単語でも、文の中で音が変わるせいで聞き取れないことがあります。

学校の英語では、単語の意味や文法はたくさん勉強します。でも、実際の会話で音がどう変わるかまでは、あまり丁寧に扱われないことがあります。

私が音声変化を知ったときも、「おいおい、なんでこれをもっと早く教えてくれなかったんだ」と思いました。それくらい、リスニングには大事な知識です。

関連記事:英語を勉強するなら知っておきたい第二言語習得論!科学的知見から学習を効率化しよう

なぜ英語の音は変化するのか

音声変化というと、「ネイティブが発音をサボっている」と感じるかもしれません。でも、そういうわけではありません。英語の音が変化するのには、いくつか理由があります。

英語は強く読む音と弱く読む音の差が大きい

英語は、日本語よりも強く読む部分と弱く読む部分の差が大きい言語です。文の中で重要な単語は強く読まれます。たとえば、名詞・動詞・形容詞・副詞などは、意味の中心になりやすいので比較的はっきり読まれます。

一方で、athetoofandcanhave のような語は、文法的には大事ですが、意味の中心ではないことが多いです。そのため、自然な会話ではかなり弱く読まれます。

つまり英語では、すべての単語を同じ強さで読むのではなく、大事なところを強く、そうでないところを弱く読むわけです。この強弱の差が、リスニングを難しくします。

よく使う表現ほど短くまとまりやすい

英語では、よく使う表現ほど短くまとまって聞こえやすいです。

たとえば、次のような表現です。

  • want to → wanna
  • going to → gonna
  • did you → didja / did youがつながった音
  • cup of tea → cuppa tea のような音

これは日本語でも少し似たところがあります。たとえば、「ありがとうございます」が会話の中で「あざます」に近くなることがありますよね。もちろん英語と日本語は違う言語ですが、「よく使う表現ほど短くまとまりやすい」という感覚は、少しイメージしやすいと思います。

文字から英語を覚えてきた日本人学習者には特につまずきやすい

日本人学習者は、英語を文字から覚えることが多いです。単語帳でスペルを見て意味を覚えたり、教科書で英文を読んで文法を理解したりします。これはもちろん大事な土台です。

ただ、その学び方には一つ盲点があります。文字で覚えた音と、実際に話されている音のあいだには、かなりのズレがある場合があるのです。

スクリプトには did you と書いてあっても、音では「ディジュ」のように聞こえる。fish and chips と書いてあっても、「フィッシュンチップス」のように聞こえる。

つまりこれは、音声変化を「知らない」というだけでなく、文字を中心に英語を覚えてきたことで起きる「聞こえ方のギャップ」でもあります。音声変化を学ぶというのは、文字で覚えた英語と、実際に聞こえる英語をつなげる作業でもあります。

英語の音声変化6つのルール一覧

この記事では、英語の音声変化を6つに分けて整理します。

厳密には、音声変化の分類にはいろいろな分け方があります。教材によっては5つに分けたり、7つに分けたりすることもあります。ただ、英語学習者がリスニングでつまずきやすいポイントとしては、まず次の6つを押さえておけばかなり見通しがよくなります。

音声変化英語名何が起きる?
連結・リンキングlinking前の単語の音と次の単語の音がつながるpick it up
脱落・リダクションreduction / elision発音されるはずの音が弱くなったり消えたりするlast night
同化・アシミレーションassimilation隣の音に影響されて別の音に近づくdid you
短縮・コントラクションcontraction2つの語が短くまとまるI am → I’m
弱形・ウィークフォームweak form前置詞・冠詞・助動詞などが弱く読まれるto, of, and, can
変形・フラッピングflappingなどtやdがラ行に近く聞こえる場合があるwater, better

この表だけだと少し難しく見えるかもしれません。でも、1つずつ見ると「あ、これ聞いたことあるかも」と思うものが多いはずです。

連結・リンキング:単語と単語の音がつながる

comeとonの単語カードが矢印でつながり、英語の連結・リンキングを説明する図解イラスト

連結・リンキングとは、前の単語の最後の音と、次の単語の最初の音がつながって聞こえる現象です。

特に多いのは、子音で終わる単語のあとに、母音で始まる単語が続くパターンです。

たとえば、pick it up は、文字で見ると pickitup の3語です。でも、実際の音では「pick」と「it」と「up」がバラバラに聞こえるとは限りません。音がつながって、「ピキタップ」のようにまとまって聞こえます。

連結の例

文字単語ごとの読み方聞こえ方の目安
pick it upピック・イット・アップピキタップ
come onカム・オンカモン
fill inフィル・インフィリン
far awayファー・アウェイファーラウェイ

リスニングをしていて「単語の切れ目がわからない」と感じることがあります。でも、それは自分の耳が悪いからではありません。そもそも自然な英語では、単語と単語の切れ目が音としてはっきり分かれていないことがあるのです。

聞き取りのコツ:単語ではなく音のまとまりで見る

連結を聞き取るコツは、単語単位ではなく、音のまとまりで聞くことです。

たとえば、pick it up を見たときに、pick / it / up と3つに分けるのではなく、pick_it_up のように、音がつながる場所を意識して聞きます。

スクリプトを見るときに、つながる部分に印をつけるのも効果的です。

例:

pick_it_up
come_on
fill_in
far_away

このように印をつけてから音声を聞き直すと、「あ、ここがつながっていたのか」と気づきやすくなります。

脱落・リダクション:発音されない音がある

last nightのtが弱くなり、脱落・リダクションで音が聞こえにくくなることを説明するフラットデザインの図解

脱落・リダクションとは、発音されるはずの音が弱くなったり、ほとんど聞こえなくなったりする現象です。

英語では、すべての音を同じ強さで発音するわけではありません。特に文の中では、一部の音がかなり弱くなります。その結果、スクリプトには書かれているのに、音声ではほとんど聞こえないことがあります。

「本当にこれ発音してるの?」と思う原因のひとつが、この脱落です。

tやdは弱くなりやすい

特に、t や d は弱くなりやすい音です。

たとえば、次のような表現では、t や d がかなり弱く聞こえます。

文字聞こえ方の目安
last nightラスナイト
next dayネクスデイ
best friendベスフレンド
old manオウルマン
good dayグッデイ

last night を「ラスト・ナイト」とはっきり読んでくれれば、もちろんわかりやすいです。でも、自然な会話では t が弱くなり、「ラスナイト」のように聞こえます。next day も、「ネクスト・デイ」ではなく「ネクスデイ」のようにまとまって聞こえます。

同じような子音が続くと前の音が弱くなる

似た子音が続くときも、前の音が目立たなくなります。

文字聞こえ方の目安
get tiredゲッタイアド
sent toセントゥに近い
big gameビッゲーム
some moreサムモア / サモアに近い

ここで大事なのは、「スクリプトにある音が、いつも全部はっきり聞こえるわけではない」と知っておくことです。英語の音声では、書いてある文字をすべて同じ強さで読んでいるわけではありません。

hが弱くなることもある

文中では、him や her のような代名詞の h が弱く聞こえることもあります。

文字聞こえ方の目安
tell himテリムに近い
give herギヴァーに近い
ask himアスキムに近い
call himコーリムに近い

him や her は、文の中で弱く読まれやすい語です。そのため、最初の h がかなり弱くなり、前の単語とつながって聞こえることがあります。ただし、いつでも h が消えるわけではありません。強調して言うときや、ゆっくり話すときには、はっきり発音されます。

聞き取りのコツ:聞こえない音を無理に探さない

脱落を聞き取るには、「書いてある音が必ずはっきり聞こえる」と思いすぎないことが大事です。

たとえば、last night の t のように、音がかなり弱くなると、「ラスト・ナイト」ではなく「ラスナイト」のように聞こえます。場合によっては、音そのものがはっきり鳴るというより、口の動きや一瞬の「ッ」というタメだけが残っているように感じることもあります。

もちろん、すべての脱落がこの形になるわけではありません。ただ、「聞こえない=自分が聞き逃した」ではなく、「そもそも弱く読まれている音がある」と知っておくと、リスニングのストレスはかなり減ります。

同化・アシミレーション:隣の音に影響されて音が変わる

didとyouの音が隣り合って変化し、同化・アシミレーションでディジュのように聞こえることを示す図解

同化・アシミレーションとは、隣り合う音の影響で、別の音に近づく現象です。

文字で見ると別々の音なのに、実際の会話では音が変わって聞こえることがあります。特にわかりやすいのが、you と組み合わさる表現です。

同化の例

文字聞こえ方の目安
did youディジュ / ディジャ
would youウッジュ
could youクッジュ
don’t youドンチュ
meet youミーチュー

たとえば、did you は「ディド・ユー」とはっきり分かれて聞こえるとは限りません。自然な会話では、d と yの音が影響し合って、「ディジュ」や「ディジャ」に近く聞こえます。don’t you も、「ドント・ユー」ではなく「ドンチュ」のように聞こえます。

wannaやgonnaはどう考える?

英会話では、次のような表現もよく出てきます。

元の形会話でよくある形
want towanna
going togonna
got togotta
have tohafta
has tohasta

これらは、厳密に言うと同化だけではありません。脱落、弱化、短縮なども関わっています。ただ、最初から細かい分類にこだわりすぎる必要はありません。

まずは、「会話では、よく使う表現ほど短くまとまって聞こえやすい」と考えておくと理解しやすいです。

ただし、going to がいつでも gonna になるわけではありません。未来の予定を表す I’m going to study. は I’m gonna study. のように短く聞こえることがありますが、実際にどこかへ行く意味の I’m going to Tokyo. は、基本的には gonna にしません。

聞き取りのコツ:決まり文句として音で覚える

同化は、1語ずつ聞き取ろうとすると難しくなります。

did you を「did」と「you」に分けて探すよりも、最初から「ディジュ」のような音のかたまりとして覚えた方が聞き取りやすいです。

特に、did youwould youcould youdon’t youwant togoing to のような表現は、何度も聞いて慣れておくとかなり楽になります。

短縮・コントラクション:2語が短くまとまる

I amがI’mに短くまとまる様子を示し、英語の短縮・コントラクションを説明するフラットデザインの図解

短縮・コントラクションとは、2つの語が1つの形に短くまとまることです。

これは学校でも比較的よく習います。たとえば、I am → I’myou are → you’rehe is → he’s のような形です。

短縮形は文字でもよく見かけるので、意味はわかりやすいです。ただし、リスニングでは意外と聞き取りにくいものがあります。

短縮の例

元の形短縮形
I amI’m
you areyou’re
he ishe’s
he willhe’ll
they arethey’re
they havethey’ve
should notshouldn’t
should haveshould’ve
would havewould’ve
could havecould’ve
you wouldyou’d
who iswho’s
will notwon’t

I’m や you’re くらいなら聞き取りやすいかもしれません。でも、should’vewould’vecould’ve あたりは、慣れていないとかなり難しいです。

たとえば、should have が should’ve になると、「シュドゥブ」や「シュダブ」のように短く聞こえます。これを知らないと、スクリプトを見たときに「え、should have なんて言ってた?」となりがちです。

また、should’ve が音として should of のように聞こえることがあります。そのため、英語学習者の中には should of と書いてしまう人もいますが、標準的な書き方は should’ve です。ここは少し紛らわしいので、音と文字を分けて覚えておくと安心です。

聞き取りのコツ:文法とセットで予測する

短縮形は、文法の知識とセットで聞くと理解しやすくなります。

たとえば、I should’ve done it. という文を聞いたときに、should’ve が少しあいまいに聞こえても、「should のあとだから have が続いているかもしれない」と予測できます。

リスニングは、耳だけでなく、文法や文脈も使って理解するものです。短縮形はよく出る形が決まっているので、まとめて覚えておくとかなり楽になります。

弱形・ウィークフォーム:前置詞・冠詞・助動詞などが弱く読まれる

fish and chipsのandが小さく薄く表示され、弱形・ウィークフォームで小さな語が弱く読まれることを示す図解

弱形・ウィークフォームは、英語のリスニングでかなり重要です。

弱形・ウィークフォームとは、文の中であまり強調されない語が、弱く短く発音される現象です。

たとえば、athetoofinatandbutcanhavefor のような語です。これらは文法的には大事ですが、文の意味の中心になる語ではありません。そのため、自然な会話ではかなり弱く読まれます。

弱形・ウィークフォームの例

単語はっきり読むとき弱く読まれるときの目安
andアンドン / アン
toトゥータ / トゥ
ofオブアヴ / ヴ
canキャンカン / クンのように短く
haveハヴアヴ / ヴ
forフォーファ / フ
aエイ

たとえば、fish and chips は「フィッシュ・アンド・チップス」とはっきり聞こえるとは限りません。自然なスピードでは、and が弱くなり、「フィッシュンチップス」のように聞こえます。

cup of tea も、「カップ・オブ・ティー」ではなく、「カッパティー」に近く感じます。

canとcan’tは特に注意

英語学習者がつまずきやすいのが、can と can’t です。

can は文中で弱く読まれやすく、かなり短く聞こえます。一方で、can’t は否定なので、文の中で強く読まれることがあります。

ただし、アメリカ英語とイギリス英語でも聞こえ方が違いますし、話者によっても差があります。そのため、can と can’t は単語だけで判断するより、文全体の意味や後ろに続く動詞も含めて聞く必要があります。

聞き取りのコツ:弱くなる単語を先に知っておく

弱形・ウィークフォームを聞き取るコツは、弱くなりやすい単語を先に知っておくことです。

特に、toofandcanhaveforathe あたりは、辞書で覚えた音のまま出てくるとは限りません。

リスニングで聞こえなかったときは、「知らない単語が出てきた」と考える前に、「知っている単語が弱く読まれているだけかもしれない」と考えてみてください。これだけでも、リスニングの見え方が変わります。

変形・フラッピング:tやdがラ行に近く聞こえることがある

waterのtが軽く弾む音に変化し、フラッピングでラ行に近く聞こえることがあると説明する図解

変形にはいくつかありますが、日本人学習者が知っておきたい代表例がフラッピングです。

フラッピングとは、主にアメリカ英語などで、tやdが母音に挟まれたときに、舌先を軽く弾くような音になる現象です。

日本語話者には、「ラ行」や軽い「ダ行」のように聞こえることがあります。ただし、本当に日本語のラ行と同じ音になるわけではありません。あくまで「ラ行に近く聞こえることがある」というイメージです。

フラッピングの例

文字聞こえ方の目安
waterウォーラーに近い
betterベラーに近い
get itゲリッに近い
let itレリッに近い
I did itアイディリッに近い

たとえば、water はアメリカ英語では「ウォーター」ではなく、「ウォーラー」に近く聞こえることがあります。better も、「ベター」ではなく「ベラー」に近い音に感じることがあります。

聞き取りのコツ:tはいつもタ行とは限らない

フラッピングは、最初から「tは必ずタ行で聞こえる」と思っていると聞き逃しやすいです。

特にアメリカ英語では、母音に挟まれた t や d が、軽いラ行のように聞こえることがあります。ただし、これは地域差や話し方の差があります。

すべての英語で必ず起きるわけではないので、「アメリカ英語では、tやdがラ行っぽく聞こえることがある」くらいに理解しておくのがちょうどいいです。

音声変化を聞き取るための練習法

ヘッドホンとノートを使って英語音声を聞き、スクリプトを確認して音読練習する流れを示すフラットデザインのイラスト

音声変化は、知識として覚えるだけでは不十分です。

「連結がある」「脱落がある」と知っていても、実際の音声で聞き取れなければリスニング力にはつながりません。大事なのは、音声とスクリプトを照らし合わせて、「ここで音がつながっている」「ここで音が弱くなっている」「ここで別の音に近づいている」と確認することです。

ステップ1:短い音声をスクリプトなしで聞く

まずは、スクリプトを見ずに短い音声を聞きます。

いきなり長いニュースや映画で練習する必要はありません。最初は、1文〜3文くらいの短い音声で十分です。むしろ短い音声の方が、音声変化を細かく確認しやすいです。

聞き取れなかった部分があれば、ざっくりメモしておきます。

ステップ2:スクリプトを見て音のズレを確認する

次にスクリプトを見ます。

ここで大事なのは、ただ答え合わせをするだけで終わらせないことです。スクリプトを見ながら、どこで音がつながっているか、どこで音が弱くなっているか、どこで別の音に近づいているか、どの単語が聞こえなかったかを確認します。

できれば、音声変化が起きている場所に印をつけるのがおすすめです。

例:

pick_it_up
fish_and_chips
did_you

こうやって目で見える形にすると、「文字」と「音」のズレがつかみやすくなります。

ステップ3:ディクテーションで弱点を見つける

ディクテーションは、聞こえた英語を書き取る練習です。

音声変化が起きている部分は、最初はなかなか書けません。でも、それでOKです。大事なのは、完璧に書き取ることではなく、自分がどこを聞き取れていないのかを見つけることです。

たとえば、毎回 and が聞こえないなら、弱形・ウィークフォームが苦手かもしれません。did you や would youが聞き取れないなら、同化に慣れていない可能性があります。

聞き取れない場所がわかれば、練習すべきポイントも見えてきます。

ステップ4:オーバーラッピングで音の流れを体に入れる

オーバーラッピングは、スクリプトを見ながら、音声に重ねて読む練習です。これは音声変化の練習と相性が良いです。音のつながりや弱く読む場所を、自分の口で確認できるからです。

たとえば、pick it up を「ピック・イット・アップ」と区切って読むのではなく、音声に合わせて「ピキタップ」に近い流れで読んでみます。

自分で言える音は、聞いたときにも認識しやすくなります。ただし、「自分で発音できれば必ず聞き取れる」というほど単純ではありません。それでも、発音練習がリスニングに役立つのは確かです。

ステップ5:慣れてきたらシャドーイングする

シャドーイングは、音声を少し遅れて追いかける練習です。効果的な練習ですが、初心者がいきなりやると難しいです。

音声変化を知らない状態でシャドーイングをすると、ただ音を追いかけるだけになりがちです。まずは、聞く、スクリプトを見る、音声変化を確認する、オーバーラッピングする、シャドーイングする、という順番がおすすめです。

聞き流しだけでは気づきにくい

英語に触れる時間を増やすことは大事です。

ただ、音声変化に慣れていない段階で、ただ聞き流すだけだと「どこが聞こえていないのか」に気づきにくいです。

リスニングが苦手なうちは、音声を聞く、スクリプトを見る、音声変化を確認する、もう一度聞く、自分でもまねして読む、という流れを大切にした方が伸びやすいです。

スタディサプリENGLISHで音声変化は練習できる?

音声変化を独学で練習する場合、教材選びも大事です。

英語音声だけを聞ける教材はたくさんあります。ただ、音声変化を意識して練習できる教材は意外と限られます。

以前私が使っていたスタディサプリENGLISH日常英会話コースでは、音声変化のみを学習できるプログラムがありました。

リスニング 音声変化

スタディサプリENGLISHのように、音声を聞いてディクテーションし、スクリプトで音声変化を確認しながら音読を繰り返せる教材は、音声変化の練習と相性が良いです。

音声変化は、説明を読んだだけでは身につきません。実際の音声を聞いて、「あ、ここがつながっている」「ここが弱くなっている」「ここが短くまとまっている」と確認する必要があります。その意味で、アプリで短い音声を繰り返し練習できる環境は便利です。

現在のスタディサプリENGLISHには、目的別に次のようなコースがあります。

  • TOEIC® TEST対策コース
  • 新日常英会話コース
  • ビジネス英語コース

TOEICのリスニング対策もしたいならTOEIC® TEST対策コース、日常英会話を中心に学びたいなら新日常英会話コース、仕事で英語を使いたいならビジネス英語コース、というように目的で選ぶとよいと思います。

ただし、コース名や講座内容は変わることがあります。申し込み前には、必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。

公式サイトはこちら↓

スタディサプENGLISH 新日常英会話コース

スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースはこちら→→→スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース(7日間無料体験あり)

よくある質問

英語の音声変化とは何ですか?

英語の音声変化とは、単語が文の中で読まれるときに、音がつながったり、弱くなったり、別の音に近づいたりする現象です。たとえば、pick it up が「ピック・イット・アップ」ではなく、「ピキタップ」のように聞こえることがあります。

英語の音声変化にはどんなルールがありますか?

学習者向けには、主に次の6つに分けると理解しやすいです。

  • 連結・リンキング
  • 脱落・リダクション
  • 同化・アシミレーション
  • 短縮・コントラクション
  • 弱形・ウィークフォーム
  • 変形・フラッピング

教材によって分類は少し違いますが、リスニング対策としてはこの6つを押さえておくと役立ちます。

リエゾンとリンキングは同じ意味ですか?

日本の英語学習では、リエゾンとリンキングが近い意味で使われることがあります。どちらも、単語と単語の音がつながって聞こえる現象を指すことが多いです。

英語学習者としては、まず「単語の切れ目で音がつながること」と理解しておけば大丈夫です。

音声変化を知らないとリスニングは伸びませんか?

音声変化を知らなくても、英語をたくさん聞いているうちに慣れる人もいます。ただ、音声変化を知っていると、聞き取れなかった理由を分析しやすくなります。

「知らない単語だから聞き取れなかった」のか、「知っている単語だけど音が変化していたから聞き取れなかった」のかを分けられるからです。その意味で、音声変化はリスニングを効率よく伸ばすために知っておきたい知識です。

音声変化は発音練習にも必要ですか?

必要です。

音声変化は、聞き取るためだけでなく、自然な英語に近い発音で話すためにも役立ちます。ただし、最初からネイティブのようにすべての音声変化を再現しようとしなくても大丈夫です。

まずは聞き取れるようになることを優先し、慣れてきたら自分でも少しずつまねしていくとよいです。

ディクテーションとシャドーイングはどちらを先にやるべきですか?

初心者の場合は、ディクテーションやスクリプト確認を先にした方がやりやすいです。

シャドーイングは音声を追いかける練習なので、音声変化を知らないままやると難しく感じやすいです。まずは、聞く、書き取る、スクリプトを見る、音声変化を確認する、音読する、シャドーイングする、という順番がおすすめです。

音声変化の教材やアプリは必要ですか?

必須ではありません。ただ、音声変化は実際の音声とセットで学ぶ必要があります。

そのため、音声・スクリプト・解説がそろっている教材やアプリがあると練習しやすいです。独学する場合でも、短い音声を使って、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認する練習をすると効果的です。

まとめ:音声変化を知るとリスニングの見え方が変わる

英語のリスニングで、「本当にこれ発音してるの?」と思うことがあります。でも、それは気のせいではありません。

英語は単語を1つずつはっきり読むのではなく、文の中で音が変化します。この記事では、連結・脱落・同化・短縮・弱形・変形の6つに分けて解説しました。

音声変化を知っただけで、すぐに英語が全部聞き取れるようになるわけではありません。でも、聞き取れなかった原因を分析できるようになります。これはリスニング学習ではかなり大きいです。

スクリプトを見て「知っている単語なのに聞き取れなかった」と感じたときは、ぜひ音声変化を疑ってみてください。その単語は、発音されていなかったのではなく、つながっていたり、弱くなっていたり、別の音に近づいていたりしただけかもしれません。

焦らなくて大丈夫です。まずは短い音声を使って、スクリプトと音のズレを確認するところから始めてみてください。「なんで聞こえないんだよ」と思っていた音が、少しずつ整理されていくはずです。

英語の勉強法全体については、こちらの記事でもまとめています。

関連記事:英語の勉強法まとめ

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