楽しいことや幸せなことがあると、自然と笑顔になりますよね?
じゃあ逆ではどうなるのでしょうか?
Mr.childrenのPADLLEという曲で「いいことがあってこその笑顔ではなくて、笑顔でいりゃいいことあると思えたら、それがいいことの序章です」という歌詞があるのですが、どうやらこれが正しいという科学的結果が出てきています。
今回の記事では『笑う門には福来たる』的なことを科学の見解からご紹介したいと思います。
強制的に笑顔を作って本を読むと
オット・フォン・ゲーリテ・マグデブルグ大学のミユンテ博士らの研究によると、口をすぼめるようにして割り箸を縦に噛む場合と、口を横に開いて割り箸を横に咥える場合で、漫画を読んでもらう実験を行いました。
同じ漫画を読んでもらい、漫画の面白さに点数をつけていくと、なんとも面白い結果がわかりました。
同じ漫画であっても、『割り箸を横に加えた』方が漫画を面白いと感じたのです!(高得点だった)
笑顔の強制
割り箸を横にして咥えることで、強制的に『笑顔に似た表情』を作ることができます。その状態を作ることで、ドーパミン系(快楽を感じる脳内物質)の神経活動が変化を起こすのです。
つまり、楽しいから笑顔になる場合もあれば、笑顔を作ることで楽しくなるともいうことです。
そう言われてみれば、『苦笑い』もなんだかしっくりきませんか?
あんまり面白くなくても、苦笑いを作ることで強制的にその場を楽しもうとしようとすることが、社会的動物である人間の、人間関係を良好に保とうとする進化の形の一つなのかもしれません。
他にも、とっても笑顔が素敵な人に微笑みかけられると、ついついこちらも笑顔になりますよね?
ある意味、笑顔をふりまく人は相手を半強制的に『笑顔』にさせるわけですが、それでこちらも楽しくなるのであれば儲けものです。
いつも笑顔でいる人の周りに人が集まるのは、こちらも自然と楽しくなるからかもしれませんね(=゚ω゚)ノ
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事は『笑顔を強制的に作ること』について書いてきました。
それでは簡単にまとめをします。
- 笑顔に似た表情を作ることで、ドーパミンが放出される
- 楽しいから笑顔になる場合もあれば、笑顔を作ることで楽しくなる場合もある
- 笑顔は無料で相手を楽しませる
本日も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読むことで、子どもたちに『科学』や『勉強』の興味を少しでも与えることができたらなと思います。
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