公務員試験ってたくさんの試験科目があるんです。また、試験種によって出題科目数が異なっているので、ややこしいんですね。
この記事ではその大枠についてまとめていきます。詳しくは自分が受けようとする公務員のサイトを注意深くご確認ください。
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専門科目がある試験とない試験
専門科目があるかないかが、公務員試験の大きな違いかと思います。公務員試験は基本的に
- 教養試験のみ
- 教養試験+専門試験
の2パターンに分かれます。(小論文もあります。)
専門試験があるかないかで試験の負担度合いは大きく違います。
*高卒レベルの公務員試験は、技術職を除けば教養のみになります。
教養試験のみの公務員試験
- 警察官
- 消防官
- 地方上級の一部の職種
- 半数以上の市役所
- 皇宮護衛官
- 国立大学法人等職員
- 文部科学省文教団体職員
などになります。
教養試験+専門試験がある公務員試験
- 国家総合職
- 国家一般職
- 国家専門職(国税専門官など)
- 裁判所職員
- 東京都Ⅰ類
- 特別区Ⅰ類
- 地方上級(県や政令市)
- 一部の市役所
- 警視庁行政職員
- 国立国会図書館
などになります。
「専門試験なんて勉強したくねーよ!」
そういう人に人気なのが公安系公務員(警察官、消防官)や市役所試験ですね。
*一般的に大卒程喉国家公務員試験や地方公務員試験では専門試験が課されます。レベルの高い公務員試験を受ける場合、専門試験は避けては通れません。
教養・専門合わせると30科目程度
専門試験・教養試験合わせると30科目程度の学習が必要になります。多いです。超多いです。
ちなみに地方上級のボーダーは6割から6割5分程度と言われているので、とりあえず「7割りを目標にする!」というのが大切です。
公務員試験に出題される教養科目について
教養試験と専門試験と大きく分けましたが、中身をみるとどちらもたっぷりの科目があります。まずは教養科目からみていきます。
教養科目は
- 一般知能
- 一般知識
の2つに分けられます。まずは一般知能から。
一般知能
- 文章理解・・現代文、古文、漢文、英文
- 数的処理・・数的推理、判断推理、資料解釈
文章理解はよくある現代文や英文などの長文を読解するものです。「要旨把握」「内容把握」「空欄補充」「文章整序」の4つの形式で出題されます。文章量がそれなりに多いので、“文章を読む練習”をしっかりしておかないと安定した点数が取れません。
数的処理は受験生の多くが苦手とするものです。過去問をたくさん解いて、問題に慣れておかないと難しいと思います。
一般知識
- 人文科学・・日本史・世界史・地理・思想・文学・芸術
- 自然科学・・数学・物理・化学・生物・地学
- 社会科学・・政治・法律・社会・経済
一般知識は基本的には高校でやる科目であり、センターレベル程度の難しさです。大学受験を真面目にやっていれば、ここは“思い出す作業”になるはずです。
一般知能と違いここは暗記中心ですので、一般知能が苦手な人はここで得点を稼ぎたいところです。思想・文化芸術は地方上級では極まれに出題される程度なので捨てていいところかも。
公務員試験に出題される専門科目について
基本的に、大学で専攻している科目を試験科目として選びます。
専門科目:行政(事務)系区分
憲法、民法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、会計学、統計学、政治学、行政学、社会学、国際関係論、労働法、刑法、商法の専門科目。
行政(事務系)の職種がもっとも科目負担が多くなります。ただし、採用人数も多いのですけども。
専門科目:人間科学系区分
心理学、社会学、社会福祉、教育学、社会調査等の専門科目。
専門科目:技術系区分
土木、機械、電気、化学、農学、林学等の専門分野別の専門科目。
おわりに
教養試験や専門試験に加え、面接もあれば小論文も課されるところもあります。たくさん対策しなければなりません。
が、条件はみんな一緒ですので、努力したもん勝ちです。ということで、しっかりと勉強してみてください。今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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