「灘→東大理Ⅲ」の3兄妹を育てた母の秀才の育て方を読みました。
すごく興味深い話が多々あったので、これから何記事かは佐藤ママの『秀才の育て方』について書いていきます。
「もともとの脳みその作り方が違うんだろ」という考えは捨てて読むと、きっと子育てのためになりますよ〜!!
佐藤ママの子育ての考え
佐藤ママこと佐藤亮子さんは、3人の兄弟と長女、計4人を育てるママさんで、子ども全員を東大に入学させたスーパーママさんです。
「どうやって子ども全員を東大に入学させたのか?」が気になるところですよね。
それは佐藤ママが『佐藤式勉強法』というものを確立させたからです。
佐藤式勉強法は『勉強を教えるのではなく、勉強のやり方を教える』というものです。
一流の予備校講師が言いそうな発言です笑。
この考えについては私も完全同意で、正しい勉強のやり方さえ学べば、子供はどんどん自分で勉強していくものなんですね。
逆に言えば、『勉強とは教えられるものだ』という態度をとっている子供は、成績は伸び悩みます。
勉強に対して受け身の態度をとっているようでは、それは勉強ではありません。
やっぱり今必要なのは、アクティブラーニングなのです。
能動的に勉強するアクティブラーニングこそが勉強の本質で、それを教えなくてはいけません。
しかし、それを教えることのできる教師はほとんどいません。
教科書通りに教えて「ここテストに出るから覚えるように」と、勉強をよりつまらないものにする授業ばかりなんですね。
『勉強を教える』のは学校でやってくれます。
だからこそ学校では教えてくれない『勉強のやり方』について親が子どもに伝えることはすっごく重要なんですね。
私は、すべての子どもに当てはまる「勉強論」があると思っています。
それは、勉強はしかるべき方法をとれば必ず結果が出るということ。
逆に言えば、勉強法を間違えば、いくら勉強しても成績は伸びないということです。
母親は子どもに対してすべての責任を持つ
この本を読んでいて一番びっくりしたのが佐藤さんの覚悟です。
「母親は子どもに対してすべての責任を持つ」ってなかなか言えない言葉ですよね。
ちまたでは、「自立、自立」と声高に叫ばれる風潮がありますが、子供の自立と親の責任放棄は全くの別物です。
この言葉にも共感しました。
子供の教育は学校に任せっきりの親のなんと多いこと。
教育者がよくいう言葉の1つに、「学校でどれだけ素晴らしい教育をしても、家庭があれじゃあダメなんだよね」的な言葉があります。
やっぱり家庭で過ごす時間が最も長くなります。
ということは、最も親の影響を受けてしまうんですよね。
良い影響も、悪い影響も。
「勉強しなさい!」と母親がテレビの前でお菓子を食べながら言っても、何の効果もないんです笑
そういうのを含めたのが親の教育だと思っています。
学ぶ喜びを与えよう
学歴社会の日本では、勉強ができることはかなりのメリットがあります。
勉強できれば、より多くの将来の可能性を得ることができます。
行きたい大学はもちろん、就職したい企業も、勉強ができればいける可能性が高まるでしょう。
また知識があれば人生をより豊かにできますしね。
だからこそ佐藤ママはこう言います。
学ぶことの楽しさを誰よりも与えることができるのが、お母さんという存在です。
テレビでおなじみの東進衛星予備校の林修先生は、その楽しさを与えてくれたのが、祖父祖母でした。
→→→『林修先生の頭の良い理由?林先生が祖父母から受けた幼児教育』
おじいちゃんやおばあちゃんが近くにいるのであれば頼ればいいですが、近くにいないと頼れませんよね。
そうであるならばやっぱり母親の役割は大きいと思います。
勉強だけではない
「東大に子供を入れるくらいだから佐藤ママは相当勉強を押し付ける人なんだろうな」と思うかもしれません。
しかし、そんなことはないようです。
子供は体育会系の部活に入り、練習や試合に張り切り、文化祭ではお笑いライブをしたりなど、まぁ普通の学生だったみたいです。
脳科学的にも運動と脳の関係は分かっているので、しっかりと体を動かした方が頭が良い子に育つことは分かっていることです(`・ω・´)”
佐藤ママの子供の接し方
それでは本を読んで「へ〜」と思ったところを書いていきます。
ちなみに、佐藤ママを真似ろ!というわけではないですからね!
テキパキした準備を見せる
こんなところも考えてるんだ〜と思ったのがコレです。
佐藤ママは子供の学校の準備をしてあげるのです。
例えば、カバンにお弁当とかを入れてあげてたんですって。
「え?それ過保護じゃない?」と思うでしょう。
私もそう思いました。
しかし佐藤ママ曰く、「親元を離れる18歳まではすべて親の責任、親の仕事だと考えています。」ということです。
こうすることで『テキパキした準備の仕方』を教えているそうです。
怒る前はシミュレーションを!
これはすごい!と思ったことが、『怒る前にシミュレーションをする』ことです。
つまり、感情的に怒らないように対策を打っておくということですね。
感情的に怒ってしまえば、ついつい余計なことまで言ってしまいます(´・ω・)
そうやって子供と母親の関係が悪くなる家庭もありますからね〜。
この情報はすっごく参考になると思うので是非取り入れてみてください!
NGワードを設定
佐藤家にはNGワードがあります。
- あとで!(子供の興味をなくさないようにすぐ対応)
- 勉強しなさい!(具体的にいう)
- こんなこともできないの(できない理由を一緒に探してあげる)
- お父さん(お母さん)は、〇〇が得意だった(子どもに自慢するのは意味がない)
- いつまで寝てるの!(成長期の子供が眠いのは当たり前)
いや〜、すごい。
本当にすごいです。
非日常をカップラーメンで作る
佐藤家ではポテチやカップラーメンは一切食べさせません。
しかし、普段食べさせないからこそ、特別な日には買ってあげていたのです!
例えば、テスト勉強で夜が遅くなった時に「カップラーメン!」という感じに特別感を出していたようです。
『特別感』があれば、モチベーションも上がりますからね〜。
本当に子供のやる気を出させるのがうまいお母さんだなぁと思います(`・ω・´)”
1日1時間は子供との時間を作る
この本を読んでいて、一番重要だと思ったのがこれです。
『1日1時間は子供との時間を作る』です。
共働きで忙しくても、交代で1日1時間は子供の勉強を見てあげましょうと佐藤ママは提案しています。
きっとそうやって子供の勉強の習慣は身につくのでしょうね。
ほとんどの子はそういう経験はないはずです。
子供を賢い子に育てたいのであれば、小さいうちから佐藤ママの提案する習慣を身につけた方がいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では『佐藤ママの子育て方』について書いてきました。
数回に分けてまだまだ佐藤ママの子育て法について紹介していきたいと思います。
だいぶ端折って書いているので、どうぞ佐藤ママの本を手にとって読んでみてください(`・ω・´)”
子育ての仕方をここまで徹底して考えているお母さんって少ないでしょうから、きっと参考になるはずですよ〜!!
ちなみに全部真似るってのは微妙なので、自分の家庭で合ってそうなものを取り入れてみてくださいね!
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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