お受験やら中学入試を受けていない多くの人にとって、高校入試は初めての『入試』になります。つまり、この試験から『競争』の社会へと足を踏み出すわけです。
小学生までは「みんな平等なんだよ!」なんて先生方は言っていたのに、いきなり「これからの社会は厳しいんやで!競争やで!」なんて言い出す大人たちを見て、私は唖然としていたのを覚えています。
競争と聞くと、人を蹴落とすようなイメージがあるかもしれません。実際にそういう側面はあるのですが、「競い合い、自分の能力を高めていく」というプラスの側面もあります。
このサイトでは「勉強ができることは人の一側面にすぎない」ということを前提に、勉強をやっていこうじゃないですかと伝えているつもりです。勉強できることが人生の全てではありませんからね。
ですから、進学校に行く人も、工業高校に行く人、商業高校に行く人にも、差なんてまったくないということを頭に叩き込んでから、この記事の続きを読んでもらえたらと思います。学校にいると、「勉強できる人がすごい!」なんていう偏った価値観に染まりがちですが、それは人のある側面にすぎないということを、くれぐれも忘れないよにしてください。(忘れてしまうと、人格が歪んでしまうので^^;)
前置きは長くなりましたが、中学生の社会の勉強法について書いていきます。ちなみにオススメの教材は格安で一流講師から学べるスタディサプリになります。
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中学生向けの社会の勉強法
日本と世界の様子を学ぶのが社会
中1・中2で地理と歴史、中3で残りの歴史と公民を勉強するというパターンが多いかと思います。社会でも色々と教科が別れていますが、どれもこれも、日本と世界の様子を学ぶものです。
- 地理:日本と世界の様子を国の立地的な視点から学ぶ
- 歴史:日本と世界の政治・経済・外交・文化を過去から学ぶ
- 公民:現代の日本と世界の様子を学ぶ
整理しながら学ぶ
社会は膨大な知識が出てきます。これらをうまくまとめていかないと、情報の波に飲まれてしまいます。
- 地域別
- 年代別
- 分野別
に整理していくのセオリーです。
結局は暗記
綺麗事を抜きにすると、社会は暗記です笑
とりあえず覚えれば確実に点数は上がっていきます。ただ、やみくもに暗記するよりは、歴史の流れなどを把握していた方が断然覚えやすいです。
暗記の仕方については効率的な方法があるので、こちらの記事を参考にしてみてください→→→【暗記(単語)カードの使い方】一気に覚えるのと小分けに覚えるのでは、どちらが記憶に残りやすいのか?
暗記はインプットよりアウトプット
暗記はインプットよりアウトプットです。
どういうことかと言うと、教科書や参考書を眺めるだけでは覚えれないってことです。頭の中にある知識を頑張って引き出す練習をすることが、暗記でもっとも重要なことです。
これは何も、社会だけでなく、全ての教科で言えることです。だから、小テストとか定期テストは“すっごく大切”なのです。
アウトプットの方が大事な理由については、こちらの記事を参考にしてみてください→→→合格したいならインプットよりアウトプットするべき理由!小テストを大切にしよう!
テストに一夜漬けはダメ
「アウトプットが大事なんやな!じゃあテスト前に一夜漬けやったるで!」
と思うかもしれませんが、一夜漬けはあんまり効果がありません。(これも研究で分かっていることです。)
トータルの勉強時間が同じであれば、コツコツ勉強も一夜漬けも、翌日のテストの点数に大きな変化はありません。しかし、数ヶ月後にもう一回同じテストをしてもらうと、一夜漬けの人たちは綺麗さっぱり忘れてしまってるんですね。
これだとせっかく勉強したのに意味がありません。やはり勉強はコツコツに勝るものはないのです。これについては、こちらの記事を参考にしてみてください→→→一夜漬けとコツコツの勉強はどちらが効果的なのか?
歴史はダラダラやっても覚えづらい
学校の授業のペースだとどうしても遅くなります。なぜかというと、初めから細部まで勉強していくからです。それだと細部は覚えれても、大きな流れは分からなくてなってしまいがちなんですね。
まずは大きな流れを把握して、そこから細部を勉強していくのがいいと思いますので、スタディサプリや参考書を使い、一気に大まかな流れを理解しちゃうのがオススメです。
高校受験に向けての勉強法
高校受験は内申点が大切!
大学受験は内申点なんて関係ないのですが(推薦は関係あるけど)、多くの高校受験では『内申点+入学試験』の総合得点で合否が決まります。偏差値60を超える上位校を狙うのであれば、内申点も入学試験も頑張らなくてはなりません。
住んでいる地域によって、内申点の反映が異なります。例えば、中1から中3までが反映される県もあれば、中2以降などと変わってきますので、とりあえず先生に聞いておいてください。
まー、定期テストを真面目に頑張っていれば、内申点も学力もアップするので、目の前にある定期テストの気を抜かずにコツコツと頑張る人が最後は勝つ仕組みなので、そこもお忘れなく。
各高校の選抜基準を知っておこう
各高校によって選抜基準は違っていて、『内申点重視』や『学力重視』などに分かれます。また、英検などによって加点される資格もあるので、自分が志望する高校はどのような選抜基準があるのかも調べておきましょう。
入試問題は総合力
入試問題は総合力勝負で、中1〜中3までの内容が色々混ざって出題されます。全ての単元で穴がないようにしておかなくてはなりません。
繰り返しになりますが、ここで穴を作ってしまうと、たとえ高校に合格したとしても高校の授業で苦しむことになります。
過去問は必ず解く!
過去問は中3の夏休みに必ず解いて下さい。本屋に行って、過去問を購入して、まずは問題のコピーをとります。なぜかというと、できるようになるまでなんども解く必要があるからです。
解くときは、時間を決めて解いて下さい。「あ、入試問題を解くには、これくらい時間がかかるもんなんやなぁ」と知っておくためにも、時間を意識することは大切なのです。
過去問3年分も解けば自分の苦手単元が分かるので、対策も立てれるようになります。スタディサプリを使えば、すぐにその単元の復習もできますので効率的。
間違えた問題は必ずメモる
一度解き直したからって、人間、そう簡単には頭に入りません。ですので、間違えた問題は、必ずメモして下さい。もしくは過去問をコピーしているのであれば、切り取ってノートか何かに貼り付けましょう。
入試直前の対策
入試直前は「何をやっていいかわからない・・・」となるはずです。そこで慌ててしまうと、精神的にもよくありません。
ここで活用できるのが、『間違いメモ』です。前に間違っていたところを解き直すことで、「できなかった問題が解けるようになってる!」と自信をつけることもできます。
逆に、まだ同じ問題に手こずるようであれば、その単元が苦手ですので、入試までにバッチリと復習をしておきましょう。「苦手なところはない!」という気持ちが精神的安定性をもたらせますから、しっかりと苦手分野は潰しておきましょうね。
おわりに
受験勉強なんてのは、早ければ早い方がいいです。と言っても、「あの高校に行きたい!」という強い欲求がなければ、勉強する気にはなれません。
ですから、まずは「なぜ高校に行くのか?」を真剣に考えてみて下さい。この記事を読んでくれている人は、進学校に行く人が多いと予想していますが、「なぜ進学校に行くのか?」を考えてみて下さい。
ある予備校の先生は、「ほとんどの進学校は自称進学校だ」と言っていました。
あなたが行こうとしている進学校は、毎年何名を一流大学に送り込んでいますか?もしかしたら、あなたが行こうとしている高校は、予備校の先生が言うように『自称進学校』かもしれません。
それでも、その高校に行きますか?それとももっと上を目指しますか?
多くの人に「なぜ進学校に行くのですか?」と聞くと、「大学に行くためだよ!」と答えます。それではなぜ大学に行ったほうがいいのでしょうか?
そういうことも含めてしっかりと考えてみて下さい。もし、東京大学のような一流大学に行きたいのであれば、高校もしっかりと選ばなければなりません。私たち人間は環境の生き物なので、周りの人が勉強すれば自分もするし、周りがしなければ自分もしないのです・・・。
もちろん強い意志力があれば、周りに流されずに勉強できる人もいます。でも、私を含めほとんどの人は意志力は弱いです。あなたはどうでしょうか?
冒頭にも書きましたが、勉強が全てではありません。一流大学に進学することが全てではありません。それらは一つの人生の選択肢です。
中学生の今、それを真剣に考えて答えを出せるわけはありません。でも、高校生になるから、大学生になるから、大人になるからと言って、自然と答えにたどり着くわけでもありません。
答えにたどり着ける人は、『常に考え続けている人たちだけ』なのです。世の中の一流と呼ばれる人たちは、中学生の頃から自分の人生について本気で考えています。考え続けたからこそ、一流になれたとも言えるでしょう。
あなたはどうしますか?
と、すごく意味深な感じで終わってしまうのですが笑。どうか皆さん、自分の人生を真剣に考えて、一生懸命生きてみてください!
アメリカの教育界ではこんな言葉があります。
「Define Your Own Success」
どうでしょうか?訳せますか?
訳すと、
「あなたにとっての成功とは何かを定めなさい」
人によって成功とは様々です。しかし、普通に生きていたら、いい高校に行って、いい大学に行って、大企業の社員になるか、公務員になるかが
「成功だ!」
なんていう価値観を押し付けられます。
でも、それが本当に成功なのでしょうか?
それも成功の一つかもしれませんね。でも、全員に当てはまる成功ではありません。どうぞ、自分にとっての成功を定義してみてください^^
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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