知識 vs 考える力?これからの教育で求められるアクティブラーニング

知識 vs 考える力?これからの教育で求められるアクティブラーニング 教育
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今ままで『学力』として重要視されてきたものは『知識』です。大学受験をしてきた人はわかると思いますが、センター試験なんてまさにそうですよね?

 

いかに多くの知識を詰め込んで、全教科で9割近くの点数に近づけていくかが勝負の試験です。ですが、これからの『学力』は変わりつつあります。『考える力』が重視されつつあります。

 

このページでは、『これから求められるアクティブラーニング』について書いていきます。

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1 なぜ考える力が重視されているのか?

センター試験の通り、今までは学力というものは『考える力(思考力)より知識』が重視されてきました。しかし、これからは『知識より考える力』が重視されるようになります。

 

その理由は、知識などはGoogleに任せてしまえばこと足りてしまうような時代になったからです。どれだけ記憶力が優れていたとしても、電子辞書に知識量は負けてしまいますし、Googleを使えば5秒もあればほとんどの知識は検索できてしまいます。Googleが存在する時代においては知識の有用性が下がってしまったのです。

1.1 20世紀の教育と21世紀の教育の違い

今までの教育は20世紀型の教育で、日本が成長している時に適した教育でした。多くの工場労働者が必要だったので、素早く機械の扱いを覚える人材が求められていたのですよ。だからセンター試験のような暗記重視、知識重視の試験が重宝されていました。

 

しかしこの21世紀になると日本の成長は止まり、成熟社会へと移行していきました。テクノロジーもどんどん進化し、今までは5人で動かしていた機械も1人で動かせるようになりました

 

そんな社会で求められる人材は、当然ながら『素早く機械の扱いを覚える人材』ではありません。『答えのない問いを考え続ける力』を持つ人材が求められているのです。

1.2 変わる大学入試

知識(暗記)重視のセンター試験がとうとう2020年に変わります。変わると言ってもどのくらい変わるのかはまだ分かりませんが、『考える力』を重視する方向に行くのは間違いありません。

 

【大学入学共通テストについて】センター試験からどう変わる?

1.3 なぜゆとり教育は失敗したのか?

実を言うと、知識より考える力を重視しようとした流れは過去にもありました。それが世間の評価がすこぶる悪い『ゆとり教育』と言うやつです。ただ、時代の先見性はあったのです。

 

しかし、大きな問題が2つありました。

  1. 教師が考える力を教えることができないこと
  2. センター試験が相変わらず知識重視の試験だったこと(結局最後の試験が知識重視なので、「考える力を育もう!」とはならない)

ここがダメでゆとり教育は失敗しました😱

考える力にも知識にも中途半端に時間を使い、どちらも微妙になってしまったのが『ゆとり世代』なのです。この反省を踏まえなければ同じ失敗を繰り返すだけになります。

2 アクティブラーニングとは?

今注目されているのが『アクティブラーニング』です。アクティブラーニングとは、生徒が能動的に授業に参加することです。今までの授業は教師の一方的に知識を与える授業でしたが、これを変えて、ディスカッションなどを取り入れていきます。

 

アクティブラーニングを積極的に取り入れている中学校では、授業中にスマホを使い、質問などはスマホで行います。手を上げなくてもいいので、気軽にできるに質問できるようになっているのですよ。

 

このようにITの技術を取り入れることで、授業の質が高くなります。今まで恥ずかしくてできなかった質問が、誰でも気軽にできるようになることは、とても良いことですね👍

1.1 アクティブラーニングが活きる時

アクティブラーニングが重要といっても、ただ生徒同士にディスカッションをさせておけばOKという単純な話ではありません。アクティブラーニングがうまく機能するためには、基礎学力が必須条件なのです。

 

知識がないのにディベートしたって、質の低いおしゃべりみたいなものになってしまいます。例えば「これからのトランプ政権と安倍政権について考えてみよう」、というお題があったとしても、アメリカの政治や現状の世界の情勢、アメリカと日本の関係性などなどを知ってないと、「トランプはツイッターでひどいことを言っている!」みたいな幼稚な話し合いにしかなりません😅

 

アクティブラーニングは必要ですが、今までのように知識を与える授業も必要です。どちらも必要なのです。

 

これを上手に組み合わせていけることが、これからの教師に求められることです。。これができないと・・・ゆとり教育と同じ道を辿ってしまいます🤢

おわりに

今回の記事では『変わる学力』について書いていきました。

それでは今回の記事を簡単にまとめます。

  • 知識や暗記力を重視する時代は終わった
  • AIやロボットなどのテクノロジーの進化は確実なのだから、来たる未来への教育を子どもに与えるべき
  • 答えのある問いだけでなく、答えのない問いも子どもに考えさせる
  • アクティブラーニングが活きるのは十分な基礎学力が身についているとき

それでは!

 

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