インターネット・スマホがある時代、ない時代とは大きく求められる能力が異なります。
ネット・スマホがない時代は“知識がたくさんある人”に価値がありました。しかし、知識はいまや誰もがネットで数分もあれば調べれる時代。
スマホが普及した今、どういう能力を子供に身につけさせればいいのでしょうか?よく言われるている能力が以下の3つになります。
- ネットを使って効率的に情報を調べる能力
- ネットを使って最短で答えを導く能力
- フェイクニュースを判断する能力
なかでも重要なのが3の『フェイクニュースを判断する能力』になります。この能力を養っておかないと、大人になっても騙されてしまいます。
ネットの世界には、悪意を持って騙そうとする人がいます。そしてさらに厄介なのが、悪意なく不正確の情報を提供する人です。
だからこそ、いかにフェイクニュースに騙されず、必要な情報を取捨選択していくかが非常に重要になります。でもこの能力の養い方はとても難しいのです^^;
情報を取捨選択していくには以下の3つが必要になります。
- 検索した情報を鵜呑みにしない
- 情報を読み取る国語力
- 科学的根拠を重視する
正直な話、これができる大人もすごく少ないです。特に科学的根拠を重視するのは非常に難しいのです。(私も含めて)
ちなみに科学的根拠を重視するというのは『専門家の意見を聞く』ということではありません。専門家の意見も様々ですからね・・・。例えば、歯磨きは食後にすぐやる方がいいという歯医者もいれば、30分後にやったほうがいいという医者もいます。
ということで、まず鍛えるべきは1,2の能力です。特に国語力を鍛えるのが一番いいかと思います。なぜなら、国語力を鍛えていけば、曖昧な表現や矛盾に気がつくことができるからです。
国語力がなければ、正確に文章を読むことができません。それはつまり教科書を読めないということにつながるのです。
教科書が読めなければ、そこで学力はストップしてしまいます。学力がストップしてしまうと、“簡単な言葉”しか理解できず、安易な言葉に反応するようになる=フェイクニュースを信じる、という流れなんですな。
ということで、国語力を鍛えるという視点を持って子育てをしていくのがいいでしょう。そのためには、小さいうちに絵本を一緒に読んであげるというのがベースになります。
林修先生の話ですが、林先生は祖父母に「なんで?」を何回も聞いていました。そして祖父母はそれに答えてくれていました。林先生はこう言います。
「今から考えてもあれ以上のものはなかった」と。
幼少期の教育はとても大切です。だからこそ子供が小さいうちに“国語力”を伸ばしてあげるのが重要なんですね。『本+問いかけの応答』が子供の国語力を伸ばす根幹になりますので、めんどくさいかもしれませんがここを鍛えましょう。
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