公務員には国家公務員と地方公務員がありますが、どのような違いがあるかご存知でしょうか?
この記事では、国家公務員とは?について書いていきます。(国務大臣や裁判官なども国家公務員に該当しますが、ここでは“公務員試験”を受験してなることのできる国家公務員に限定しています)
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国家公務員とは?
日本の機関に勤務する公務員のことを国家公務員といいます。
日本の機関ってなんやねんって話ですが、
- 行政府
- 立法府
- 司法府
で働く公務員のことです。
例えば、
- 内閣府、各種省庁(財務省や厚生労働省、国土交通省など)といった行政機関
- 衆議院や参議院、国会図書館といった立法府
- 各種裁判所、家庭裁判所などの司法府
国家公務員法が適用される
国家公務員は国家公務員法が適用されます。
例えば国家公務員法第100条には、「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。 」とあります。いわゆる守秘義務というやつです。
国家で働く者として、国家の秘密はもらしちゃダメなんですな。ちなみにこれは退職後も適用されますので、国家公務員になる方は心しておいてください。
漏らした場合は刑事罰の対象になります。
*参考:国家公務員法第 100 条
国家公務員の種類
国家公務員といっても種類はたくさんあります。
- 国家総合職
- 国家一般職
- 国税専門官
- 財務専門官
- 裁判所職員
- 法務省専門
- 家裁調査官
- 皇宮護衛官
機関で国家公務員を分けると
機関によって国家公務員も分けられます。
- 人事院が採用試験を実施する行政府の職員(国家公務員総合職、国家公務員一般職、国家公務員専門職など)
- 裁判所が採用試験を実施する司法府の職員(裁判所事務官、家庭裁判所調査官 )
- 衆議院や参議院といった国会に勤務する立法府の職員(衆議院事務局、参議院事務局、衆議院法制局、参議院法制局、国立国会図書館)
総合職や一般職の国家公務員試験には官庁訪問がある
総合職や一般職の国家公務員試験は人事院が一括して実施していますが、採用は各省庁が行なっているので、合格後、希望する官庁への“官庁訪問”をして内定を受け取るという形になります。
(国会職員や裁判所職員の採用試験は、権力分立による憲法の制約のため、内閣管理下にある人事院が採用に関与することが許されておりません。)
総合職と一般職の違いとは?
総合職は基本的に中央官庁のみの採用で、一般職では中央官庁の他に出先機関でも採用されます。
また学歴による違いもあります。
総合職試験では、
- 院卒者
- 大卒程度
の区分しかありませんが、一般職試験では、
- 大卒程度
- 高卒程度
- 社会人
という3つの区分で実施れます。
国家公務員の専門職とは?
- 国税専門官
- 財務専門官
- 法務省専門職員
- 労働基準監督官
- 皇宮護衛官
などが国家公務員の専門職になります。
国家公務員が働く場所
国レベルで働かなければならないので、全国になります。
- 東京の霞ヶ関や国会議事堂
- 全国の各種裁判所、財務局、法務局、ハローワーク、税務署
などです。
国家公務員の年収は?
国家公務員の年収については、毎年人事院が発表しております。(もちろん職種によって給料は違います)
国家公務員の平均年収は43歳で670万円ほどになります。(月額給与41万円、ボーナス170万円)
民間で働くサラリーマンの平均年収が400万円前後なので、国家公務員は恵まれた収入と言えると思います。
*参考にしたサイト
- 国家公務員給与等実態調査
- 人事院勧告(国家公務員の給与)
- 平成29年国家公務員給与等実態調査の結果
- 平成28年国家公務員給与等実態調査の結果
国家公務員と地方公務員の給料の差
地方公務員の給料は総務省が発表しています。
見比べるのがめんどくさいのでマイナビさんのサイトを参考すると、ざっくり100万円ほど違うようです。100万違うってなかなか大きい数字ですよね。月単位にすると8万円ほど使えるお金が違ってくるということなので。
*参考にしたサイト
おわりに
この記事では国家公務員についてざっくりと書きました。追記する点があれば、また書き足していこうと思います。
なにはともあれ、国家公務員になろうと思うのであれば公務員試験突破が不可欠です。ということで、まずは勉強を頑張ってみてくださいー。冒頭にも書きましたが当サイトでは公務員試験対策にはスタディサプリをオススメしています。
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今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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