「プロテインは筋肉トレーニングをしている大人が飲むもの」と、そう思っている人も多いはずです。
しかし、最近では子供用のプロテインの『ジュニアプロテイン』なるものが出てきていますね。
「子供にプロテインを飲ませても大丈夫なの?」と不安に思うご両親の方々もいると思い、今回の記事では『ジュニアプロテインが子供に与える影響』についてご紹介したいと思います。
ジュニアプロテインが子供に与える影響
プロテインはきちんと飲めば大変有用なサプリメントになります。
しかし、飲み過ぎは内臓に負担をかけてしまうので、分量には気をつけましょうね。
そもそもプロテインとは?
そもそもプロテインが何かというと、プロテインとは『タンパク質の補給するためのサプリメント』になります。
私たちの体のほとんどはタンパク質からできています。
皮膚も筋肉も内臓もすべてタンパク質からできています。
だからタンパク質が不足してしまうと、細胞がうまく機能しなくなるので不健康になってしまいます。
お菓子ばかり食べている子供は、お肉やお魚を食べないのでタンパク質不足になりがちなんですよね。
プロテインは筋肉をつけるものと思われがちですが、それはプロテインの1つの見方であって、本質はタンパク質の補助食品となります。
1日に必要なタンパク質量は?
1日に必要なタンパク質は、だいたい体重1kgあたりタンパク質1gが目安となります。
成長期の子供であればもう少し多めに摂取しても大丈夫です。
ジュニアプロテインと普通のプロテインの違い
ジュニアプロテインと普通のプロテインの違いですが、普通のプロテインはタンパク質の補給をメインに考えていますが、ジュニアプロテインではタンパク質だけでなく、成長期に必要なカルシウムやビタミン、鉄などの不足しがちな栄養素がバランスよく配合されているのが特徴です。
ザバスのホエイプロテイン100とザバスのジュニアプロテイン(ココア味)を比べてみました。
ジュニアプロテインは一回14gの摂取が推奨されているので、どちらも14gで比較します。
ジュニアプロテイン | ホエイプロテイン | |
タンパク質 | 6.0g | 10g |
脂質 | 0.6g | 0.87g |
炭水化物 | 5.1g | 1.8g |
ナトリウム | 82mg | 66.7mg |
カルシウム | 420mg | – |
マグネシウム | 10mg | – |
鉄 | 4.5mg | – |
ビタミンD | 0.83μg | – |
ビタミンE | 1.3mg | – |
ビタミンB1 | 1.0mg | 0.58mg |
ビタミンB2 | 0.8mg | 0.62mg |
ナイアシン | 3.3mg | 4.2mg |
ビタミンB6 | 0.17mg | 0.43mg |
葉酸 | 30~105μg | 54~147μg |
ビタミンB12 | 0.5~1.8μg | 0.53~2.1μg |
パントテン酸 | 0.92mg | 0.41mg |
ビタミンC | 90mg | 58.7mg |
ジュニアプロテインが普通のプロテインと違って栄養素が多いのがわかると思います。
ちなみにホエイプロテインとは今の主流のプロテインで、原料は牛乳で、吸収率が良いものです。
プロテインを飲むと身長が伸びなくなる?
プロテインを飲むと筋肉がついて身長が伸びにくくなるという噂がまことしやかにさやかれていますが、これはうそです。
普通に考えて、栄養を取るほうが身長は大きくなります。
筋肉がついて身長が伸びなくなるというのは、筋肉に栄養使いすぎて身長にまわす栄養素が足りなくなるからです。
もし筋肉が付きすぎて身長が伸びなくなるのであれば、筋肉質である外人はみんな背が小さいはずですよね?
子供の筋肉がつきすぎてしまう?
「プロテインを飲むと子供の筋肉がつきすぎてしまう・・・」という心配をされる方もいますが、プロテインを摂取しても筋肉がムキムキになることはないので安心してください。
筋肉をつけるためには筋トレが必要で、ムキムキになるためには相当激しいトレーニングをしなければなりません。
だからちょっとやそっとで子供がムキムキになることはないので安心してください。
プロテインは太る?
「プロテインは太るんじゃないの?」と心配される方もいますが、これも安心してください。
大量に飲まない限り太りません。それに女性がダイエットをする時にもプロテインを飲むことは推奨されています。
なぜかというと、プロテインを飲むことで筋肉がつき基礎代謝が上がるからです。
またタンパク質は、糖質や脂質と違って圧倒的に太りにくい栄養素になります。
プロテインってまずいんじゃないの?
昔、プロテインを飲んだことがあるならば、「プロテインはマズイ」と思われている方も多いと思います。
しかし最近のプロテインは本当においしいです(`・ω・´)”
牛乳に混ぜて飲むとココアとなんら変わらないような味になります。
だからおやつにスナック菓子やアイスクリーム、チョコレートを食べるよりも、おやつがわりにプロテインにしてもいいと思います。
栄養も摂取できるので一石二鳥ではないでしょうか。
ただし、食べ物はなんでもそうですが、おいしいからと言って食べ過ぎは体によくありません。
プロテインはあくまで補助食品
プロテインは栄養が豊富ですが、あくまで栄養補助食品です。
だからきちんとした食事が大切であって、補えない栄養素をプロテインで補給するといった形が理想です。
プロテインに栄養がたくさん入っているからといって、プロテインに頼りすぎず、バランスの良い食事を心がけてください。
高校生でもジュニアプロテイン?
子供だからといって別にジュニアプロテインしか飲んではいけないということはありません。
量さえ調節できたら別にどちらを飲んでも大丈夫です。
まぁ高校生くらいになると、もう大人とほぼ体格も変わらないと思うので、ジュニアプロテインでなく大人が飲んでいる普通のプロテインでもいいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事では『プロテインが子供に与える影響』について書いてきました。
プロテインは筋肉をムキムキにするものではなく、タンパク質を補給する栄養補助食品です。
タンパク質が不足しがちな生活をしているご家庭ならば、子供にジュニアプロテインを与えることはいいことだと思います。
タンパク質が足りないと、身長も伸びないので、男の子にとってコンプレックスを作る原因になるかもしれません。
また、子供が運動をやっているならば、運動機能の向上にもプロテインは役に立つはずです。
それに成長期の子供に十分にタンパク質を摂取させようとし、お肉やお魚ばかりでタンパク質を補おうとなると、家庭によっては金銭的に苦しくなるかもしれません。
そういう意味でもプロテインは有用なサプリメントになります。
プロテインはとっても有用なサプリメントなので、正しく使ってみてくださいね(=゚ω゚)ノ
中学生以降、運動部に入るとタンパク質は今まで以上に必要になると思うので、プロテインを検討してみるのはいいことだと思います。
それに、筋肉がつくことで他の子供よりスポーツがうまくなる可能性もあるし、その影響で運動が好きになることも、競技で勝つことで小さな成功体験を積み自己肯定感を得ることもできます。
何より、運動することと勉強することにはプラスの関係があるので、運動を好きになることは後々の受験勉強にも繋がってくるはずです。
ということで、タンパク質不足を感じるのであれば、ぜひプロテインを検討してみてください。
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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