当サイトではオンライン教育の『スタディサプリ』を推しています。
推している理由は『誰でも格安で一流の先生から学ぶことができるから』です。
つまり、「みんな勉強できるよね!」という話なので、一見すると教育格差が縮まり、不平等差がなくなるような気もします。
しかし・・・より教育格差が拡大すると思われます。
え?なんで?みんなが勉強できるんだから、教育格差は縮まるんじゃないの?
そう思えそうだし、私もそう思いたい。でもきっと教育格差は広がるんだ。
勉強する人はどんどんやっていく
オンライン教育の醍醐味は、
「どんどん先へ先へと勉強できるところ」
になります。
自分が「おもしろい!」と思えたのであれば、どんどんと学習を先に進めることができます。学校教育などの一斉教育であれば、みんなと足並み揃えての勉強になります。
しかし、オンライン教育は足並みを揃える必要がありません。できる人と、できない人が足並みを揃えなくてもいいのです。
結局のところオンライン教育は「勉強ができる人のブースト装置」みたいなものなのです^^;
オンラインの教育でできることって何かというと、意欲のある人たちに対してより効率的な成功機会を提供することだと思うんだよね。正直、「インセンティブディバイド」の課題は解決が難しいから、ちゃんとやる気がある人たちに対して正しい価値を届けることなんだろうなぁ。
— Dai (@never_be_a_pm) August 12, 2018
スタディサプリのような素晴らしいサービスがあっても、「勉強しない人はしない」んですね。
では勉強しない人には何が必要なのか?
それこそ学習サービスなどではなく、“人”なのです。教育者が必要なのです。
今の世界は、非合理を排除し“効率化”をどんどん推し進めています。頭がいいひとは、その波についていけますが、残念ながらその波にはほとんどの人はついていけません。
私のような一般人に必要な教育は、
- 非合理
- 非効率的
な“ナニカ”なのです。
これを明確に答えれる人はいません。
なぜなら“人”は一般化できるものではないからです。
- その人にあった教え方がある
- その人にあった勉強法がある
- その人にあった興味の持ち方がある
などなど、オーダーメイド的な教育が必要なんですね。
これからの教育現場で求めらえるのが、コレ、ができる先生です。
アクティブラーニングをするためには、これを感じ取れる先生が必要なのです。
しかしそれをできる先生はほとんどいません。
それはなぜか?
忙しいからです。
学校の先生が忙しい最大の弊害は、読書量が減ること。読書なしでは授業に厚みが出ない。以前出版社との企画会議で私が「学校の先生向きの本を出しましょう」と言ったら、編集者に「学校の先生は本を読みませんから」と一蹴された。学校の先生は本を読まない人種と出版界では思われているのだ。
— 笠見未央(猫ギター) (@nekoguitar) August 10, 2018
忙しいから本を読めず新しい知識を取り入れれないのか、本を読まないので新しい知識を取り入れれないから忙しい教育現場を変えれないのか・・・鶏が先か卵が先か問題です。(もちろん本を読んでおられる先生もいます)
何が言いたいかというと、これは毎度の結論なのですが、
「学校教育に頼るな!きちんとした教育は家庭でやるしかない!」
ということです。
『教育=勉強』ではありません。私のいう教育とは、“考えれる力を育ませること”です。
変化の激しい時代。知識がすぐに陳腐化していく時代。暗記したってパソコンやAIの方があるかに知識量が多い時代。
そんな時代に何が必要なのか?
それは各々で考えるしかありませんが、私は“考える力”だと思っております。
スタディサプリのような素晴らしオンライン学習サービスはありますが、それだけでは十分ではありません。それをお忘れなく。
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