山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る【読書メモ】

教育関連本
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山中伸弥さんと成田奈緒子さんの共著『山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る』を読んだのでメモ。

かなり薄い対談峰です。でも本質的なことが書かれています。無駄なことが削ぎ落とされている感じの本です。

個人的には読み応えがあまりなかったのですが、Amazonレビューを見てみると150を超える評価がついていて星は4.5。めちゃくちゃ高い評価です!

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山中伸弥さんと成田奈緒子さんが考える子育てで大切なこと

この本を読むと分かりますが、とくに目新しいことは書かれていません。

ざっくり箇条書きしますと↓

  • 親に「勉強しなさい」とは言われなかった!
  • 創意工夫をしていた!
  • 朝ご飯大事!
  • しっかり寝ること大事!
  • 疑う力大事!
  • 「ありがとう」と言えること大事!
  • 相手の視線に立つのが大事!

などなど、「やっぱりそうなんだ」ということが多かったです。

自立とはなにか?

この本を読んでいて一番興味深いなーと思ったことが、「自立とはなにか?」です。

普通、子育てにおいて自立って聞くと、「自分でお金を稼いで…」みたいな答えが浮かぶと思います。

でもそれって誰が決めた「自立」の意味なの?とか問われると、迷っちゃいますよね。たぶんどこかで聞いたことのある「自立」の意味を、自分で考えることなくパクって使ってるだけだと思います。

で、成田さんは障がいのある人に「自立とは?」の意味を尋ねてみました。

するとこう答えたそうです↓

「自分ができないことをちゃんと理解して、誰かに『助けて』って言えること」

成田さんは、「助けてと言えることが自立である」という言葉にとても感銘を受けたそうです。

自分ができること、自分ができないことをしっかりと把握し、そして自分でできないことはちゃんと助けを求められる、これが自立であると。

なるほどなーと思いますよね。障害があるなしに関わらず、人ってできないことだらけですよね。だからこそ協力し合うわけですよね。助けを求めるし、助けを求められるわけですよね。

でも「人に助けを求める」ということは、なかなか難しいですよね。それは自分の弱点をさらけだしているようなものですから。これができるんなら、現代社会で精神を患う人はもっと少ないでしょう。

ってことで、「助けを求める」という力を伸ばしてあげることはとっても大事なんじゃないかと思います。

じゃあそれをどうやって子どもに教えてあげればいいか?

当サイトでは何度も書いてあることですが、「親が背中を見せる」しかないでしょう。親自身がしっかりとした人間関係を築き、自分ができないことを友人たちに頼む姿勢を見せていれば(逆に友人の助けに応えていれば)、子どもは学んでいくはずです。

参考までに。それでは!

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