『受験勉強をしなければいけない本当の理由』を読んで

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やる気が高まる! 受験勉強をしなければいけない本当の理由

スタディサプリ英語講師の関正生先生と、社会科講師の伊藤賀一先生の共著『受験勉強をしなければならない本当の理由』を読みました。

受験のプロから「受験勉強をする意味とは?」を学んでみて、思うことが多々あったので、備忘録的に記事に残します。

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受験のプロから学んだこと

本当に1日3時間の勉強で東大に行けるのか?

「1日3時間の勉強で東大に受かった!」

そんな声が飛び交っていたりしますが、関先生と伊藤先生が見てきた『超進学校』の生徒の中に、そんな生徒は1人もいなかったとのことです。

世の中には確かにそういう天才もいるでしょうが、そんな天才はごく稀で、受験のプロとして長年教えている2人の講師でさえ見たことないのですから、そういう情報を信じてはダメですね(`・ω・´)”

世の中には「ホントの情報」がウソで埋もれてしまっている p20

東大生のノートは綺麗なのか?

これもよくある噂ですね。
でも、東大生のノートがみんな綺麗かと言ったらそうではありません。

最高峰と言われる東大理Ⅲや文Ⅰ合格者を何人も見てきましたが、大抵、まるで利き手の逆で書いたかのようなノートでした(失礼!)。
というか、テキストに直接書き込んでいるパターンが普通で、ノートなんか持ってなかったくらいです。授業中の頭の回転の速さに手がついていかないのかもしれませんね。p202

勉強することはノートを綺麗にとることではありません。
そして、ノートを取ることは見返したときの理解の手助けのためです。

理解の手助けになるのであれば、ノートが綺麗だろうと汚かろうとどっちでもOKです。
勉強の本質を見失ってはダメですね。

大半の県には進学校は存在しない

大都市圏以外の進学校は、難関退学受験業界でいう進学校は存在しません。
東大・京大にバンバン送り込む高校のみが進学校で、そうでなければ進学校とは呼べないそうです。

だから、地域の2番手高校ともなれば『自称進学校』です(´・ω・)
そこで成績がトップ10位だからといってうぬぼれてはダメなんですね。

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超進学校の生徒の特徴

  • 自慢しない(結果を出すのは当たり前で、努力するのも当たり前だと考えているから)
  • 素直(自分で決めた大人の言うことは信用する)
  • テストであればどんなものでも全力を出す
  • 勝ちグセがついている(勝たないことに違和感を感じる)

勝ちグセがついているというのは、「なるほどなー」と思えることでした。
テストでいい点は取るのは当たり前という感覚で育てば、そりゃそうなりますよね。

皆さんは、1日お風呂に入らなかったら、気になりますよね。たぶん彼らはテストで1回しくじると、まるでお風呂に入らなかったときのような「違和感」を持つのだと思います。p25

関正生講師のいい言葉

この本を読んでいて、関講師のめちゃめちゃいい言葉があったので引用したいと思います。

「欠点だと烙印をしたのは、子供の頃の自分か先生か親であって、それは本当に欠点なのか?
確かに学校という集団行動の中では欠点かもしれないけど、場面が変われば欠点ではなくなるよ」

心理学でいうラベリングのことですね。
自分でラベルを貼っちゃって、そのラベル通りの行動をしてしまうのです。

例えば、親に「恥ずかしがり屋だなぁ」と言われることが多いと、「恥ずかしがり屋」というラベルを自分に貼り、消極的な行動をとるようになります。
本当にそのラベルは自分自身で貼り付けたものなの?ということを意識する必要あると思います。

受験勉強は意味あるのか?

  • 知識の拡大
  • 思考力養成
  • 広い視野

が受験勉強をすることで身につくとのことです。
これは確かにその通りで、受験勉強に意味があるかないかで言われたら意味はあると思います。

ただ、私としてはちょっと考え方が違って、「それをそんなに覚える必要はあるの?」と疑問を思ってしまいます。
グーグルで検索すれば何でも分かってしまう今、歴史上の人物名とか古文の単語をわざわざ覚えるのは微妙かなと。

確かに歴史などのストーリーを学ぶことは大変有用だと思います。
だから、年号とか人物名とかはアバウトでいいと思っています。

と言っても、今の受験システムが変わらない以上はそのやり方でやるしかありません。
しかし、2020年以降の試験は、教育改革でより思考力を問う問題に変わることは知っておかなくてはなりません。

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学歴は必要なのか?

「学歴社会の崩壊」とは、すなわち「学歴くらいは持ってないと話にならない」と解釈すべき!

これって、その通りなんですよね。
悲しいことですが。

ただ・・・ここでいう学歴というのは超一流大学のことです。
微妙な大学名だったら、どれもこれもそんなに変わりません。

学歴不問の実力主義採用の結果

「学歴は関係ない!実力があればどんな人でも採用する!」と言っておきながら、結果的に採用された人は高学歴者ばかりだったという話もあります。

受験勉強で様々な知識を学ぶと、次のような能力が磨かれます。

  • 学ぶ姿勢
  • 理不尽耐性
  • 世の中に対しての常識

などです。

こういう前提条件が揃って、実力を出すことができるんですよね。
確かに大学なんかに行かなくたって、このような条件を満たしている人はいます。

しかしそれを独自で身に付けるっていうのは至難の業で、このような能力をもっとも簡単に身に付けるのが受験勉強なのかと思います。

部活との両立はできる?

勉強と部活を両立させる事は1つの理想なので、スーパーマンじゃない限り両立は難しいのが事実です。

運動をやり込んで、スポーツ推薦以外で、現役で高学歴を手にした人はほぼ皆無でした。
実は、高学歴で体育会系の人って、大学入学後に打ち込んだだけ。

このパターンはけっこう多く、頭の良い人が、理論的にトレー二ングを極めた感じです。p82

「インターハイ出場が目標や!」くらいにゴリゴリに部活をしたいのであれば、やっぱり勉強はおろそかになってしまいます。
でも逆に言えば、そこまで高い目標がないのであれば、部活と勉強の両立はできるんじゃないかなぁと言った感じですね。

私的にはある程度の運動はやっておいたほうがいいと思っています。
というのも、運動(有酸素運動)をすることは脳細胞を増やすことが科学的に分かっているからです。

部活に入らなくても、勉強の合間にその辺を走ったりしましょうね(`・ω・´)”
脳細胞的にも、気分転換的にもいいことですので^^

ちなみに、30分くらいの有酸素運動をすることで効果が現れます。(→歳を取っても脳細胞が増やせるって知ってる?ランニングと脳の関係性について紹介!)

学校の先生と予備校の先生の言うことが違う。どっちを信じれば?

学校の先生と同じことを言うのであれば、予備校の先生に存在価値はない。p88

「学校の先生が言ったから!」とか「予備校の先生はこう言ってた!」とかを盲信してはダメです。
色々な情報から自分で選択し判断していくことが、本当の『勉強』になります。

例えば、英語の授業で2人の先生の意見が全く違う事はよくあります。そんなときボク(関)がよく言うのが、「オレを信じるか、ほかの先生を信じるか、ではなくって『英語』を信じろ」です。p90

カッコいい言葉ですが、「その英語が話からねぇんだよ!」とツッコミを入れたくなる言葉でもあります笑。
まぁ関先生の言いたいこと分かりますよね?

朝型のほうがいい?

勉強さえすれば何型でもいい。p212

ただし、試験の本番はたいてい午前10時から始まるので、その時間に頭が働くようにしておかなくてはダメです。

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まとめ

この記事では『受験のプロから学ぶ受験をするための理由』について書いてきました。

本の終りにこんなことが書いていました。

好きなことをやろう。
その可能性を広げるために大学に行こう。
もっと大きな、外の世界に出るために「学歴」は大事。
そのための「受験勉強」はムダじゃない。

この本で言いたいことは、これに尽きます。 p252

さらっと読まないで、この文章はじっくり読んでください。
「学歴は大事」って書いてますからね笑

受験勉強するのであれば、絶対に上の大学を狙ったほうがいいです。
というのも、本気でやらない受験勉強なんて、やっぱり意味ないですからね。

本気で受験勉強することで身に付く能力が大切なのです。
適当にやる受験勉強なんて、それはただの時間つぶしです。

やるなら本気で!
本気でやるからこそ大学に行く意味があるのです(`・ω・´)”

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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