熱中症問題で学校現場が揺れております。色々な意見が飛び交っております。
まず前提条件にしたいのが、日本の教育への公的支出はOECDのなかでめちゃんこ低いよっていう事実です。
教育への公的支出、日本また最下位に 14年のOECD調査 https://t.co/N32svZ6TbR 小中学生の熱中症やエアコン設置を議論する前提として、教育への公的支出が最下位であることは全ての人に知ってほしい。公教育への期待や信頼が日本はあまりにも低い。それにつけこむ塾・家庭教師などの教育市場。
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2018年7月19日
OECD平均は4.4%で、日本は3.2%。約1%違います。GDPでいう1%ってすっごく大きいんですよ。
何が言いたいかというと、
「日本は学校教育に全然お金を出せてない!というか他でお金がかかりすぎてるから学校教育にお金を出せない!」
ということなのです。
教育(未来への投資)がきちんとできない国は将来やばいことになるんじゃないか・・・。
公教育支出を引き下げ、私立学校や塾・家庭教師など教育市場に儲けさせて、結局は家庭の支出を増やしてきた日本。日本では子どもは利益を巻き上げる対象だし、家庭にゆとりがなければ、どんなにひどくても公教育しか頼れない。
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2018年7月19日
という前提を踏まえた上で、これらの問題を考えていきたいのです。
ちなみに私の考えは毎度のことこれ。
学校の暑さ対策が急に変わることはないので、学校行事に不満なら休ませるしかないですね。学校の変化に頼りっきりではダメで、個々人で判断していかないといけないのかと。幸い、家で勉強できる環境は整ってますし。すごく暑い日は病気感覚で休むっていうのも、安全を考えたら必要だと思います。
— 福山和寿@今年は5kg増を目指す (@hemogurobinn2) 2018年7月19日
学校側の判断に任せっきりはだめだよーといういつもの考えです。
さて、ここから著名人たちの考えを集めてみました。
小中高にエアコンが付くまで、国会、議員会館、文科省、その他省庁、全国の地方議会、地方議員控室、市役所、町村役場は、すべてエアコン禁止。税金取るならそれくらいしろ!僕も知事時代、エアコンは不要かなと思ったけど、僕らの時代と今とでは暑さが全然違うことを認識してエアコン設置に変更した。 https://t.co/b6l3PQpBjF
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2018年7月19日
大阪市では、橋下僕の時代で、市内全小中430校の普通教室にクーラー設置した。要は予算付けの優先順位の問題。一票をもたない子供を優先できるか。だって、予算をつける市長や議員、職員はクーラーの効いた部屋で仕事してる。おかしいやん。四の五の言わずにやれっちゅうの。https://t.co/wAXKVn4Z8T
— 吉村洋文(大阪市長) (@hiroyoshimura) 2018年7月19日
結局は予算の優先順位なんですねぇ。例えば、市役所にはあって学校にはない、といのはどういう合理的な考えがあるのでしょうか?たぶんないです。それなら学校にもつけましょーって話なんですわな。
熱中症で小学生が死んだことは大変悲しいニュースだが、日本では年間1000〜2000人は熱中症で死ぬのであり、学校などがいくら注意していてもある程度は避けることができない。交通事故と同じように覚悟しておくべきリスクのひとつ。ほとんどの学校関係者はツイッター民よりはるかにまともである。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2018年7月19日
超現実的な目です。でもこれも一つの事実。
今回の小一男児の熱中症死は,校外学習の意志決定から教室内での死亡に至るまで,さまざまな場面において確実に防げた事故だ。
一年生だよ,一年生。ほんとにありえない。凹む。 https://t.co/VNc1i7b3l6
— 内田良/学校リスク研究所:部活動・教職を持続可能に! (@RyoUchida_RIRIS) 2018年7月17日
防げたと思います。でもこれを先生の責任といってしまうとツライ。
公立小中学校でエアコン設置進まない理由。
①導入コスト(千葉市で70億円)
②導入後のランニングコスト(年間数億円)
③教育関係者の「子供に我慢させるべき」という精神論
④全学校導入する必要がある公平性問題教育に予算回さない、精神論で特攻させるこの国の構造問題を象徴してるよね……。
— 津田大介 (@tsuda) 2018年7月19日
根強く残る精神論・・・。
③について言えば、今回小学1年生が亡くなった愛知県豊田市にある(別の)某公立学校を取材したとき「3年前から生徒にトイレを素手で掃除させています。効果は抜群です」と、教師が誇らしげに語っていたことを思い出す。これ驚くことに今年の話です。①②④より③が一番のネックなんじゃないかな実際。
— 津田大介 (@tsuda) 2018年7月19日
エアコンの温度を27.5度から25度に下げただけで作業効率が4%ぐらい上がる、という研究が本気であるので、社会人の皆さんは「働き方改革だ!生産性向上だ!」と言いながらクーラーをガンガンかけるといいと思う。https://t.co/yxN9xuURpW
— 西内啓 Hiromu Nishiuchi (@philomyu) 2018年7月18日
これは学校にも当てはまりますね。こんなに暑い中で勉強なんて無理なんですわ。
あれから3年。まだ3校しか設置してないんだって。温暖化への影響とか言ってます。頭は大丈夫か?→所沢市:全小中にエアコン設置へ 調査費を予算案に – 毎日新聞 https://t.co/Y7tw8FjJG6
— 上念 司 (@smith796000) 2018年7月18日
日本はどういう国なんだ https://t.co/BnWF2JK7Lo
— 東浩紀@ゲンロン8ゲーム特集 (@hazuma) 2018年7月24日
熱中症問題で学校どうなってるの?から、「教師にやばいやついるじゃん」という話にも繋がってきております。
ついに!!!!
NHKが,クローズアップ現代+で,対教師暴力を扱う!
予告用の動画が次々とあがっています。「教育」という名のもとに,かき消される「教師の暴力被害」。
被害教師は「指導力不足」とみなされ,口を閉ざす。学校は治外法権。学校に,法律の風を吹き込もう! https://t.co/VgM9t1ivbl
— 内田良/学校リスク研究所:部活動・教職を持続可能に! (@RyoUchida_RIRIS) 2018年7月24日
そうなんですよ。エアコンつけると部屋は冷えても街全体は暑くなる。香港とかその悪循環で悲惨ですね。まあ、文系文化人はこんな物理の基本法則もわからないアホばかりですが。 https://t.co/pdUKhwLiAp
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2018年7月22日
暑くなってるので地球温暖化と思いきや、これが理由なんですよね。エアコンで室内が涼しくなればなるほど、室外は暑くなっていきます。
明らかに異常としか言いようがありません。
全国に同じような学校がたくさんあると考えると、ゾッとします。娘が小4から通った小学校は、水筒持参禁止でした。
理由を訊ねると、「誰かが異物を混入するといけないから… #NewsPicks https://t.co/1OoEuwKNZa— 弁護士 荘司雅彦 (@shoji_lawyer) 2018年7月21日
クーラー設置と夏休み短縮はワンセット。その辺のコメンテーターが言うレベルのことは当然やっている。 https://t.co/hX798nx7Vh
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2018年7月21日
参考になるなーというツイートをまとめてきました。
結局のところ、
- お金がない
- 学校にエアコンつけれない
- 子供は暑いの平気でしょ派vsエアコンつけろ派
- 話し合い
- 話し合いは全然進まない
- 夏終わる
- 涼しくなる
- 来年の夏にまた議論が出てくる
- 話し合いが進まないまま夏終わる
みたいなサイクルなんですわ。結局今年から急に変わるなんてことはありません。
ということで、親が判断するしかないと思っています。政府や学校が動くのを期待していたらダメですよーって話でした。
こんなクソ暑い日に学校に行ったって勉強できないじゃないですか?学校に行かせることが『勉強』なのであれば、行かせる意味ないですよね。
『社会性』とかを身につける場なのであれば・・・まぁ数日くらい休んでも大丈夫でしょ!
我が子の身を守りたいなら、難しいですけどビシっと判断するときはしないといけないと思います。(ただ・・・家に誰もいない状況で子供を休ませれない問題とかもあるのですが^^;祖父母に頼りたいところなんですけど、場所が離れていたら・・・)
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