新5000円札の肖像に選ばれている津田梅子氏は、かの有名な津田塾大学(当時は女子英学塾)を創設した人です。(1900年に)
ですから女性の教育に大きく貢献した人として評価されており、今回新5000円札の肖像に選ばれたのですな。
で、そんな津田塾大学ですが、一部では「Fラン大学」と呼ばれるほどに偏差値は低くなってしまっています。かつては津田塾大学は偏差値65を超えていました。しかしいまでは偏差値が50を切っているのですね。あらら、もうそこまで勉強しなくても入学できちゃいそうな偏差値。
私も特に考えることなく「かつてすごかった大学が落ちぶれたんやなぁ」くらいに思っておりました。そんなところにこんなコメントがXに流れてきました。
優秀な女子が女子大ではなく男子と同じように東大や早慶へ行けるようになり、女子大の偏差値が落ちた。それこそ津田梅子が目指した社会に近づいている証で、津田梅子はきっと喜んでいると思う。
https://x.com/nyan06822207/status/1808424476977381809
「女性の高等教育」という役目を終えた津田塾大学
「大学は男が行くものだ」と言われた時代がありました。
いまの感覚で言うと「なにそれ?女性も大学行っていいでしょ!」と誰もが思うはずです。
ほとんどの人がそう思えるような社会を目指すことが、津田梅子氏の考えだったのではないでしょうか。
そしてその時代が来ています。女性でも大学に普通に行ける時代になっています。頭のいい大学に行ったらお嫁に行けなくなるぞ!なんてことも言われなくなりました。
教育を受けたい女性は、もうわざわざ津田塾大学を選ぶ必要はありません。男と同じように、東大でも京大でも、慶應でも早稲田でも、好きなところに行けばいいのです。
言うなれば、津田塾大学は女性の大学進学への礎を築き、理念を実現させ、時代の役目を終えたのかと。
優秀な女子が女子大ではなく男子と同じように東大や早慶へ行けるようになり、女子大の偏差値が落ちた。それこそ津田梅子が目指した社会に近づいている証で、津田梅子はきっと喜んでいると思う。
https://x.com/nyan06822207/status/1808424476977381809
このXの言葉、沁みますねー。
あとは役目を終えた組織がどうなるのかが気になるところですね。潔い終わりを見せてくれるのか、利権とか補助金にまみれたクソ組織(たとえば、今の時代でいうとライドシェアを拒み続けるダクシー業界とか)に成り下がってしまうのか。どうなることやら。
それでは!
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