どんな仕事が減ってきているかご存知ですか?
みなさんも体感していて分かる通り、この十数年でインターネットの発達・スマホの普及など、テクノロジーの発達が顕著で、世の中の変化がとても激しいものとなっといます。
そしてこれからの日本は避けることのできない人口減少&大高齢化時代が待ち受けています。
この変わり続ける世の中で、将来、我が子はどんな職業につくと思いますか?
これを考える前に、この15年間で『増えた仕事・減った仕事』について考えてみてください。
なんだと思われますか?
15年間で『増えた仕事』と『減った仕事』
この15年間で『増えた仕事』『減った仕事』を考えてみます。
増えた仕事はなんだと思われますか?(これは結構簡単に予想できるかも)
このデータは2015年9月4日の東洋経済ONLINEの記事を参考にしています。
もっとも増えた仕事
みなさん最も増えた仕事の予想はできましたか?
正解は「介護職員」です。
これは予想できた人も多いのではないかと思います。
介護職員は15年間で100万人増えましたが、それでもまだ人手不足となっています
つまりは、就職先を選ばなければ介護職員にはなることができそうですね。
将来的には四人に一人が介護関係の仕事に就くことになると予想されています。
介護職員は2025年に約38万人足りなくなる――。厚生労働省は6月に公表した推計で、介護業界が将来、深刻な人手不足に陥ると警鐘を鳴らした。介護業界だけではない。飲食、小売りなどのサービス業、建設、土木、運輸など、現状でも人手不足の課題は深刻。
ネット通販の普及でクロネコヤマトを筆頭に運輸業界も人材不足で悩んでいます。(しかし、ドローンや自動運転の発達が急速に進化すれば、職にあぶれる危険性はあります。)
増えた仕事でちょっと意外だったのが、IT系が「増えた仕事」に入ってないことです。
介護系と同じくらい増えていても良さそうなのがIT関連の仕事だと予想してたのですが、ランキングに入っていません。
また、IT企業も介護系と同様に人材不足に悩んでいます。
IT人材白書2016によると、2011年にIT人材が不足している&やや不足していると答えたIT企業は約60%くらいだったのですが、2015年では90%にまで及んでいるのです。
もっとも減った仕事
では、最も「減った仕事」はなんだと思いますか?
正解は「農耕従事者」です。
これもある程度予想できそうな答えですね。
農耕従事者以外にも大工や土木、そして製造業系など、きつそうな仕事は軒並み減ってます。
上記に挙げた職業はきついと思われがち(実際きついと思うけど)だけど、介護職員もきついと思うのですが増えているんですね。
介護職員って正直給料も全然良くないから、多くの面できついはずなのですが・・・。
日本は世界一の長寿大国なんだから、もっと給与体系をよくしてほしいものです。
『減った仕事』でも可能性のある仕事は多い
大工や溶接工などは一定レベル以上の技能を身につけるには10年かかると言われています。
だからこの技術を習得しておけば今後、引く手数多の人材になること間違いなしと言われています。(今の現状は若い人が全然いなくて、ベテラン勢はあとは引退するだけになっています。)
今、この仕事についている『若い人』はかなりラッキーかもしれません( ´∀`)
普通に一流大学入って、一流企業に入社する人より、将来的には高い給料&高待遇になるのではと私は予想しています。
10年後に『残る仕事』と『消える仕事』
確実に言えることですが、さらなるインターネットの普及で仕事がどうなるか、とロボットの技術がどこまで進化するかですね。
「増えた仕事」のなかに清掃従事者や販売店員がありますが、もしロボットが普及し始めたらこの2つの仕事はかなりロボットに取られることは予想できます。
事務系の仕事は消えると予想される
ほかに減少幅の大きさで目立ったのは、会計事務従事者。15年間で100万人以上が減少した。
米国の経済学者であるエリック・ブリニョルフソン氏とアンドリュー・マカフィー氏が書いた『機械との競争』では、人間の仕事がコンピュータに取って替わられる実態が問題提起されたが、会計事務従事者の減少の背景にも、会計ソフトウェアの普及などテクノロジーの発展がありそうだ。
『減った仕事』のなかに会計事務従事者がありますが、これはこの先どんどん減ることが予想されます。なぜかというと、現状でさえインターネットやパソコンを使ったサービスで会計事務従事者は仕事を追いやられています。(具体的に言うと、会計士、税理士は苦境に立たされるでしょう)
データの処理なんてものはAIの得意分野ですからね。
役所で働いている公務員もどんどん削減されていくはずです。
「公務員はクビがないから安心」と思っている人は考えを改めた方が良いと思います。
まぁ当分は新卒採用を減らすだけだと思うので、すでに公務員の人はしばらく安心だと思いますが。
でも日本でもベーシックインカムの議論がされ始めたら、どうなるかわかりませんね(´・ω・)
今ある47%の仕事は消える
オックスフォード大学によると、10〜20年の間にアメリカではロボットやAIに47%の仕事を代替されると予測しています。
アメリカと同じような日本でもこれは当てはまりますよね。
代替されるリスクのある主な職業としては、
- レジ係
- コック
- 受け付け係
- 弁護士助手
- ホテルのフロント
- ウェイター
- 会計士
- 保険の販売代理店
- ツアーガイド
- 運転手
- 不動産の販売代理店
- 警備員
- 漁師
- 理髪師
- 皿洗い
- バーテンダー
が、あげられています。
やはり、『誰にでもできそうな』的な仕事は代替される可能性が高いということが分かります。
ここで注目すべきことは、『コミュニケーション能力』を必要とする仕事はなくなりづらいと言われていることです。
「そのリストに挙げられているバーテンダーってコミュニケーション能力使ってない?」てなると思いますが、これは日本とアメリカのバーテンダーのあり方が違うからなんですね。
「あのマスターがいるバーに行きたい!」と、お客にそう思わせるような、お客にとってそのバーに行くことが『癒し』につながるような、そんなコミュニケートができる空間を作ることのできるバーテンダーは生き残っといくでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事では『増えた仕事・減った仕事』について書いてきました。
ということで今回の記事内容をまとめると、
- この15年でもっとも増えた仕事は介護職員
- この15年でもっとも減った仕事は農耕従事者
- 20年以内に今ある仕事の47%はAI・ロボットに代替される
- データ処理やパターン化された仕事が消えやすい
- 『コミュニケーション能力』を必要とする仕事はなくなりづらい
本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。
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