林修先生の高学歴ニートに向けた講義が興味深かった【親のスネをかじれるならかじれ!】

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林修先生の高学歴ニート向けの講義が興味深かったのでメモします。

番組冒頭で林先生はこうおっしゃられていました。そしてこの言葉は授業中、特に上位の生徒には言うそうです。

 

「親のスネはかじれるならかじれ」

 

と、驚愕の言葉から番組がスタートしました笑

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親のスネをかじってもいいのか?

続けて林先生はこう言います。

 

子供が一人いますが、どれだけ僕のスネをかじるかが楽しみ。ちょっとやそっとかじられたくらいじゃ倒れないくらいの準備をしてきたので、「スネをかじれよ!」と思っています。(親がいいと思っているなら)

 

またこうも言っていました。

 

親として、自分の子供が他人に迷惑をかけるのは困る。迷惑をかけるんだったら世の中に送り出した俺にかけてくれ。

みんなが好きなことをしたら社会は破綻する

ある学生が「自分の人生の時間を他人に使いたくない」という発言から番組は転調していきました。

それに対して、林先生は、

 

一部の人がニートなら成り立つ。でもみんながやったら社会は破綻する

 

と。これに対して高学歴学生は「みんなが好きなことをしても社会は回る。だって人に対して貢献したいと思う人がいるから。」と。しかし林先生はその考えをピシャッと切りました。

 

それじゃ社会は回らない。フリーライダー(税金等の義務である社会的費用負担せず公共のサービスを受ける人々)問題が研究されていて、フリーライダーが増えると提供されない公共サービスが出てくる。

 

フリーライダーが増えすぎると公共サービスに穴があきまくり、とんでもない世の中になってしまうと言うことです。私たちは気がつかない以上に、日本社会の恩恵を受けているのです。

 

公共サービスを維持するために貢献できるほど納税するための年収はと言うと、年収で890円〜920万円になります。それ以下の年収の人たちは「社会のお荷物」だと言う経済学者もいるそうです。

林先生と高学歴ニートの価値観のズレ

番組を見ていて終始思うことがありまして、それは後半で明らかになるのですが、

 

林先生は勝つことが好き、高学歴ニートは勝ってまで人を押しのけたくない

 

ということです。今の日本は資本主義社会。勝ち負けがある世界です。林先生は勝負ことが好きで、「勝ちたい」という思いがあります。だから仕事をゲーム感覚にできて、勝つたびに「よし!」と満足感を得られたのだと思います。

 

でも、高学歴ニートはそもそも勝ちたいと思っていない

 

のです。考え方が全然違います。

競争する意味がないと言う高学歴ニートに対して林先生はこう言います。

 

この資本主義の競争を避けて、競争が間違いだと否定することに意味がない

 

と。この言葉、高学歴ニートたちには全然ピンときません。

高学歴ニートが働き出すとどうなるのか問題

林先生が言う勝ち負けの社会ですと必ず勝つ人が出てくれば負ける人も出てくるようになります。

そうであるならば、高学歴ニートの人たちが塾講師を目指したらどうなるでしょうか?元高学歴ニートの人より塾講師に適していない人はクビになります。つまり、

  1. 一部の高学歴ニートは塾講師に就職
  2. 高学歴ニートに負けた塾講師が失業へ
  3. 塾講師に適していなかった高学歴ニートは再度ニートへ

つまり、押し出されちゃうことになります。となると、なんの意味があったのでしょうか?ニートが就職して、押し出された人が失業する・・・。

 

こんな話をすると、「塾を追い出されたなら、他の就職先を探せばいいじゃないか!」と言われます。では、その人が他の就職先を探したとしましょう。また2つの問題が発生します。

  1. 就職する→使えない社員が押し出される
  2. 押し出された人がある一定以上の年齢だと普通の会社に就職できない→ブラック企業しか道がない

と言うことになってしまいます。押し出された人の行き着く先はブラック企業で心身ともにズタボロにされてしまう世界なのです。

 

そうであるならば、

 

親のスネをかじり続けれる人はかじり続けてくれた方が幸せ

 

なのかもしれないのです。そうでないと、親のスネをかじることのできない人が、かじれる人に押し出されて大変になってしまうのですな。

おわりに:「働け」が社会をきつくさせる

これからの時代はAIやロボットの導入も考えて働き方を考えていかないといけません。

 

「働け」の風潮が強すぎると誰も仕事を辞めることができません。しかし、国民にとって、AIやロボットに代替されて、仕事をやめてもらった方が嬉しい職業もあります。。その典型例が税金で生きている公務員です。

 

事務仕事なんてAIの方がはるかに人間より得意でしょう。事務仕事をメインとする公務員の仕事がAIになれば人件費が削減されます。となると、税金を無駄に使わなくて良くなるので、払う税金が少なくて良くなるかもしれないのです。(例えば、消費税を下げれたり)

 

ですが「働け!」の風潮が強すぎると誰も仕事を辞めることができません。公務員の人は自分の職を奪われてはたまらないのでAIの導入を拒むことになります。国民のために仕事をやるはずの公務員が、国民の利益よりも自分の利益を優先することになります。それっていいことなのでしょうか?

 

「働け」の風潮を弱めるためにも、「そこまで無理して働く必要はないんだよ」の考えが必要なんじゃないかと思いました。とっととAIやロボットを導入しまくって、ベーシックインカムを導入する方が多くの人が幸せになれるのではないかと思います。それでは!

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