母親と父親の経験は子どもに影響を与えるのか?生物学的見解によると

子どもへの影響は母親?父親?
スポンサーリンク

親が若い頃に経験した影響って子どもに影響があると思いますか?

なんと親の良い経験が子どもに影響するということが近年の研究で分かってきました。
面白いですよね?
ということで、今回の記事では『親の経験した影響が子どもに与える影響』について書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

親の経験が子どもに影響を与えるのか?

遺伝というものは『遺伝子』が親から子へと媒介するものであって、『親の個人的な経験』が子どもには伝わらないと思われてきました。(当然のように感じますよね)
でもこの常識とされていたものを覆す研究データが、タフツ大学のフェイグ博士らによって発表されました。(といっても人間ではなくて、ネズミの実験になります。)

ネズミを、遊ぶ場所が多い豊かな環境で育てるのと、遊ぶ場所がない環境で育てるのでは、豊かな環境で育ったネズミの方が、迷路を解く能力が高くなることがわかっています。(脳の海馬機能と記憶力が増加したということ)

しかも、なんと豊かな環境で育ったネズミの子どもは、豊かな環境を経験してなくとも迷路を解く能力が高かったのです!
これは驚くべき結果ではないでしょうか?
子ども自身は豊かな経験をしていなくとも、『海馬機能』と『記憶能力』が高かったのですから。

子どもの子どもはどうなのか?

フェイグ博士は、さらにその子どもの『子ども』の脳機能を調査しました。(最初のネズミの孫ということです)
しかし、孫ネズミには『海馬機能』と『記憶能力』の増加は見られませんでした
つまり、豊かな環境で育ち向上した能力の高さは、自分の子どもにまでしか影響を与えないということです。

子どもへの影響は母親?父親?

ではこの影響は母親と父親のどちらから受けるのでしょうか?それともどちらからも影響を受けるのでしょうか?
フェイグ博士は、一方の親のみを豊かな環境で育てて、その子どもの能力を測定しました。
すると結果は、父親ではなく『母親』が豊かな環境で育つと子どもの能力が高まるということでした。

エピジェネティクスが関与している

遺伝子は変わらないのに、どうして子どもへの影響が変わるのでしょうか?
これは『エピジェネティクス』と言われており、遺伝子が後天的に化学修飾を受け、遺伝の発現の仕方が変わるというものです。

ちょっと難しいので、音楽にたとえてみましょう。
例えば『ド・レ・ミ』を弾いてくださいと言われたとして鍵盤を弾いても、人によって音色がちょっと変わります。
音楽の時間で習った、クレシェンドやデクレシェンドを覚えているでしょうか?
つまり、同じ音符を弾いたとしても『強弱』をつけることができるということです。

エピジェネティクスもこれと似ていて、同じ遺伝子だとしても、強弱で発現量を変えることができるのです。

これが面白いところが、この影響は子どもにまで伝わるということです。単純にネズミと人間を比べることはできませんが、なかなか面白い研究結果ですよね(=゚ω゚)ノ

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回の記事は『親の経験した影響が子どもに与える影響』について書いてきました。

それでは簡単にまとめをします。

  • 豊かな環境で育ったネズミの方が、迷路を解く能力が高くなることがわかっている
  • 豊かな環境で育ったネズミの子どもは、豊かな環境を経験してなくとも迷路を解く能力が高かった
  • 父親ではなく『母親』の影響を受ける
  • エピジェネティクスが関与

本日も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*