世間一般的に言われる“勉強”は答えのある問いに答えること

世間一般的に言われる“勉強”は答えのある問いに答えること 教育
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高学歴ワーキングプアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

一流大学を卒業しても、いわゆるフリーターや非正規社員、ニートになっている人たちのことです。なぜ一流企業どころか、公務員や会社員として働くことができないのでしょう?

一流の高校に入学し、一流の大学を卒業したら、一流の会社に入社することができて、将来安泰プランじゃなかったの?

そう思われる方も多いかもしれません。日本がどんどん経済成長していた時代は、そのプランでも成り立っていましたが、経済成長が止まった今、そのプランでは人生を通用しません。(もちろん一流大学を卒業すれば、一流企業に就職できる確率は高くなります。でもそれだけじゃない世の中になっています。)

入社したら一生安泰だと思われていた大手家電メーカーが軒並み厳しい現状を、新聞やニュースは報道していますよね?こんな先行きが読めない世の中で、子育てや教育をどうしたら良いか迷われるご両親の方は多いです。

この記事では、『これから必要になる教育のあり方』ついて書いていきたいと思います。

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答えのある問いに答える世界

学生時代に勉強することは、ほとんどが『答えのある問い』についてです。つまり、勉強というものは、『答えのある問いで正解を出す力を養うこと』です。

でも、実際の世の中では『答えのない問い』がいくらでもあります。

  • 選挙で誰を選ぶか?
  • 家を建てるべきか?
  • この人と結婚するべきか?
  • 仕事はこのままでいいのか?
  • 人間関係を良好にするには?

などなど。

学校から一歩社会に出ると、『答えのない問い』だらけになります。

受験勉強のような『答えのある問い』だけで社会が構成されていると思い込んでしまえば、現実の世界で、『答えのない問い』に対しては思考停止状態になり、社会では馴染めなくなってしまいます。

こうなるといくら勉強ができても、一流大学を卒業したとしても、高学歴ワーキングプアになってしまうのです。

今問題視されていることは、このような勉強に対しての弊害についてです。

受験勉強は必要ないのか?

受験勉強の弊害について簡単に説明しましたが、なら「受験勉強って必要ないの?」と思う方もいるかもしれません。

それに「受験勉強は知識の詰め込みだ!」と、受験勉強自体を非難する人もいるかもしれません。

しかし、

ある一定以上の受験勉強は必要だし、知識も必要です。

「受験勉強しさえすれば、一流大学に入りさえすれば、それで人生は安泰だ」と、そうは思ってはもらいたくありません。

勉強のためだけに、友達と遊ぶ時間を奪ったり、運動する時間を奪ったりと、“勉強至上主義”の考えをやめてもらいたいのです。

テレビに出演している一流大学に在籍しているけど、“コミュニケーション能力がちょっと・・・”という人がいますが、あれが勉強させすぎの弊害になります。(もちろん本当の天才ならばコミュニケーション能力がなくても良いと思いますが、万人にその生き方を目指せと勧めることはできませんよね?)

日本の企業が学生に求める能力ランキングというのを見たことがあるでしょか?

数年間連続で1位がコミュニケーション能力です。

子育てをしているご両親は知っておくべきことで、いくら勉強ができたとしても、働くことは人と人との関係性であり、企業は今コミュ力を求めています。

それはなぜか?

コミュ力が低い人が増えているからです。

これから必要とされる力

と言っても、勉強が必要ではないとは言ってないことに注意してください。(しつこく言ってすいません)

では何のために勉強は必要なのでしょうか?

それについて書いていきたいと思います。

 

そもそもですが、

答えのない問いに対しては、どう向き合っていくべきだと思いますか?

それは、『できるだけ正しそうな答えに近づけること』です。100点満点の正解ではないだろうけど、70点以上は取れそうな答えに近づけていくことが、答えのない問いに対してのスタンスになります。

もっと現実的に言えば、

「失敗したとしてもできるだけ損失が少なくて済むように、そしてできるだけ利益が取れるように」

のスタンスです。

受験勉強は、合格か不合格かの0か100かですが、答えのない問いは違います。

できるだけ100に近づけるようにしなくてはなりません。そうであるならば、もし答えのある問いに対して答えを出せないような人が、答えのない問いに対して答えを出せるでしょうか?

分かりづらいかもしれませんので、もうちょっと分かりやすくすると、

必ず答えがある世界で、まずは答えを導き出す練習をしておきましょう!

というのが、『受験勉強の本質』で、つまるところ、訓練なのです。

社会という人生の本番を迎える前に、学生期間にたっぷりと練習(訓練)をしておこうぜ!ってのが学生時代の勉強なんですね。

そういう意味で、受験勉強は大切です。

変わりゆく世の中に対しての教育

暗記を重要視していた時代から徐々に変わりつつあるのは、肌感覚でわかっている人も多いと思います。

なぜかというと、 インターネットとAIとロボットの発達が顕著だからです。

覚えてないことでも、知らないことでも、Googleに尋ねればすぐ答えは分かります。Googleがない時代であるならば、『記憶力が良いこと』はとても重宝されていました。

でも、これからはそうではなくなります。

昔の日本では、工場労働者がたくさんいました。なぜなら、日本が工場で発展していたからです。

そのため、なるべく早く工場の機械の操作を覚えてくれる人が必要であり、教育現場では暗記を重要視していました。

でも今は、国外にどんどん工場を作り、外国の安い賃金で労働者を雇う時代になっています。

言い方を変えると、『誰かの指示通りに機械を操作できる人ならば、日本人じゃなくて労働賃金が安い外人にやらせる』ということです。

つまり、暗記教育ばかりをしていると、外国の安い労働力と競い合わなければならないので、消耗戦になってしまいます。

消耗戦を避けるためにはどうするべきなのか?

だからこそ、『暗記より思考力を大切にする時代』に、これからはより進んでいきます。

どれだけ答えのない問いについて「分かりません」じゃなくて、思考し続け、考え抜く力があるか?それを重要視していくのが、これからの時代です。

子どもを持つ親の方は、「一流大学に入ればそれでOK」という考え方ではなく、“思考力を養う”という観点を持って子育てをしていただけたらと思います

そうでないとAIやロボット、賃金の安い外国人労働者に仕事が奪われることになる未来を、我が子に与える確率が高くなります。

「この先、我が子の将来が不安」と感じるご両親の方々も多いと思います。ですが、これは考え方を変えるとすごく楽しい未来かもしれません。

どういうことかというと、『おもしろくない仕事や誰でもできるような単純作業は、ロボットやAIがやってくれるようになる』ということです。

だから、もっと面白くて想像力を問われるようなことに対して、時間を使うことができるようになるのです。

そう考えると楽しい未来ではないでしょうか?テクノロジーの発展は私たちには止めることはできません。

いくら未来を否定したってテクノロジーがさらに発達した未来はやってくるのです。だったら来たるべき未来を否定するだけではなく、受け入れ、楽しむしかありませんよね。

そのために今、『未来に対しての子どもの教育』が大切なのです。

非認知能力の大切さ

これから必要とされる能力の1つの例を挙げるとするならば、“非認知能力”と言うものがあります。

非認知能力とはテストなどで測ることのできない能力になります。例えば、

  • 努力ができる
  • 諦めない
  • 会話が得意
  • 友達を大切にできる

などなど、“今の受験勉強”で測定することはできない能力ですね。これらをしっかりと鍛えてあげることが子育てのカギになってくると思います。

先ほど、「企業はコミュ力を求めている」と書きましたが、まさにこれが非認知能力を求めている、ということです。

じゃあどうやって非認知能力を高めるのか?

それは、

  • 子供と一緒に遊ぶ
  • キャンプに行く
  • 旅行に行く
  • 運動する
  • ボランティアに参加する

などなど、勉強以外のことを一生懸命やることで非認知能力は強化されていきます。まぁ当たり前のことですよね。

しかし、当たり前のことを当たり前にやるのが難しい世の中ですから、ついつい「勉強が1番大切だ」という、周りの人の言葉に流されてしまうかもしれません。

もちろん勉強も大切ですが、勉強以外のことも大切なので、バランスよく子供の力を高める環境を作ってあげてください。

まとめ

今回の記事では『これからの教育のありかた』について書いてきました。

この記事を読んでくれた方々は『子どもの教育』に対して関心がある人たちだと思うので、何か心の中で響くものがあったのではないかと思います。

「これからの教育のあり方はこうだ!」とか、「私が子どもにやっている教育はこうです」みたいなのがあれば、教えていただけたらと思います。

今回の記事を簡単にまとめます。

  • これからはより『思考力』が問われる時代
  • テクノロジーがさらに発達した未来を防ぐことはできないのだから、来たるべく未来に対して備えよ

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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