『ピグマリオン効果』をご存知でしょうか?
別名、教師期待効果とも呼ばれている教育心理学における心理行動の1つのことです。
簡単に言ってしまうと、教師の期待によって学生の成績が向上するという心理行動になります。
この逆の心理作用を『ゴーレム効果』とも言います。
今回は使い方次第で子どもの学習意欲を上げりことになるであろう『ピグマリオン効果』についてご紹介します。
ピグマリオン効果とは?
例えば教師に「クラスのこの生徒は優秀だよ」と前もって伝えておき、教師に「私が担当するこの生徒は優秀なんだ」と思い込ませます。
教師が、『優秀な生徒』と期待感を持って生徒に指導することで、実際に生徒が好成績を修めたという事実から、期待を込めて教育指導をすることが大切だと実験的に証明されています。
これとは違うアメリカの心理学者の実験で、『褒めるグループ』、『叱るグループ』、『何もしないグループ』に分けて数日間の間成績の計測を行いました。
褒めるグループでは継続的に成績が伸び続け、叱るグループでは最初に成績は伸びてすぐに停滞しました。何もしないグループは特に変わらずだったようです。
この2つの実験から、『期待を込めて褒めてあげることが成績の向上につながる』ということがわかりました。
また、『叱るグループ』では一時的には成績は向上しますが、長続きはしないということもわかりました。強制された勉強というものは続かないということですね。
ピグマリオン効果の注意点
ピグマリオン効果の通り、褒め続ければいいのか?というとそうでもありません。
むやみやたらに子どもを褒めてしまうと『ただのナルシスト』になる可能性があります。
ただ褒めるのではなく、適切な時に褒めてあげないといけないんですね。
親に求められる能力として『褒め方』が必要でしょう。
褒めすぎる・叱りすぎるにはそれぞれ注意が必要です。(何事も使い分けが大切でよね?)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事では『ピグマリオン効果』について書いてきました。
ということで今回の記事内容を簡単にまとめます
- 優秀な生徒と期待感を持って生徒に指導することで、実際に生徒が好成績を修めた
- つまり、期待を込めて教育指導をすることが大切
- ピグマリオン効果の逆が『ゴーレム効果』
- 叱ることも一時的ではあるが成績が向上したが、強制された勉強というものは続かない
- むやみやたらに子どもを褒めてしまうと『ただのナルシスト』になる
- 褒めすぎる・叱りすぎるにはそれぞれ注意が必要
本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
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