人は呼吸をします。
ちょっと理科を習ったことがある人ならば、『酸素を吸って、二酸化炭素を吐く』ということを知っているはずです。
でも「二酸化炭素をどのくらい吐くのか知ってますか?」と、問われたら答えることができるでしょうか?
今回の記事では『吐く息に含まれる二酸化炭素の量』についてになります。
子どもをお持ちの家庭は、答えを見る前にお子さんと一緒に考えてみてください。
吐く息に含まれる二酸化炭素はたった5%
『酸素を吸って二酸化炭素を吐く』というのは常識ですが、しかし実を言うと、吐く息に含まれる二酸化炭素の割合は4~5%に過ぎません。
「100%二酸化炭素じゃないの?」と、驚かれた方も多いと思います。
大まかな数字を出すと以下のようになります。
吸うとき | 吐くとき | |
酸素 | 21% | 16% |
二酸化炭素 | 0.04% | 5% |
窒素 | 78% | 78% |
その他空気に含まれるガス | 1% | 1% |
酸素は吸い込みますが、『酸素の全て』ではなくて『酸素の一部』を人間は利用しています。
吸収した酸素から二酸化炭素が作られ、それが吐く息に含まれ、吸収されなかった酸素はそのまま吐き出すことになります。
人工呼吸が成り立つのも、『吐く息に酸素が含まれているため』です。
また、なんとも意外なことかもしれませんが、一番多く吸っているのは『窒素』ということも知らない人にとっては驚きの事実だと思います。
本日も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読むことで、子どもたちに『科学』や『勉強』の興味を少しでも与えることができたらなと思います。
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