英語教育やプログラミング教育よりも大切なこととは?

英語やプログラミング教育よりも大切なものとは? 教育
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「英語の勉強は必要だ!」

「プログラミングの勉強は必要だ!」

確かにその通りです。否定する気は全くありません。しかし、英語教育やプログラミング教育以上に必要なものがあります。今回の記事では、そのことについて書いていきます。

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大切なものは『考える力』

今小学生にいる子供が働く頃には、『今の世の中にある50%の仕事は人間がやらなくなっている』なんて言われていています。そんな先行き不安の将来を見据えて、

  • プログラミング教育
  • 英語教育

に注目が集まっています。

冒頭にも書いた通り、できないよりはできた方がいいですし、習わせないよりは習わせた方がいいです。

でも、それ以上に必要な能力があって、それが『考える力』になります。

それはなぜか?

今、テクノロジーはぐんぐん進んでいて、グーグル翻訳の精度は数年前と比べて劇的に良くなりました。ちょっとした翻訳ならばグーグル翻訳で事足ります。今小学生の子どもが大人になる頃、翻訳精度はさらに向上しているでしょう。

それでも英語を最優先事項として学ばせるべきなのでしょうか?

プログラミング言語も同じで、『日本語をプログラミング言語に翻訳するサービス』が始まるかもしれません。昔々のパソコンは一般人では使えるものではありませんでした。しかし、今やスマホで誰もが気軽に使えるようになっています。

今小学生の子どもが大人になる頃、これから子どもに学ばせようとしているプログラミング言語は使われているのでしょうか?それは誰にも分からないはずです。

英語やプログラミングを学んでどうするの?

英語やプログラミングを使えるようになってどうしたいのでしょうか?そこを考えなければならないと思います。

確かに英語ができれば、外人と友達になれるかもしれませんし、海外旅行には気兼ねなく行けるようになるかもしれません。プログラミングができれば食いっぱぐれないかもしれません。

でも、本当の意味で英語やプログラミングを使うためには何が必要なのか?

そこに必要なのが『考える力』になります。

英語やプログラミングはただのツール

英語やプログラミングはただのツールです。自分を表現するツールでしかありません。

  • 「英語が喋れるようになったけど、誰と何を会話したいの?」
  • 「プログラミングができるようになったけど、プログラミングで何をしたいの?」

「何をしたいのか?」という能動性を失ったとき、自分の能力は労働力になり下がります。つまり会社の上司から「これ、やっといてね」と言われるだけの存在になってしまいます。

自分の子どもを“使われる側”に育てたいと思う親は少ないはずです。しかし、「何かをしたい」という能動性を失ってしまった能力は、人から使われるだけの能力になってしまうのです。

大切なことは「何かをしたい!」という気持ちを育むことであって、それを支えるものが『考える力』になります。

英語の極端な例

これもちょっと考えたらわかることなのですが、

  • 英語がネイティブ並みだけど、ビジネスのレベルは普通
  • 英語は上手じゃないけど、ビジネスのレベルは高い

どちらが優秀なビジネスマンだと認識されるでしょうか?

それに英語ができなくても、プロの通訳を雇えばいいだけですからね・・・。英語ができる人と優秀なビジネスマンの稀少性の高さは、断然後者です。

ツールを目的化しない

ツールはただのツール。それを目的にしてはいけません。

ツールを使ってなにをするか?の方が100倍重要なんです。しかし、今の学校教育は『ツールの学び方』しか教えてくれません。学校でそれができない以上、それ以外を教えるのは親の役目だと思います。

子どもの「なんで?」攻撃にできるだけ対応する

子どもは本来すごく様々なことに興味を持っています。世界をより詳しく知ろうとしています。

子育てした方は誰しもが経験しているであろう「なんで?」の無限攻撃ですね。この質問に対応するのは、はっきり言って超大変なのですが、できるだけ応えてあげてください。

そして、分からない質問については一緒に調べてあげる姿勢が大切です。『親の調べ方』も子どもはしっかり見ていますので、お気をつけください。

おわりに

『考える力』という土台があってこそツールは活きます。ということで、英語教育やプログラミング教育よりも大切なことは『考える力』になります!

ただ、考える力というやつは英語を学ぶ過程でも、プログラミングを学ぶ過程でも、何かを学ぶときには必ず付属されてついていくものなので、そういう意味では『子どもがもっとも夢中になってやっているもの』をやらせてあげるべきなのかと思います。だから、ゲームが絶対に悪いということではありません。

子どもは夢中になる達人であると同時に、飽きることの達人でもあります。ですから、いろいろ試してあげて「これ、全然飽きない!超面白い!」というものを見つけてあげるのが一番になります。(これが本当に難しいのですが^^;)

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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