正しい方向を向いて勉強する方法と、学力の決め手となる抽象化能力を高める方法

勉強の正しい方法 勉強法
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どんなことを覚えるにしても、必ず段階があり、その段階を丁寧に踏んでいくことが大切です。

例えば、ピアノを弾くにしても、「譜面を読む」「右手を動かす」「左手を動かす」の段階を追う必要があります。

初心者が全部を一度にやろうとしても、汚い雑音が流れるだけだし、譜面だけ読んでも、音は一向に聞こえてきません。

前段階として簡単な曲で譜面を読む練習、右手を動かす練習、左手を動かす練習がピアノの上達には必要不可欠になります。

ピアノの例と同じように、勉強にも段階があり適切な方法があります。

今回の記事は『勉強法』について書いていきます。

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正しい方向を向いて勉強する

どんなことでもそうなのですが、『正しい方向』を向いて努力をする必要があります。正しくない方向を向いて努力しても、自分が目標としているものには届きません。

例えば、英語力を上げることを目標として、そのために“単語”ばっかりを勉強したとします。

確かに、英語の語彙を増やすために単語を勉強することは必要なのですが、単語だけ勉強したとしても、英語力の向上は行き詰まってしまいます。

その理由は、英語力を上げるためには『文法』も『読解力』も『リスニング』も必要だからです。英単語を覚えることは、英語力を上げる1つの要素ですが、全てではありません。

単語だけを勉強する方法はちょっと方向がずれてるんですね。

正しい方向を向くための条件

英語を勉強したことある人なら、先ほど書いた、

  • 英単語
  • 文法
  • 読解力
  • リスニング

の4点が、英語力向上のために必要だということは言われなくてもわかると思います。

でもこれが数学なら?物理なら?法学なら?テニスなら?絵画なら?

新しく何かを学ぼうとするなら、『正しい方向を向くための知識』が必要になります。ここをおろそかにすると、誰かさんが適当に言った、

「これだけしておけばいいよ〜」

というあやふやな言葉に迷わされてしまいます。

幸いなことに学校で学ぶ教科については、正しい方向の向き方は分かっているので、予備校講師など各教科で著名な人が書いている参考書をチラッと見るだけでもかなり多くのことがわかります。

「友達が言ってた」とか、「友達の親が言ってた」とか、そういう素人目線の言葉ではなく、その道の“指導のプロの人の言葉”に耳を傾けてください。

参考書を見なくとも、複数の教師の意見を聞いてみるのも良いです。たくさんの人から話を聞き、それをまとめるだけでも『その教科を勉強する上での正しい方向性』がわかるはずです。

勉強の目的は抽象化能力を高めること

勉強において、子どもの教育の成功のカギは、『抽象化能力を高めれるかどうか?』だと思ってください。

「抽象化能力・・・?」

と、疑問に思うかもしれませんので、例を出します。

 

りんご、バナナ、みかん、の共通部分は“果物”です。

 

この『果物』を理解できることが抽象化能力になります。

『果物』さえ理解できれば、

  • ぶどう・・・?あぁ、果物ね
  • ドリアン・・・?あぁ、果物ね
  • ドラゴンフルーツ・・・?あぁ、果物ね

と、『果物』という言葉でたくさんのことをまとめることができるのです。

この抽象化というものを英語で表すと、

  • 名詞
  • 動詞
  • 前置詞
  • 関係詞

などです。

ここには動詞が使われるんだなと分かれば、haveでもbuyでもeatでも応用がきくようになります。

1を聞いて10を知るということは、『どれだけ高いレベルで抽象化能力を使いこなせるか?』が鍵になります。

抽象化能力についてなんとなく分かってもらえたでしょうか?念のためにもうちょっと例を出しますね。

  • 寿司、天ぷら、そば→日本食
  • アメリカ、日本、ドイツ→国名
  • Facebook、インスタグラム、ツイッター→SNS
  • 三角形、三角柱、円錐→図形
  • at、with、to→前置詞
  • y=2x、y=x+1、y=6x→一次関数

矢印の右側が抽象化したもので、後半につれて抽象化レベルが高くなっています。

最後の一次関数で言えば、一次関数さえ理解しておけば、矢印の左側の値がどれだけ変わろうと理解することができます。

これがモノゴトを抽象化する利点になります。

抽象化能力を高めることで、少ない知識で色々なことに応用がきくようになります

抽象化能力を高める方法

それでは抽象化能力を高める方法についてお話したいと思います。説明の前に、抽象化の『対義語』ってなんだと思います?

 

抽象化の対義語は、“具体化”です。

『果物→りんご』

というふうに、抽象化されたものの中から、一つの例を取り出すことを具体化と言います。

具体化することができなければ、いくら抽象化能力が高くても応用性に乏しくなってしまいます。

頭が良すぎる人の言葉ってわかりづらいじゃないですか?あれは言葉の抽象度を下げれず、具体的にできないからなんですね。(話の上手い人は、聞いてる人に合わせて抽象化度合いを変化させます。)

さて、話を戻して、

抽象化能力を高める方法は、『抽象化と具体化を行ったり来たりする』ことで高めることができます。

例えば、

「りんごは果物だなぁ。果物の中にはぶどうもあるな。ぶどうの中にも、巨峰やピオーネなどがあるな。」

というふうに、一度抽象化したものを、今度は自分が知っているものの中から具体化していくのです。

良い指導者は、この抽象化と具体化がとてもうまいです。

抽象的な話をしていて「生徒が分かってないな」と感じれば、すぐに具体化して分かりやすくします。全体を見せたり、部分を見せたり、巧みに思考を誘導してくれるんですね。

抽象化と具体化は地図のようなものです。

地図の縮尺を拡大しすぎたら細かいところがわからなくなるけど、目的の場所はわかりやすくなります。

反対に、縮小しすぎると細かいところはよくわかるようになるけど、目的地との距離がわからなくなります。

縮小と拡大をうまく組み合わせることで、全体と部分を把握することができるので、目的地まで効率よく移動することができるのです。

抽象化と具体化はそんな感じです。

他の抽象化能力の鍛え方としては、子どもが小さい頃から

  • AとBはここが似てる(類似)
  • AとBはこれが違う(相違)
  • AがあるからBが起こった(原因と結果)

などを、親が意識して子どもに教育していくと良いです。

例えば、水族館に行った時などに、「この魚とあの魚は、ここが似てるけど、あそこが違うね」など類似性と創意性を意識させたり、「飼育員がエサをあげたから魚が集まってきた」などの原因と結果を教えていくと抽象化能力を鍛えていけます。

また、それらを全て教えるのではなくて、「この魚とあの魚はどこが似てると思う?」と、子どもが考える時間を与えてあげることが大切です。

時間はかかるのでめんどくさいかもしれませんが、子供の頭を鍛えるために目一杯頭を使わせてあげてください。

こうすることで、モノゴトの共通部分や相違部分、関係性を見つける能力が高まります

まとめ

今回の記事では『正しい方向を向いて勉強する方法』と『抽象化能力の高め方』について書きました。

『抽象化能力』という概念を初めて知ったのであれば、なかなか理解しづらい内容だったかもしれません。理解を深めるために何度も読んでいただけたらと思います。

では最後に簡単にまとめをします。

  • 正しい方向を向いて努力を積み上げていくべき
  • 正しい方向の向き方は、複数の教師の意見を聞き、それらを整理して方向を決める(公立の教師よりは、予備校講師など指導力が高い人を参考にするべき。例えばテレビでおなじみの林修先生など)
  • 学力の決め手は『抽象化能力
  • 抽象化能力を鍛えるためには、抽象化と具体化を行ったり来たりすること
  • 質問力を高めて、子どもの抽象化能力が高くなるような質問をしてあげる

本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。

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