林修先生の受験生に贈る言葉が素敵!『受験必要論』を読んで。

受験必要論 教育
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「受験ができることは特権的なことである。」

林修先生はそう言います。

確かにそうですよね。親の経済的事情で大学に行くことができないと人もいますし、もっと言えば、『勉強が思う存分できる』、そのような環境が世界にはどれくらいの人が与えられているのでしょうか。

今回の記事では前回の記事に引き続き林先生の著書『受験必要論』から印象に残った言葉を取り上げていきたいと思います。

 

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林修先生が受験生に送るメッセージ

林先生が受験生に『受験まで1ヵ月の時点で送るメッセージ』をこの本から引用したいと思います。 

いよいよ残り1ヶ月。君たちの人生の全てを決める1ヵ月です。どこの大学に行くかで人生の全てが決まります。くれぐれも誤解して欲しくはないのですが、偏差値の高い大学に行くからいい人生になるとか、それが低い大学に行くから悪い人生になるとか、そういう意味ではありませんよ。どの大学に入るかによって、会う人間が変わってきます。それにともなって、考えの基準が変わります。
高いレベルの大学に行くと、すごく勉強していてもそれが当たり前だという人たちがたくさんいて、自分もそれに引っ張られます。つまり『感覚のインフレ』が起きるんです。逆にしたのほうに行くと、ちょっとしかやっていないのに俺はすごいことをやっていると錯覚をしている人が多く、自分もそれに染まってしまいます。もっとも、勉強面以外では優れた人もいて、どちらが良いという話ではありませんが、少なくとも今述べたようなことが起きます。
このように、自分の中の基準というものが大学という場所で作られる可能性が極めて高いんです。そして、その基準で一生生きていくことになるので、そういう意味でどの大学に行くかということは君たちの人生のすべてを決めることになるんです。

なるほどなぁ思う言葉です。

人は環境によって大部分が決まってしまうといっても過言ではないくらい環境の影響は大きく関係します。

 

例えば関東に行き都会の大学に進学するのか、地方の田舎の大学に進学するのか、これだけでも人生においてかなり大きな影響を与えるはずです。どちらがよいのか、それは人の価値観によって変わってくるので正解というものはありません。

しかし、大学に進学するその4年間というものが、自分にどれだけ大きな影響を与えるのかということを理解しておかなければなりません。

 

高校の進路指導、そんなものに自分の人生を任せてしまってはだめです。先生や親からの意見も取り入れながら自分でしっかり選択しましょう。

 

センター試験直前期にやっておきたいこと・ダメなこと>

あとひと月頑張れるかが人生を変える

林先生はこの言葉のあとにこう続けていきます。

じゃあその大学に対していきたいという思いがあって、あとひと月。がんばってできるだけのことを、もうやり残したことがないというくらいやったか。

残り1ヶ月で受験生は4つに大別されます。

完璧に力を出し切って合格した、これはいい。
完璧にチカラを出し切っただけど落ちた。これは何で落ちたかというとこのひと月の過ごし方を間違っていなかったけれども、受かるまでの準備がたりなかった。これは別に問題ない。
問題なのは、このひと月踏ん張りがきかなかったな、と思いつつもう受かってしまった。これがまずいんです。つまり俺はここが勝負どころだと思いつつ、たったひと月も踏ん張れない人間だという思いを抱えてこれから生きていくことになりますから。
だったらむしろ、ひと月頑張れないで落ちたほうがいい。そこでもう一回出直して、今度はひと月頑張れたという自信を持って大学に行けばいいんです。そして、こういう経験を通じて得たものを10代のうちに自分の内部の財産にしておけば、それが生きていくうえで大きな力を与えてくれることになります。
このひと月は、それが試されるひと月です。ただ、えるかやらないかは、もちろん自由ですが。

この言葉も本当に素敵な言葉だなと思います。

力を出し切ったのであれば、大学に合格しようと不合格だろうとその人の人間性を育むことになりますが、力を出しきらずに適当に大学受験をして受かってしまった場合、「オレにとってみれば大学受験なんてちょろいぜ!」という勘違いをしたまま生きていくことになりかねません。

 

人生をなめたままでずっと歩んでいくことなんてできないので、いつか痛い目にあいます。だからこそ早いうちに、「本気でやったけどだめだった」という失敗体験が必要になります。

 

もちろん力を出しきるためには、絶対に受かりそうな大学を選ぶのではなく、少し自分より上のところ、ちょっと背伸びをしないと届かないようなところ、そういう大学を受けたほうがよいですよね。

 

合格すれば「力を出せば成功するんだ」という成功体験を身につけることができるし、失敗すればまた来年チャレンジすればいいし、勉強じゃ勝てないなと思って他のところで勝負するように気持ちを切り替えてもいいし、なんにせよチャレンジするという意識がとても大切になります。

 

私は精一杯自分の力を信じてやり切りさえすれば、結局のところ受験なんて人生においてあまり関係ないと思います。偏差値の高い大学に行くかどうかよりは、努力ができて、常に自分の成長を信じて、どういう人間になっていきたいか、それを問い続けていくことが大切だと思っています。

林先生の『受験必要論』、とても良い本だと思うのでぜひ手に取って読んでみてください。

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