受動態(be + p.p.)ってすごく違和感を覚えませんでしたか?
例えば、The letter was written by him
「この手紙は彼によって書かれました」・・・うーん、意味はわかるんだけどこんな日本語使ったことないぞ?と、受動態に違和感を覚えた人も多いはずです。
ということで、このページでは使える受動態について書いていきます。
受動態の使い方
日本語と英語の違い
「〜される」って日本語でいうと受け身なんですけど、受け身を使う場合は、利益やら被害がある時です。
- 許可される
- 認められる
- 壊される
- 侵入される
などなどです。
しかし英語の場合の受動態は利益や被害の時だけに使いません。(日本語の受け身と英語の受動態は同じではないってこと)
だから何でもかんでも受動態の文を「〜される」って訳すと違和感のある文になってしまうのです。
主語を使いたくない時に受動態を使う
英語の世界では主語を出したくない時に受動態を使います。
例えば、日本語は主語を明確にしなくていいので「この屋敷・・・出るんだぜ?」という言葉をつかことができ、“おばけ”という言葉を隠すことができますが、英語の世界では絶対に主語を使わないとダメなので、どうしても“おばけ”を使わないとダメです。
だとしたら、「Ghosts haunt the mansion(おばけがこの屋敷に出没する)」になるんですけど、“おばけ”って言葉を使ったらダサいじゃないですか笑(日本語みたく、この屋敷出るんだぜ?としたい!)
こういうときに受動態を使います。
The mansion is haunted.
これで、「この屋敷、でるんだぜ」というカッチョいい文章になります。
ただ、「受動態の訳し方は〜されるだ!」という日本語の受け身カチコチな感じで訳しちゃうと、「そのお屋敷は出没される」という変な訳になっちゃいます。
まずは「受動態は〜される」という固定観念を捨てないとダメです。
ちなみにこの文章にbyをつけちゃうと、
The mansion is haunted by ghosts.
と、せっかく隠してたおばけが出てきてしまうし、なんなら強調されてるのでダサい文章になってしまいます。
“by 人”は特につけなくてもいいんですよね。
逆に言えば、強調したいときはつけてもOKなのです!
そのグラス誰が割ったの?
主語を隠したいときに受動態は便利です。
キャシーがワイングラスを割ったとしましょう。
Cathy broke a wine glass.
でも、名指しするのはかわいそうですよね。
ということで受動態を使うと、
A wine glass was broken.(ワイングラスが割れた)
と、キャシーを咎めない文章のできあがりなのです!
え?キャシーが嫌いだって?
だったら、
A wine glass was broken by Cathy.(ワイングラスが割れたんだ・・・キャシーのせいでね)
とやっちゃいましょう笑
まとめ
受動態は主語を言いたくないときに使う!
*参考にした本:世界一わかりやすい英文法の授業 関正生
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