「息子や娘が東京大学に入学した!」という親の話はとても人気が高いようで、参考にしようとする方が多いようですが、それはあくまで参考にするべきであって、全てを鵜呑みに信じてはいけません。
今回の記事では、なぜそのような情報を信じすぎてはダメなのか?について書いていきます。
どのような教育が良いのか?という幻想
一流大学に我が子を入れようと思う親心は痛いほど分かります。
そういう思いから『子どもを一流大学に入れる〇〇の手段』てな教育本に手を出す気持ちも分かります。
でも一度立ち止まって冷静に考えないといけないことがあります。
- 「その本を読んだ親のすべての子どもが東大に入学できるわけではない」
- 「その本を読んでいない親の子どもでも東大に入学する人はいる」
つまり、東大に入学する絶対的な法則なんてのはないのです。
どのような教育が良いのか?という問いに対しては、その子の能力や性格、そして環境などの様々な要因が複雑に絡み合っているので、「その子に会う教育をしてください」としか言いようがありません。
この事実を無視して「子どもの教育はこれだ!」とか言う人は、子どもを何かの機械と勘違いしてるとしか思えません。
iPhoneなどのスマホであっても、「どんなアプリを入れたらいい?」かなんて、その人のライフスタイルにあったもの・・・としか言いようがありませんよね。
単純な『The 機械』みたいなものでないと、ベストな答えなんてものはありません。
他の誰かのお母さんがやった教育法が、自分の子どもにもぴったり当てはまることなんてありません。だから参考程度にとどめておくべきなのです。
東大生の親の事実
東大生の親の教育は様々なものがあると思いますが、ひとつ、きちんとしたデータがあります。
東大生の親の平均世帯年収は1000万以上
です。
親の学歴と年収が高いことと、子どもの学力が高いことには関係性があることがわかっています。
東京大学の親の世帯平均年収は約1000万円であり、東大生の50%以上は親の世帯収入が950万円以上あります。
世帯収入の平均が600万円の時代ですから、いかに東大生の親が高収入かがわかると思います。
年収が高ければ子どもに良い教育機会を与えることができます。例えば、塾に行かせることもできるし、すぐに参考書を買い与えることもできます。
満足に塾に行けた子どもと、塾に行けなかった子どもとの間で、学力の差が生じるのは当然のことですよね。
また、東大生の特徴の1つは『半数以上が私立出身者』です。
この事実から分かることは、親がどのような教育をするかと言うよりは、どのような教育機会をお金で与えることができるかです。
なかなか残酷な事実ですが、これが現実なんですね。
ちなみに、親の世帯年収が450万円以下の東大生の割合は約13%です。
もちろん経済力があれば必ず学力が上がるわけではありませんし、個人の素質が関係することも多いにあります。
しかし、親の経済力と子どもの学力に関係性があることは目の背けることのない事実になります。
だけれども、世帯年収が450万円以下でも東大生になれるというデータも出てますね。これを高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、経済力が全てではないということも物語っています。
まとめ
今回の記事では『情報を鵜呑みにしてはだめ!』について書いていきました。
それでは今回の記事を簡単にですがまとめます。
- 子どもに適した教育があるわけであって、全ての子に共通する『教育』なんてものはない
- 現実を見ると、東大生の親の半分が世帯年収950万以上
- 親の世帯年収が450万円以下だと東大生の割合は13%
子どもを東大に入れたければ、親が金を稼ぐようになるのがベターかもしれませんね笑
本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
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