スタディサプリ高3スタンダートレベル英語、文法編の「第20講 副詞・語法1」の授業内容を整理しました。
この授業が役立つ人:
- 副詞の位置を感覚で決めてしまっている
- say と tell の使い分けが曖昧
- suggest の後ろの動詞が「原形になる理由」がわからない
- 整序問題や正誤問題で語法ミスが多い
上記に当てはまる場合、この20分の授業で弱点を補強できます。
✅この授業で学べる3つの重要事項
- 副詞の判別と位置のルール(特に「位置が決まっている副詞」)
- say型の語法(tell型との決定的な違い)
- suggest型の語法(仮定法現在の理解)
以下、授業の要点を復習用にまとめます。
1. 副詞の基本ルール
まずは副詞からみていきます。
1.1 副詞が修飾するもの
副詞は「名詞以外」を修飾します。
- 動詞を修飾:He runs quickly.
- 形容詞を修飾:She is very kind.
- 副詞を修飾:He works extremely hard.
- 文全体を修飾:Fortunately, we arrived on time.
(ちなみに、名詞を修飾するものは形容詞です)
1.2 形容詞と副詞の判別
lyにも形容詞と副詞があって分かりづらいです。
-ly がついた単語の判別法:
| 形容詞 | 副詞 | |
| 文中での役割 | Cになる | Mになる |
| 修飾するもの | 名詞を修飾 | 名詞以外を修飾 |
| -ly | 名詞+ly / 動詞+ly 例: friendly(友好的な) costly(高価な) timely(タイムリーな) | 形容詞+ly 例: basically(基本的に) clearly(明確に) quickly(素早く) |
基本的にlyがついたら99%副詞です。
実践的な判別法: 「-ly を取った語が名詞なら形容詞、形容詞なら副詞」と覚えておくと、迷わなくなります。
例外的なケース: lovely / lively / deadly / ugly などは形容詞+lyの形ですが形容詞として使われることもあります。ただし、これらは少数派です。
よくある間違い例:
× He is a friendlily person.(friendlyはすでに形容詞なので-lyは不要)
○ He is a friendly person.
1.3 名詞と混同しやすい副詞
次にあげるものは名詞っぽいけれど副詞の代表例です。
- home
- here
- there
- abroad
などです。
副詞なので前置詞とセットで使うのはNGです。(例:go homeとは言うけれど、go to homeとは言わない)
○ I went home.
× I went to home.
○ She lives abroad.
× She lives in abroad.
2. 副詞の位置
続いて、副詞の位置についてみていきましょう。
2.1 基本的に副詞はどこにおいてもいい
副詞は基本的に文中のどこにおいてもOKです。しかし、例外もあります。
置く位置が決まっている副詞のパターンは、3つに分けられます。(位置が決まっている副詞こそが入試で問われます。)
- 頻度の副詞
- わがまま副詞
- enough
それぞれみていきましょう。
2.2 頻度の副詞
頻度を表す副詞は、置く位置が決まっています。
頻度の副詞とは次のようなやつです↓
- always
- usually
- often
- sometimes
- seldom
- rarely
などです。
これらは以下の位置に置きます:
- be動詞の後ろ:He is always late.
- 一般動詞の前:She usually goes to bed early.
- 助動詞の後ろ:I have never seen him.
※関先生の授業では「否定語 not と同じ位置」という覚え方が紹介されています。
2.2 わがまま副詞5つ
関先生が命名した「わがまま副詞」は、語順を変えてしまう特殊な副詞です。
- so
- as
- too
- how
- however
※「わがまま副詞」は関先生の授業での呼び方です。一般的な文法書では「程度を表す副詞の特殊な語順」などと説明されます。
これらの副詞はわがままでして、文を変えます。たとえば『She is a great singer』という文に、副詞を入れることを考えてみましょう。
通常の副詞(very)の場合:
She is a very good singer.(語順そのまま)
わがまま副詞(so)の場合:
× She is a so good singer.
○ She is so good a singer.
なぜこうなるのか? → so が形容詞(good)を強く修飾したいため、形容詞を引き連れて冠詞(a)の前に出てしまうからです。
整序問題での応用: このルールを知っていると、以下のような問題で迷わなくなります。
問題:並び替えなさい
[ so / a / beautiful / is / it / place ]
答え:It is so beautiful a place.
2.3 enough
enough は後ろから修飾します。
○ He is kind enough to help me.
× He is enough kind to help me.
○ She is rich enough to buy it.
3 まぎらわしい副詞
形は似ているが意味が大きく異なる、「まぎらわしい副詞」を整理します。
| 基本形 | 意味 | -ly形 | 意味(注意!) |
|---|---|---|---|
| hard | 熱心に / 硬い | hardly | ほとんど〜ない(準否定) |
| late | 遅く | lately | 最近 |
| high | 高く | highly | 大いに / 非常に |
| near | 近くに | nearly | ほとんど |
| short | 短く | shortly | まもなく / すぐに |
特に重要:hardly
hardly は準否定語なので、文脈で「ほとんど〜ない」と訳します。
I could hardly believe it.
→ 私はそれをほとんど信じられなかった。
よくある間違い例:
× He worked hardly.(彼は熱心に働いた、と言いたい)
○ He worked hard.
hardly を使うと「ほとんど働かなかった」という意味になってしまいます。
4. 語法:say型と suggest型
ここからは動詞の語法です。特に「人に〜と言う」系の動詞の使い分けが重要になります。
4.1 tell型の復習
tell型は以前学びました。tell型の動詞を覚えておけば、一網打尽なのです。
tell型の仲間: remind / convince / inform など
ただし inform のみ例外: inform は「to V」の形を取りません。
○ I informed him of the news.
○ I informed him that the meeting was canceled.
× I informed him to attend the meeting.
| tell 人 of 〜 (人に〜について話す) | tell 人 that 〜 (人に〜だと言う) | tell 人 to V (人に〜するよう言う) | |
| tell | |||
| remind | |||
| convince | |||
| persuade | |||
| warn | |||
| inform | ここだけ存在しない |
4.2 say型の語法
tell型と同様に、同じカタチをとる動詞を一気に覚えていきましょう。
tell型との最大の違い:人に言うときに「to」が必要
○ He told me that he was tired.(tell型)
× He said me that he was tired.
○ He said to me that he was tired.(say型)
say型の主な動詞3つ:
| 動詞 | 構文 | 意味 |
|---|---|---|
| suggest | suggest (to 人) that 〜 | 人に〜と提案する |
| explain | explain (to 人) that 〜 | 人に〜と説明する |
| apologize | apologize to 人 for 〜 | 人に〜のことで謝る |
※ apologize のみ that 節ではなく for を取ります。
よくある間違い例:
× He suggested me that we should leave early.
○ He suggested to me that we should leave early.
○ He suggested that we should leave early.(to me を省略)
× She explained me the rule.
○ She explained the rule to me.
4.3 suggest型:仮定法現在
say型にもsuggestは使われていましたが、suggest にはもう一つ重要なルールがあります。
suggest型のカタチは↓
- S suggest that s 原型
- S suggest that s should 原型
なぜ原形になるのか? →「提案・要求・命令」は、まだ実現していない内容だからです。仮定法現在という形で、「〜すべきだ」というニュアンスを表します。
suggest型のカタチをとる動詞は『命令形』の動詞です。
この構文を取る動詞グループ:
| カテゴリ | 動詞 |
|---|---|
| 提案(弱い命令) | suggest・propose(提案する)/recommend(勧める)/advise(忠告する) |
| 主張 | advocate(主張する) |
| 要求 | 要求:insist・request・require・demand(要求する)/ask(頼む) |
| 命令 | order・command・urge(命じる) |
| 決定 | decide・determine(決定する) |
*よく出るもののみ太字にしています。
入試での応用:
選択肢に「三単現のs付き動詞」と「原形動詞」が並んでいたら、前の動詞が上記のグループなら迷わず原形を選びます。
問題:空欄に入るものを選びなさい。
The teacher suggested that he ( ) more carefully.
A. studies B. study C. studied D. will study
答え:B(suggest の後ろは原形)
この授業を受けるべき人
✅ こんな人におすすめ
- 副詞の位置を「なんとなく」で決めている
- 整序問題で「so good a singer」のような語順に戸惑う
- suggest / explain / apologize の使い分けが曖昧
- 「He suggested me that…」を正しいと思っている
- suggestの後ろがなぜ原形なのか説明できない
📊 難易度
高3スタンダードレベル(偏差値50〜60程度)
基礎的な文法知識がある前提で、入試頻出の「細かいルール」を整理する内容です。
まとめ:この授業で得られる3つの力
- 副詞の位置ミスをなくせる
- 頻度の副詞、わがまま副詞、enoughの位置が明確になる
- 語法問題の正答率が上がる
- say型(to必須)とtell型(to不要)の区別がつく
- 仮定法現在を理解できる
- suggest系の動詞の後ろで、なぜ原形が使われるのかわかる
これらは知識として「知っているか知らないか」で差がつく分野です。
曖昧なまま放置せず、この20分で一気に整理してしまうことをおすすめします。
次のステップ
この授業内容に不安を感じた箇所があれば、実際に動画を視聴して関先生の説明を聞いてみてください。
活字で読むより、授業を聞いた方が「なぜそうなるのか」の理解が深まります。
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関連する参考書: カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業
補足:記事の正確性について
本記事で扱った文法事項は、英文法の標準的なルールに基づいています。
- 副詞の位置ルール
- say型・tell型の語法
- 仮定法現在(suggest型)
これらは高校英文法の範囲内で、入試でも頻出の項目です。
授業の進め方や説明のニュアンスは関先生独自のものですが、文法事項そのものは普遍的な内容となっています。


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