「数学ができるようになったら、他の教科の点数も上がってきた」
こんなことを聞いたことがないですか?
ある教科を勉強していたら、他の教科の点数まで上がってきたという受験生あるあるの話です。
ちなみにこれと同じような効果が“テスト”でも起こったりします。
今回の記事はそんな内容になります(`・ω・´)”
勉強の合間にテストを挟むと得点アップ!?
今回ご紹介するものは『中間テスト効果(The interim test effect)』と呼ばれるものです(→The interim test effect: testing prior material can facilitate the learning of new material.)
題材1と題材2の勉強の合間に題材1のテストを行うと、後日を行う題材2のテストの結果が上がるという不思議なものになります。
次のようにパターン分けして実験を行い、比較しています。
パターン1:中間テストあり
- 題材1の勉強をする
- 題材1の復習テストをする
- 題材2の勉強をする
- 題材2のテスト(この結果を他のパターンと比較)
題材1と題材2の間に復習テストを挟むことから、『中間テスト』と呼ばれています。
パターン2:中間テストなし バージョン1
- 題材1の勉強をする
- 題材2の勉強をする
- 題材2のテスト(この結果を他のパターンと比較)
パターン3:中間テストなし バージョン2
- 題材1の勉強をする
- 別の勉強
- 題材2の勉強をする
- 題材2のテスト(この結果を他のパターンと比較)
パターン4:中間テストなし バージョン3
- 題材2の勉強をする
- 題材2のテスト(この結果を他のパターンと比較)
中間にテストを挟むと成績が2倍近く高くなる!
パターン1からパターン4までを試した結果、中間にテストを行ったパターン1のグループは、他のパターンのグループよりも“点数が約2倍高くなる”結果となりました。
これって驚くべき結果ですよね?
だって、題材1を勉強して、題材1の復習テストを行ったら、『題材2』のテスト結果が上がるんですから笑
間にテストを挟むことにより、『記憶を引き出す能力のレベルが高まった』と推察されます。
まだまだ解明されてないことですが、とりあえずはテストが重要!ということが分かりました(`・ω・´)”
まとめ
この記事では『中間テスト効果』について書いてきました。
すごく簡単にまとめると、「とりあえずテスト受けておいて!よく分からないけど、他の教科の得点もアップするから!」です笑
まぁ得点に結びつくならとりあえずはやってみて損はないことなので、ぜひ復習テストを勉強に取り入れてみてください(`・ω・´)”
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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