相関関係でも子供に朝ごはんを食べさせた方が良い理由

教育
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子供に朝ごはんは食べさせてますか?

子供に朝ごはんを食べたさせた方がいいのか?というのは意外と議論の分かれるところですが、私は食べさせた方がいいと思っています。
その理由を今回の記事では書いていきます。

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因果関係では朝食を食べさせた方がいいかはわからない

まずは因果関係と相関関係の違いから。

「東大に入学した人のほにゃらら人に一人は水泳を習っています。」という言葉を聞いたこともあると思います。

じゃあプールを習ってたら、東大に入る確率が上がるのでしょうか?
そんなことないですよね。
東大に入ることと、プールを習うことに因果関係はありません。

こういう関係のことを相関関係といいます。

じゃあこのデータについてはどう思いますか?

文部科学省が小・中学生を対象に合計224万人もの大規模な調査を行いました。
それは『朝食と学校の成績との関係性』です。

このデータを集めてグラフにすると、結果は一目瞭然。
「朝食を食べていない子どもは成績が悪い」という事実がわかったのです。

毎朝、朝食を食べて学校に行く子どもたちは、国語、算数(数学)のどちらもで成績が高いのに対し、朝食を食べていない子どもたちの成績は低かったのです。

しかもこのデータでは、

  • 毎日食べている
  • どちらかといえば食べている
  • あまり食べていない
  • 全く食べていない

という4段階の質問でしたが、上の質問ほど成績が高く、下の質問ほど成績が低いという綺麗なグラフになったのです。(引用:平成20年度文部科学白書 第2部 第1章 第2節)

朝食と学力の関係性

朝食と学力の関係性

学力と朝食の関係性がわかりましたが、これは相関関係になります。

だから、先ほどの東大とプールの関係性と一緒なのです。
プールを習えば東大に入りやすくなるのでしょうか?

相関関係は明確な理由がわからないんですね。
だからこのデータを見て、このように反論する人がいます。

子供にきちんと朝食を食べさせる親なのだから、学校の宿題もちゃんとやらせてるんじゃないの?」と。

正直な話、これを言われちゃうと相関関係では手も足も出ないのです。
明確な理由がわからないので、「それも一理ある!」ってなっちゃうんですね笑

当たり前のことですが、学校の成績の良し悪しは朝食だけでは決まりません。
そこには複数の要因が絡み合っているのです。

何が言いたいかというと、「朝食と学力には相関関係で因果関係ではない!つまり子供に朝食を食べさせる意味はない!」と言うのはちょっと微妙な気がするんですよね。

確かな原因を特定したわけではありませんが、これだけの相関関係が出ているのであれば、朝食を食べさせた方がいいのではないでしょうか?
もちろん朝食を食べたからといって、学校の成績が上がるとは限りませんがね(´・ω・)

でもとりあえず試してみるという姿勢が大切だと思います。
朝食を食べて調子が良くなるのなら続けてみて、朝食を食べて調子が悪くなればやめればいいだけのことですから!

ということで、今回の記事は以上になります!

ちなみに、「朝食はどんなのがいいの?」という質問にお答えしておくと、『炭水化物+タンパク質』が良いとされています。
なぜこれがいいかというと、体内時計がリセットされるからです。(時間栄養学という学問から)

1日の長さと人間の1日の体内時計って若干ずれているんですね。
だから放っておくと少しずつずれていきます。

これをリセットするのが、日光と朝食になります。

また、タンパク質は魚油を含んだものがいいので、サケ、サンマ、イワシ、マグロが最適になります。
だから白ご飯と魚を食べる和食って最高の組み合わせなんですね。(なぜ魚油がいいかというと、オメガ3という脂質がたっぷりだからです。オメガ3はDHAやEPAのことです。オメガ3について詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください→→→摂取すべき油(脂質)、控えるべき油をまとめてみた

文化的にも、科学的にも和食は体にとってもいいんですね〜。

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