このページでは英語の仮定法について説明して行きます。
仮定法ってなんだか分かりづらいですよね^^;
ということで、できるだけわかりやすくまとめていきます!
仮定法ってなに?
例えば、
「明日台風きたら、学校休みになるわ!」
「もし私が鳥だったら、きみのもとに飛んでいけるのに」
どちらも仮定の話だけど、可能性としては全然違うのにすぐ気がつくと思います。
台風が来るのは可能性があるけど、鳥になれる可能性なんて明らかにゼロです。
英語では可能性がない仮の話をするときに、“これは仮の話だよ”と信号を出します。
その信号が、『時間を一つ前にずらす』ことです。
だから、
If I am a bird, I will fly to you.
ではなくて、
If I were a bird, I would fly to you.(If S 過去形, S would/could/might 原型.)
となります。
こういうのをちょっと難しい言葉で言うと、“仮定法過去”なんて言ったりするね。(ややこしい名前ですたい(´・ω・))
ちなみに、過去形だったらwereじゃなくてwasじゃね?と思った人もいるはずです。
するどい!!
wasでも正解なのですが、wereを使うことによってより仮定法を強調しているんですね。(Iなのにwereはおかしいから)
過去の話を仮定する場合
今までの話は、現在の話を仮の話にするために、時制を1つずらして過去形にするものでした。(仮定法過去)
ならば、過去の話を題材に、仮定する場合はどうなると思いますか?
例えば、
「あのときもう2ドルあれば、その本を買うことができたのに」
こう言う場合は、過去の話をもう1つ時制をずらします。
英語では、過去より前の話は過去完了になるので、こんな感じのカタチになります。
If S had p.p., S would/could/might have p.p..
「あのときもう2ドルあれば、その本を買うことができたのに」を英文に直すと、
If I had had two dollars more then, I could have bought that book.
となります。
覚えておくべきは、仮定法は見た目が過去形なら訳は現在形、見た目が過去完了なら訳は過去形ということです!
Ifを使わない仮定法
Ifを使わない仮定法もあります。
それがI wish〜のパターンです。(他にもあるけど)
- I wish S 過去形 「いま〜ならなぁ」
- I wish S could 原型 「いま〜できればなぁ」
仮定法を見抜くには助動詞の過去形に注目!
仮定法の目印は助動詞の過去形になります!
というのもcanの過去形でcould(できた)を使うことはほとんどないからです。
「できた」と言いたい場合は、was able toを使うのが普通なんですって。
だから私たちは助動詞の過去形を見たら「あれ?仮定法のサインじゃね?」と疑う癖をつけるのがいいんですね(`・ω・´)”
Ifは省略することができる
仮定法の世界において、Ifってよく省略されるんです・・・。
これが私たちを仮定法嫌いにさせて行く理由なんです笑。
んで、省略するだけならまだしも、“倒置”も起こるんですね(´・ω・)
*仮定法過去のIf省略の場合
If I were a bird, I would〜
でIfが省略されると、
Were I a bird, I would〜
と、Iとwereが入れ替わります。
*仮定法過去完了のIf省略の場合
If I had p.p., I would have p.p.〜
でIfが省略されると
Had I p.p., I would have p.p.〜
となります。
これについては慣れが必要です!
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