ICT教育、つまりネットと教育の融合が叫ばれています。
渋谷区では小・中学校にスタディサプリの導入を決めました。
しかし、行政というものはなかなか重い腰が上がらないので、ICT教育は他の先進国と比べて日本はまだまだだと思います。
それだったら、行政や学校に頼らず、生徒でやっちゃえば?
生徒の提案で学校にスタディサプリを導入
NewsPicksにこんな記事がって、私はすごく驚いてしまいました。→→→約700校が導入。高校がスタディサプリを使う理由
簡単に引用します。
近年、私立の中高一貫校を中心に、学習の効率化や情報リテラシーの育成などを目的にしたタブレットの導入が進んでいるが、同校において特筆すべきは、それが生徒たちからの提案をきっかけにスタートしたことだ。
2014年、有志の生徒たちが「ICTによる学習の効率化」を緻密な提案書にまとめて教師陣にプレゼンした結果、学校側が検討を重ねた末に実現に至った。福井士郎校長は、「まさか生徒から提案があるとは思わず驚きましたが、結果として、生徒や保護者への連絡、課題の提出、板書の効率化など、今までの手間が軽減されました」と、導入のメリットを語る。
いや〜、すごいよ。
生徒がスタディサプリの導入を学校側に提案したんですって。
しかもそれを受け入れる校長もさすがだなぁと思いました。
並みの学校の先生たちに「スタディサプリってどう思います?」って聞くと、たいていの先生方は「これ、先生の存在意義が消えてしまうかもしれませんね・・・」とかなり否定的にスタディサプリをみます。
まぁでもこのサイトで何度も伝えているように、スタディサプリと先生は対立するのではなく、共存していくことが可能です。
ネットでできることはネットで、現場でしかできないことを現場で。
そうすることで先生たちの悪い労働環境も変えていくことができるはずなんですね。
これがまさにアクティブラーニングの始まりだと私は思うわけです。
誰でもできるような宿題の丸つけやテストの採点、その他雑務なんかはネットやAIに任せて、現場の教師だからできる教育へとシフトしていくべきなんですね。
だから先生はスタディサプリを怖がる必要なんてまるでないのです!
生徒から提案しよう!
この成功の立役者が、有志の生徒たちが発足させた「ICT運用委員会」だ。彼らはiPadの持ち込みおよび使用に関する自主的なガイドラインを設け、一般生徒をコントロールするほか、アプリ導入の取り仕切りや、使い方のフォローアップを行うなど、高いレベルで校内のICT運用を推進している。いわば“自治会的”な組織として機能している。
委員長の廣河凜太郎くんは、教育機関向けのサービスを利用し、各クラスの掲示板を作成した。これによって教員と生徒との情報共有、課題の配信・提出などがスムーズになり、学習情報が集約されるインフラとして欠かせない存在になった。「先生は、プリント印刷や配布などの負担がずいぶん楽になったんじゃないでしょうか」(廣河くん)
この生徒すごすぎます!
何がすごいって、生徒のメリットだけでなく、先生のメリットまで考えていることです!
今の時代だったら、メールなどで簡単にコピペできるので、わざわざプリント配布なんてしなくていいはずなのです。
しかし今だに昔のやり方で、プリントを印刷して、配布するんですよね。
「プリントを印刷する時間や配布する時間って無駄じゃね?」
って今を生きる子なら誰でも思いそうなのですが、先生たちはそれを変えようとはしません。
「紙や資源を大切に!」と言いながら、誰も読まないであろうプリントをガンガン印刷しているのです。
この生徒はそういうところにも着目してるところがすごいですよね。
資源の無駄も防げるし、印刷・配布の無駄な時間も減らすことができています。
これって先生からしてもすごく嬉しいことですよね。
学校でのスタディサプリの使い方
ICT委員会の2年生・三原康平くんは、主に予習で活用する。「センター模試に備えて、授業よりも早く地理の学習を進めたかった。いま、自分が幅広い範囲をカバーできているのを感じています」
同じく2年生の廣河くんは、苦手な科目や単元の復習に生かしている。「英語の苦手な単元をピンポイントで復習するのに使っています。進捗(しんちょく)度テストで自分の弱点を把握できるので、効率よく復習できるのがメリットです」
動画授業のレベルが基礎から応用まで段階的に用意されており、より高度な内容を含む「トップレベル」が用意されているのがよいと2人はいう。
まさに、スタディサプリの『サプリ』的な使い方をしていますね。
『効率よく予習や復習』ができるところがスタディサプリのメリットです。
間違えた箇所など、自分の弱点を見つけやすいので、勉強に効率性を与えることができるんですよね。
これは現場の先生が一人一人の生徒に伝えることはできないところなので、スタディサプリに任せるのがベストなところです。
一人一人に合わせた教育を
100m走のタイムが人それぞれなように、勉強のスピードも人それぞれです。
現場の教育では個人に合わせることができませんが、スタディサプリならそれが可能です。
「勉強する様子を見ていると、30分の動画を、1.4倍速を使って20分で終える子もいれば、60分かかる子もいます。授業では全員に合わせることが難しいが、これなら好きなだけ動画を止めて、メモを取れる。完全に理解できたという達成感があり、勉強のモチベーションを維持できるのです。これまで取りこぼしていた部分が補完されるので、受験用の総復習には非常に向いていました」
もうね、スタディサプリを学校に導入することはメリットしかないんですよね。
ということで、学校は導入しましょう!!
誰のための教育なのでしょうか?
将来を担う子供のための教育ですよね。
そうであるならば「スタディサプリは教師の仕事を奪うんじゃ・・・」なんてビビっていてはダメです。
確かに、スタディサプリの講師たちは一流の塾や予備校で働いていた人たちですから、並みの教師では指導力では勝つことはできないので、ビビると思います。
でも、子供のためを思うなら、指導力のある先生から学ぶのが一番ですよね?
そして、所詮はネットの授業なんですから、現場で勝負できるところを探すべきです。
それがアクティブラーニングです。
スタディサプリは先生方のブラックな環境を変え、生徒によりよい教育を授けるものだと私は思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では『スタディサプリを生徒が学校に導入したこと』について書いてきました。
スタディサプリは正直なところ素晴らしいサービスです。
だから、私は早いところ全ての学校で導入するべきだと思っています。
「スタディサプリは怖い」とビビっている先生も多いとは思いますが、この流れは止めることはできません。
進化したテクノロジーに抗うことはできないのです。
どうせいつかはICT教育のために、スタディサプリでなくとも、同じようなサービスが学校に導入されるでしょう。
そうであるならば、早いところその環境の変化に対応し、新しい教育を開始すべきです。
でもでも、重い腰を持ち上げられない大人は多いはずです。
だったら、生徒たちでプレゼンしてみてはどうでしょう??
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