【読書メモ:考える力の育て方】親は子のコーチになるべき!?

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飛田基さんの『世界で800万人が実践!考える力の育て方』を読みました。
気になったところをメモしていきます“φ(・ω・。*)カキカキ

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考える力の育て方を読んで

TOCとは?

この本ではTOCを教育にも使っちゃおうぜ!ということが書かれていました。

TOCとは、「Theory of Constrains」の略で日本語に直すと“制約理論”という意味になります。
これはイスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士によって開発されたものです。

制約理論は『ザ・ゴール』という書籍により注目を集め、今なおベストセラーとして販売されています。

アマゾンでの評価も超高いです!
TOCはもともとビジネス向けのものでしたが、これを教育向けにして、5歳児でも使えるようにシンプルな形にしたものがこの本で紹介されていました。

3つの思考ツール

TOCを教育向けにしたものが、3つの思考ツールとして紹介されています。

3つの思考ツールは、今では世界25カ国の教育現場で広く使われており、なお拡大を続けています。アメリカ、イギリス、ロシアといった大国、国際学力調査で圧倒的なスコアを残しているシンガポール、そして南米やヨーロッパの国々にも広がっています。学校教育や教員員養成のカリキュラムとして取り入れている国も少なくありません。p5

マレーシアでは3万5千人の教員がこのツールのトレーニングを受けているんですって。

じゃあそのツールってどんなのよ?ってな話ですが、

  1. クラウド
  2. ブランチ
  3. アンビシャス・ターゲット・ツリー

の3つです。
本から画像を引用します

引用:考える力の育て方p3 飛田基 ダイヤモンド社

本書では3つのツールの使い方をゴリゴリ教えてくれます。

なぜ3つのツールを使うべきなのか?

じゃあなんでこのツールを使ったほうがいいかというと、『子どもとの対話ができてないんじゃない?』という著者らの疑問があるからなんですね。

というのも、著者らが子どもの考える力を伸ばす上で大切だと思っていることが、“問いかけること”だからです。

問いかけは、自分の頭で考えるための訓練になるのです。古代ギリシャの哲学者ソクラテスも、問答を通して「知」を生み出していました。問いかけが、答えがない世の中で生き抜く知恵や、未解決の重大問題を創造的に解決する力を与えてくれるのです。p23

まぁ「なるほどねー」とか「当たり前だよねー」とか思える言葉ですね。

それでは、です。

あなたは、子どもに適切な問いかけができているでしょうか?

問いかけることがめんどくさくなっちゃって、答えをすぐに言っちゃったり、無視したりしてませんか?

  • 答えを言うこと→子どもの考える力を奪う
  • 無視すること→信頼関係が崩れ、親のいうことを聞かなくなる

と、どっちもダメなんですね・・・。

親は教えるのではなく、コーチであるべき

著者はこう言います。

だからこそ、大人は自分の知識や経験を教え込むのではなく、むしろ子供たちが自分の将来を切り開いていく力を育成するために、「支えてあげるコーチ役」に徹した方が良いのです。それが本書のスタンスです。p28

コーチになると言っても、難しいです。

子どもの「なんで?」攻撃に応えていくということですからね・・・。

「なんで?」がめんどくさくなったときに、「親のいうことを聞きなさい」とか「そうなものはそうなの!」の回数を積み重ねていくことで、

  • 信頼関係が崩れる
  • 難しいことは考えなくてよいと思うようになる

と、なってしまうのです(´・ω・)

子どもの「なんで?」攻撃に応えるために

子どもの「なんで?」をうまーく受け流す技が、先ほどの3つのツールになります。(と、私は解釈しています)

んで、この3つのツールを子どもに教えることは簡単ではありません。
確かにすごく有用なツールだと思いますが、これを教えて、子どもが使いこなせるようになるかというと・・・難しいと思います。

じゃあどうするか?

まずは、お父さんお母さんが使いこなせるようになってください!
このツールはTOCを子どもように落とし込んだものですが、もともとTOCはビジネスマン用なので、大人でも使いこなせば武器になるモノです。

と言っても、このような論理的思考を鍛えるツールであったり目標達成ツールは、TOC以外にもたくさんあるので、自分で「使いやすいな」というモノを見つけて、それを自分で実践し、子どもに伝えてあげるのが一番かと思います。

そのようなツールを知らない方は、まずはTOCから学んでみてもいいのでは?と私は思います。

まとめ

この記事では『考える力の育て方』について書いてきました。

AIやロボットが急速に発展する今、“考える力”がとても必要だと考えられています。
なら子どもの考える力をどうやって伸ばしていくか?

本書はTOCというツールで、その問いに対して答えています。
このツールを教えること、実践させることはとても難しいと思いますが、使えるようになれば武器になることは確かです!

ということで、まずはこの本を手に取り、3つのツールの使い方をご両親が学んでみてください〜( ´∀`)
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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