試験で高得点を取るためには予習と復習はどちらが大切?復習の効果的なタイミングを科学的に!

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予習と復習はどちらが大切?

試験で良い点を取るためには、予習と復習どちらが大切だと思いますか?

「予習の方が大切だ!」という先生の言うことは、無視してください笑
というのも、科学的には“復習の方が重要!”ということが分かっているからです。

ということで、この記事では『効果的な復習の方法』についてご紹介したいと思います。
学生さんは参考にしてみてください(`・ω・´)”

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復習の効果を上げるなら『分散学習』

学習には2つのパターンがあります。

  • 集中学習
  • 分散学習

です。

集中学習とは?

集中学習とは、時間を空けずに似たような問題ばかりを解くことです。
基本問題ができたら例題をゴリゴリといて、参考問題をゴリゴリ解く感じです。

一昔前は「記憶するためには集中学習だ!」と言う考えがありましたが、2005年に行われた心理学の実験から、“長期の記憶のためには集中学習は有効ではない”ということがわかりました。(→http://wixtedlab.ucsd.edu/publications/wixted/Rohrer_et_al._%282005%29.pdf)

*1週間程度の短い期間の記憶であれば、集中学習は有効です。

この実験から分かることは、『勉強して理解したことを時間を空けずに解いたって、記憶には定着されませんよ!』ということです。
つまり、「復習はその日のうちに」というのは記憶の定着という観点から見ると、間違っていて、極端に言ってしまえば時間の無駄ってことです(´・ω・)

集中学習の効果があるとき

先生「今日習ったことは、明日の小テストで出すぞー」

といくらいの短い期間であれば、集中学習はとても有効です。
その日のうちに復習して、翌日に見直したら小テストの点数は確実に良くなります。

じゃあ、数ヶ月後のテスト、受験などなど、勉強する範囲も広いし復習する範囲が広い場合はどのように勉強したらいいと思いますか?
テスト本番前に全ての範囲を復習するなんてことは不可能です(´・ω・)

ここで役立つのが『分散学習』になります(`・ω・´)”

いつ復習すれば効果的に記憶に残るの?

分散学習は、集中学習と違って一定の時間をあけて勉強していく学習になります。
「え?どのくらい時間をあければいいの?12時間?1日?2日?3日???」と思うはずです。

これについても科学である程度分かっています(→Spacing effects in learning: A temporal ridgeline of optimal retention

もしテストの日が35日後だったとしたら、最初の復習は7日目にやるのが記憶の定着的にベストになります。
覚え方としては、

『最初の復習の日数』:『最初の復習からテストまでの日数』が1:5

です。

ちょっと分かりにくいので、図にしますね。

分散学習の最初の復習は1:5

最初の復習日を計算する方法としては、

最初の復習日=テストまでの日数÷5

です。

先ほどの例でいうと、

最初の復習日=35日÷5

これを計算すると最初の復習日は7日目となります(`・ω・´)”

まぁこれはそこまで厳密にしなくて良いので、5日~9日あたりで1回目の復習をすればOKだと思っておいてください。

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復習はどれくらいの感覚でやればいいの?

最初の復習は、テスト本番までの日数を調べて1:5でやるのが効果的だということが分かりました。
じゃあ2回目の復習、3回目の復習はどれくらいの間隔をあけてやるのがいいと思いますか?

昔であれば「どんどん間隔を伸ばしていくのが良い」と言われていました。
例えば最初が1日目、次の復習が5日目、次が12日目・・・という感じです。

でもこれも研究から“必ずしも正しくはない”ということが分かっています。(→Expanding retrieval practice promotes short-term retention, but equally spaced retrieval enhances long-term retention.

研究の結果から“同じ復習回数なら等間隔で復習をする方が点数が良い”とのことです。
ただしこれも、分散学習がキモになっていて、『徐々に復習の間隔を伸ばす方法』では、最初の復習の間隔が短いから記憶の定着に悪いと考えられます。

つまり、一定期間をあけて最初の復習をするのが『記憶の定着』には良いということです!
最初の復習さえ分散学習を行えば、それ以降は間隔をあけても、等間隔で復習を行なってもOKだと思います(`・ω・´)”

復習は何回すればいいのか?

復習は何回やればいいと思いますか?

適切な答えとしては「復習はやればやるだけ良い」という答えになります笑
でも、同じ問題を繰り返しやる余裕なんて、受験生になればありません。

いかに効率よく復習して、いかに効率よく他の勉強をするかが、合否の分かれ目になります。

ここで考えたいことが、「何回復習したら、記憶の定着率ってあんまり変わらなくなるのだろう?」ということです。
縦軸に記憶の定着率、横軸に復習の回数にすると、こんな図になります。

記憶の定着率と復習回数

記憶の定着率って、復習回数が増えると徐々になだからになっていきます。
だから、なだらかになっているのに復習をやったって効率が悪いんですよね。

「そこ、だいたい覚えてるんだから、他の問題解きなよ!そっちのが効率いいから!」

ってなわけです。

じゃぁ何回復習をしたら、そこからは記憶の定着率があまり変わらないかというと『5回以上』になります(`・ω・´)”
つまり5回『丸』がついた問題は、かなり記憶の定着ができているので、他の問題を解いた方が効率が良いですよーということです。

「え?5回も復習するのめんどくさいよ!」と思う方もいるでしょうが、復習って回数をこなしていくほど時間が短縮されていくので、そんなにめんどくさくなくなります。

めんどくさいのは最初の2回くらいまでで、そのあとは頭に大体入ってるから「あぁ〜そうそう」くらいで復習がチャチャっとできちゃいます(`・ω・´)”

理解度をあげる場合は集中学習を!

「分散学習って最高じゃん!これからは全部分散学習にするわ!!」

と、分散学習のメリットを知ってしまえば、そう感じるはずです。
でも、分散学習が効果を発揮するのは“きちんと理解している場合”ですので、

  • 理解が曖昧
  • よくわかってない
  • なんとなくで解いてる

問題については、分散学習をする前に集中学習で理解度を上げておかなくてはなりません。

理解度が不十分なのに、分散学習をしていると「今回は解けた!」「あれ?解けると思った問題なのに・・・」という状態になってしまいます(´・ω・)

集中学習でしっかり理解した上での、分散学習になります!!

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まとめ

この記事では『効果的な復習方法』について書いてきました。

簡単にまとめると、

  • 理解度を上げるなら集中学習
  • 記憶に残したいなら分散学習

です。

だから、集中学習と分散学習を使い分けてくださいね!

数学とか物理とかの理系科目は、しっかりと集中学習した後に分散学習をして、記憶の定着を高めてください。
ある程度の暗記科目であれば、最初から分散学習でいいと思います(`・ω・´)”

受験勉強は、“いかに効率的に勉強し、記憶していくか?”の勝負要素が強いですからね。
科学的に分かっている手法を勉強に取り入れてみてください!

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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