子どもの自立とは?子どもの成長を加速させる『自立心』の育て方

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あなたの子どもに『自立心』を育ませてますか?

教育と聞くと『教育=勉強』と思われがちですか、勉強というものは教育の1つの側面にすぎません。
それなのに勉強させることを教育の一番の目的として子育てをしてしまうと『勉強はできるけど・・・』という子どもに育ってしまいます。大学に入学することが人生の全てならそれで良いでしょうが、違いますよね?
勉強以外にも教育としての大切な役目はあります。

ということで今回の記事では『子どもの自立心を育てる方法』について書いていきたいと思います。

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教育について考える

私が考えている教育というものは、「教育は子どもを自立させるためにある」という考えです。
では自立とはどういうことでしょうか?

依存しない』ということですよね。
親に依存せずに自分の考えを持ち、生きていくことが自立です。
ちなみに、私が持っている国語辞典では「他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。」となっています。

でも自立できてない人は現在日本に山ほどいます。
「ニート」と呼ばれる人たちが代表例でしょう。
ここで考えなければならないのが、

  • 「なぜニートがいるのか?」
  • 「なぜニートになってしまったのか?」

ということです。

就職活動に失敗した、会社が嫌で辞めた、働くのが嫌、などなどいろんな理由があるはずですが、ここで扱う話は、働きたくない人ではなく、働きたいけど働けない人について考えていきます。

なぜニートになってしまうのか?

少し教育についての話とは脱線気味になってしまいますが、どうぞおつきあいください。
「働きたいけど、働けない」、どうしてこのような現象が起こるのでしょうか?

様々な要因があるとは思いますが、その1つに「コミュニケーション能力」があるはずです。
会社(組織)で働くということは、人と関わりあって働かなくてはならないので、そこには必ずコミュニケート(伝えること)が発生します。

しかもそれは少なくなく、むしろ多いでしょう。
私は食品メーカーの研究職として働いていたことがあります。
一般的に研究職とは黙々と一人で研究をしているイメージがあるかもしれませんが、そんなことはなく、毎日チームでミーティングをし、そして毎日社外の人と話す機会がありました

大学生と話していると、理系の学生は「研究職で働きたい!」と言う子が多いです。
たしかに研究職は面白いのでオススメです。

ただ、先ほども言いましたが、研究職のイメージをただ黙々と研究を行うと思っている方が
結構いるんですね。そういう人たちにとっては辛い仕事になると思います

勉強ばっかりしてきた学生ほど、「コミュニケーションは苦手だから黙々と研究できる研究職に就きたい。」という子が多いんですが、現実はちょっと違うんですよね。
知の最高峰である大学の教授たちだって、あの人らが黙々と研究をしているかといったら、そうでもないです。

教授になられる方はコミュニケーションも得意な人がたくさんいます。
なぜなら研究するためにはお金も必要です。お金は自然に落ちてくるなんてことありませんから、教授も必死にお金を集めてきます。
それは国であったり、企業であったり。(よく企業と大学が提携していますので、大企業と提携している教授の研究室に行くと「コネ」でその大企業に就職できるかもしれません笑。)

企業が大学生に求めるもの

今の時代、会社が大学生について求めているランキングご存知ですか?
2014年の日本経済団体連合会(経団連)の新卒採用に関するアンケート結果ですが
1位 コミュニケーション能力
2位 主体性
3位 チャレンジ精神
4位 協調性
5位 誠実性

ちなみに1位のコミュニケーション能力は10年連続だそうです。

「あれ?」っと思いませんか?。
今までずっと勉強が大事って言われてたのに『勉強』がランキングの5位以内に入ってません
ちなみに学業成績は17位にランキングされていました。

ここからまた教育の話に戻ります。
上に書いてある内容を読んでもらえたらわかると思いますが、
就職するにあたって「勉強」より「コミュニケーション」が重視されていることがわかります。

意味を履き違えないでほしいのですが、勉強じゃなくて必要なのはコミュニケーション、「つまりお喋りや!」とは思わないでください。
実際は勉強が必要なんです。
でもね、それ以上にコミュニケーションをうまく取れない人が増えているから、1位にコミュニケーションが来ているんです。
どっちかがあればいいじゃなくて、どっちも必要なんです。

勉強をすることは必要です。
でもそれだけでは会社には適用できないかもしれません。
もし勉強こそが全てと思い込んで、子どもが他の友達と遊ぶ時間を削りすぎることは良くないことでしょう。
部活などスポーツに励み、上下関係をしっかり学ぶことも子どもにとって重要な教育なのです。(勉強をさせることだけが教育ではありませんよね?)

簡単なまとめ

少しまとめをすると、『勉強だけでなくコミュニケーションも重視すべきだ!です。
その理由を端的に言ってしまえば、勉強が最重要視されるのは大学受験までで、社会に出るとコミュニケーションが重要視されるからです。

もちろん個人の突出した能力も必要でしょうが、協力し合う能力も必要なのです。
サッカーに例えるとしたら、フォワードに最高の選手がいてもパスが通らないと点にはつながりませんよね?

人間とは複雑な思考回路を持ち、それぞれの人に考えがあります。
だから人間関係をうまくやっていかなくては生きていけないんですね。

机に向かって勉強するだけでは身につかない能力が「コミュニケーション能力です。
「勉強が大事」という観念にとらわれすぎて、人間として相手とうまく関わっていく大切さを失っては、勉強する意味がありません。
どちらも大切で丁寧に育んでいきましょう。

では今まではコミュニケーションの大切さについて話してきました。
ここからは本題の「勉強」の大切さについて話していきます。

勉強をする必要性?

「なんで勉強しないといけないの?」
おそらくは誰もが一度は疑問に感じたことでしょう。

その答えは、日本が学歴を重視しているからです。
高卒より大卒のほうが優遇されていますし、学歴が高い方が大企業に入れる可能性も高いです。

『学歴=仕事ができる』というわけではありませんが、結局、学歴があったほうが人生の選択肢を広げることができます。

逆に言えば、勉強を頑張るだけで人生の選択肢を広げることができます
やったらやった分だけ自分に見返りがあるんですね。
努力に比例して見返りが大きくなる、なんて学生の間だけなんですよ。

社会に出たら、努力をたくさんしてもそれを評価してくれる上司がいなかったら、努力は報われないかもしれません。
スポーツ選手や、画家、音楽家なんてめちゃめちゃ努力しても、結局は才能があるとかないとか、時代に合わないとかで評価のされ方も違ってきます。

つまり社会って理不尽なんですよ
社会というか自然は理不尽な世界です。

学生の間は小さな世界で安全に生きてるんですよね。
『努力をしたらそれが評価される。』
中間テスト、期末テスト、提出物を頑張るだけで内申点が上がって、レベルの高い大学に推薦でいけるかもしれません。

これってまさに最高の環境ですよね。
だから割り切って勉強するというのも一つの考え方です。

でも、今まで書いたことを知った上で「勉強はしないという考えもあります。

勉強をしないという決断

勉強さえすればある程度不自由ない生活を送れる可能性が高まる時代ということを知った上で、「勉強はしない、自分の進みたい道に進む。
この考えに至ってもまったくおかしくはありません。

そのくらいの覚悟でなくては、その道のプロになんて到底なれないでしょうからね。
リスクを知ったうえで、子どもの判断を尊重できるかどうかは、お父さん、お母さん次第です。

さすがに小学生が言っていたら「もうちょっと歳をとって話を聞こう」とするとして、子どもが高校生であるならば、その意見を尊重するのもアリだと思います。

自分の判断に責任を持つことこそ、「自立」です。
きっと、高校生くらいになって自分できちんと決断できるって子は強いと思います。

ちゃんと目標とするものがあり、それには勉強は必要ないと判断されたのでしたら立派です。(ただ勉強したくないから、勉強しないってのは甘ったれなので自立させてあげてください。)

簡単なまとめ2

学歴社会である現代では、勉強を行うことは後の人生をよりよく生きれる可能性が高くなるということを話しました。
また、勉強は努力すればするだけ成果が出てくるので、社会人と違って評価もされやすいという話もしました。

しかし、現代における勉強の利点を知った上で、勉強をしないという選択肢もあります
「自分の進みたい道にいく」、その考え方も立派だと思います。

結局は勉強なんて良い会社に入るための道具みたいなもので、そこからは自分の本当の実力を問われるのです。
だから勉強をしなくたってほかの方法で社会を生き抜く手段はあります。
そういうことも知っておいて全てを判断してください。

勉強する人生を選ぶことも、勉強しない人生を選ぶことも、それは自分の決断であって、その決断の結果に責任を取る必要があります。

冒頭で申し上げた通り、私が考える教育理念の1つに、『子どもの自立』を目指すことがあります。

子どもが自立するには?

では本題に入っていきます。
「どうやって子どもは自立するの?」ですね。

自立とは自分で考え、行動し、その行動の結果に責任を持たなければなりません。
ですがめ自分で考え、行動するのがなかなか難しいのです。

自分で考え、行動するためには「夢」や「目標」が必要です。
「〜するために努力する」、「〜になりたいから頑張る」
など自分を成長させようとする原動力が不可欠なのです。

そのためにはモチベーションを上げることが必要になってくるので、ここではマズローの欲求段階説を用いてモチベーションの上げ方について説明していきます。

マズローの欲求段階説

下図がマズローの欲求段階説です。

マズローの欲求段階説

マズローとはアメリカ合衆国の心理学者であり、人間性心理学の生みの親とされています。
人間性心理学とは、心の健康についての心理学を目指すもので、人間の自己実現を研究する学問のことです。

マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化しました。

下層にある生理的欲求と安全の欲求は今の日本ではたぶん満たされています。
(生理的欲求が食事・睡眠・排泄などの本能的な欲求で、安全の欲求は身の危険についてですが、日本は安全な国ですのでここも満たされていると思います。)
これらが満たされると一つ上の階層の欲求を求めるようになります。
つまり、生理的欲求と安全の欲求が満たされると、次に『所属と愛の欲求』が現れます。

これは『社会的欲求』とも言われており、「集団に属したい」や、「仲間が欲しい」と求める欲求のことです。
ここが満たされてないと孤独を感じたり、不安を抱いたりします。子どもにとって学校での友人との付き合い方が関係してきますね。

社会的欲求を満たすと、次は『承認の欲求』を求めるようになります。「周りの人から認められたい」、「尊敬されたい」という欲求です。
これには低いレベルの欲求と、高いレベルの欲求があります。
それは他者からの評価と、自分からの評価です。
当然、低いレベルでは他者からの評価を気にします。しかし、高いレベルでは他者からの評価よりも自分自身の評価を重視します。

高いレベルになることで『自分を磨いていく』という自立心が生まれてきます
しかし、ここの欲求が満たされないと劣等感や無力感を感じます。「自分は何をやっても無理なんだ」などなど、そんな学生もいますよね。ぜひ自分に自信を取り戻してもらいたいものです。

以上4つの欲求が満たされてようやく『自己実現の欲求』が出てきます。
自分の持つ能力、可能性を信じ、それを発揮して、なにか創造的なことをしたいという欲求が生まれます。ここまで来てようやく自分の夢を実現できるかどうかの始めの一歩を踏み出すことになります。

テニスプレイヤーの錦織圭選手の場合

スポーツ選手なんかを見てるとよくわかります。
テニスの錦織選手はコーチをマイケルチャンコーチに変えてから素晴らしい結果を更新中ですよね。
コーチを変えるまでの錦織選手はトップの選手と「戦えて勝てたらいいな」ぐらいに思っていたらしいのですが、マイケルチャンコーチの教えにより、自分の力、可能性を信じて、「もう勝てない選手はいないと思う」とおっしゃっていました。
それ以来、自分よりも上位の選手にも安定して勝てるようになり、世界ランキングも自己ベストの5位まであげていました。

錦織選手の例を見ても分かる通り、『自分を信じる』ということがものすごく重要なんですね。

お父さん、お母さんができること

長々と説明しましたが、要は、『自立心を出すためには下層の欲求から満たしていかないとダメ』ということです。
所属と愛の欲求が満たされ、そして承認の欲求に移行しないと自立心は生まれてきません。

自立心が生まれてないのにお父さんお母さんに「勉強しろ」と言われても、それでは本当の意味での勉強をすることはありません。「親に言われたから勉強をしてる」という子どもが自分の人生を切り開いていくことができるでしょうか?

目指すべきは自己実現の欲求です!
その前にある多くの欲求を満たしてあげましょう。特に最近の多くの学生は所属と愛の欲求に飢えている傾向にあります。

人間関係がうまくいってないと、孤独を感じたりするので勉強どころじゃなくなってしまいます。それは仕方がないことです。
ご両親や友達でしか解決できない問題でもあるので、もしお子さんがこういうことに悩んでいるようでしたら、勉強よりもまずここの解決を優先しましょう。

勉強は子どもがやるべきことです。
しかし、モチベーションを上げていくことは、子どもの周りの環境に大きく依存します。
そこの環境についてはお父さん、お母さんの力の見せ所になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回の記事では『子どもの自立心を育てる方法』について書いてきました。

ということで今回の記事内容を簡単にまとめます

  • 教育は子どもを自立させるためにある
  • 勉強をさせることだけが『教育』と考えてしまうと、歪んだ子どもを育てることになる
  • 企業が大学系に求める能力の第一位はコミュニケーション能力
  • 現代における勉強の利点を知った上で、勉強をしないという選択肢もある
  • 勉強する人生を選ぶことも、勉強しない人生を選ぶことも、それは自分の決断であって、その決断の結果に責任を取る必要がある
  • マズローの欲求段階説の低次元欲求から満たしていくことで自立心が生まれる
  • 自立心を形成できるような環境を作ることが親の役目

本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。

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