スタディサプリには受験勉強以外のコンテンツも充実しています。
その1つが藤原和博先生による『よのなか科』になります。
よのなか科では文字通り、世の中について藤原先生が教えてくれます。
正直な話、受験勉強というやつは社会に出てからほとんどの人が使うことはありません。
社会に出てから必要な能力はまた別のものなんですね。
「そういう能力って一体なんだ?」と思うのであれば、『よのなか科』の講座を是非受けて見てください。
しかし、くれぐれも受験間近な人が講座を見ないように笑
世の中について勉強することは大切ですが、受験間近で勉強するのはちょっと違います。
今回の記事ではスタディサプリにある『よのなか科』についてご紹介したいと思います。
スタディサプリにある『よのなか科』とは?
藤原先生の『よのなか科』で教える紹介文をスタディサプリ公式サイトから引用します。
「よのなか科」は正解が一つではないテーマの謎に挑む思考訓練法。キミのアタマを柔らかくし、アイディアや意見を発言できる人に育てます。 経済編、学校編、社会編では「ハンバーガー店をどこに出店するか」「制服の是非をディベートする」「ケータイ/スマホとどう付き合うか」「英語を公用語にすべきか」など中高生に議論しやすい内容のほか、「いじめゼロは可能か」「自殺と安楽死を考える~自分のいのちは誰のもの?」のような学校がタブーにしがちなテーマも積極的に扱っています。 また、仕事編、起業編では最高のキャリア教育教材として学んでもらえるように、キミに稼げる大人になってもらうための極意を伝授します。さあ、51のビデオ授業で、最強の武器である「情報編集力」を身につけましょう。キミの未来を拓き、夢を実現するための鍵となる力だからです。引用 スタディサプリ よのなか科
『正解が1つではないテーマの謎に挑む思考訓練法』をよのなか科では藤原先生が教えてくれます。
私の言葉でこの文章を簡単に補足したいと思います。
世界を大きく分けると2つの世界があります。
- 答えのある世界
- 答えのない世界
です。
高校生までは1の『答えのある世界』に生きているのは分かりますよね?
どれだけ難しい数学の問題だって、物理の問題だって、社会の問題だって、正解ってあるじゃないですか?
ようは、答えのある問題しか出題されないんですね。
でも、大学生以降、特に社会人以降は『答えのある問題の方が少ない』のです。
「?」となるかもしれないので、具体例を出してみましょう。
- この会社に就職するのって正解なの?
- この人と結婚するのって正解なの?
- 子育てをする環境はここでいいの?
- 出世した方がいいの?
- この会社にこのままいてもいいの?
- 転職した方がいいの?
- 子供を大学に行かせるべきなの?
などなど、「阿呆らしい例だな」と思うかもしれませんが、勘弁してください笑。
でも、本当に『答えのある問い』なんてものがないんですよね。
そもそもこれから皆さんが、大学生になって、3年生くらいになるとゼミや研究室に配属されることになりますが、そこで扱うテーマは、
- まだわからないもの
- 未知のもの
- 誰もが挑戦したことのないもの
になります。
つまり、受験勉強という正解に向かうアプローチとは全然違うものになります。
だって、正解なんてないんですから。
ちょっと話が長くなったので、元に戻して、「そもそも藤原先生って誰よ?」となっていると思うので、紹介したいと思います。
藤原和博先生とは?
藤原先生の経歴をスタディサプリから引用しつつ書いていきますね。
- 東京大学経済学部卒業
- リクルート入社
- 東京営業統括部長
- 新規事業担当部長
- 杉並区立和田中学校校長を務める(義務教育初の民間校長)
- 橋下大阪府知事ならびに府教委の教育政策特別顧問
という、まぁなんとなくすごそうな経歴なんですね。
高校生はまだ分からないと思いますが、藤原先生が入社していた『リクルート』ってすごい企業なんですね。
日本の時価総額ランキング(大きい会社のランキングだと思ってください)でいうと、2017年6月5日では34位でした。
イメージしづらいかもしれないので、前後の企業を書いておくと、日立やSUBARUやダイキンよりは上、パナソニックやブリジストンよりは下だと思っておいてください。(時価総額は日によって変動します。)
まぁとりあえず、すっごい大きい会社で、営業統括部長やら新規事業担当部長やらを経験されたすっごい人が藤原先生なのです。
10年後、君に仕事はあるのか?という本も書かれています。
私は読みましたが、すごくためになる本でしたので、学生さんも、その親も是非とも読んでいただければと思います。
芸人のキングコングの西野さんもこの本をお勧めしていました。
これを学生さんに伝えるかってなかなか迷うことなんですが、伝えておきます。
今までは高校でたくさん勉強して、良い大学に入って、大企業に入れば、人生はそれで安泰だ!って言われていたのですが、これからの時代はそうではありません。
むしろ、この考えを持っていては危険かもしれないんですね。
というのも、今の小学生が将来働く頃になると、今現在ある仕事の50%がAIやロボットに置き換えられていると予想されています。
これは、どこかの素人が予想したのではなくて、オックスフォード大学の予想になります。
このことについて詳しく知りたいのであれば、この記事をご覧ください⇨10年後を見据えた子どもの教育
AI・ロボット問題に加えて、これからますます子どもが減り、高齢者が増えていくという時代に突入します。
そうなると当然、社会保障は増えていくのに、税金を納める若者が減っていくという、やばい状態が起きます。(すでに起きている)
これは日本を含め、どの先進国でも起きていることなのですが、少子高齢化問題は日本がトップで駆け抜けています。
これについても詳しく知りたいのであれば、こちらの記事をご覧ください⇨親が知っておくべき日本の少子高齢化
まぁ何が言いたいかというと、「答えのない問題がこれから山積みなんだよ」ということです。
だからそいうことを考える能力が必要になってくるんですね。
昔ほど知識は必要なくなりました。
なぜならグーグルがあり、検索すればほぼ全ての知識が誰でも手にすることができるようになったからです。
だからこれから必要とされるのは知識よりも、思考力。
つまり、答えのない問いに対して、考え続ける能力なんですね。
よのなか科の講座紹介
今まで書いてきたように、これからは思考力がどんどん必要になり、思考力を持った人材が求められる時代になっていきます。
そういった思考力とは、答えが絶対にある受験勉強の中では、早々身につけることができるものではありません。
特に、塾や予備校の先生の教え方やテクニックに磨きがかけられるほど、思考力が鍛えられなくなるという、悲しい現象もあるのです。
だから藤原先生の『よのなか科』で思考力を鍛えようではないでしょうか。
ということで、よのなか科にある講座を紹介したいと思います。(全50本の動画からなります)
- 導入編(納得会を導く情報編集力とは何か?)
- 経済編(もし君がハンバーガー店の店長に指名されたら・・・?)
- 学校編(もし君が学校の校長先生だったら・・・?)
- 仕事編(100万人に1人の存在になるための考え方)
- 社会編(社会が抱える課題について自分なりの意見は持ててる?)
- 起業編(商品開発するとしたらどうする?)
- 特別編(いくつかの授業を英語で吹き替えた映像でリスニング力を鍛えよう)
学生が見ても、社会人が見ても勉強になるものばかりだと思います。
動画の一部がyoutubeにあったので、転載します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事では『スタディサプリにあるよのなか科』について書いてきました。
受験生が見るのはオススメできませんが、息抜き程度や高校3年生になる前にぜひ見て起きたい動画だと思います。
「何のために大学に行くのか?」
それは、自分の専門性を磨き、社会に貢献するためですよね?
そのためには社会の動きや社会問題を知っておくべき必要があります。
よのなか科では藤原先生がそれを教えてくれます。
大学に行くのって、無料じゃありません。
お父さんお母さんが働いて稼いでくれたお金に加えて、私立でも国立でも、税金の一部が国から支給されています。
そのお金は、大学に行かずに高校卒業して働いている人も出してくれているんですね。
大学に行くということは、責任を負うことでもあります。
大学生は国民の税金を使って、投資を受けているんですね。
より良い日本を作るために。
だから「大学って遊ぶことでしょ?」とは思わないでください。
もちろん遊べばいいです。
でも、勉学にも励んでみてください。
藤原先生の講座を受けることで、きっと勉強する意味を見つけることができると思います(`・ω・´)”
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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