中学生・高校生にもなるとイヤフォンを耳に突っ込んで勉強する人も増えてきます。
「音楽を聴きながらの方が集中できるんや!」と。
果たしてこれは本当なのでしょうか?科学的な研究結果をご紹介したいと思います。結論を先に言いますと、勉強に集中したいなら、音楽・BGMはNGです!
え?音楽ダメなの?ずっと聴いてたんだけど・・・。
本気で集中したいときは音楽はかけない方がいいよ。
BGMは集中力を上げない
2007年のこちらの論文によりますと、
- ゆったりしたBGM
- アップテンポのBGM
- 環境音
- 無音
のパターンで40人の被験者に5つの認知テストを受けてもらったところ、無音以外では集中力を妨げることがわかりました。ちなみにアップテンポのBGMはゆったりとしたBGMよりも悪影響を与えます。
2011年のこちらの論文によりますと、
「BGMはスポーツにはプラスの影響を与えるけど、文章を読んだり、記憶したりする時には負の影響を与えるよー」
とのことです。
こちらの論文でも、
「BGMは嫌いな曲でも好きな曲でも成績を下げるぞー。無音がいいぞー」
とのことです。
BGM全敗やんけ!
意外な結果だよね。でもこれが科学的な事実っぽいんだ。
集中力高めで勉強したいなら無音
以上の研究結果より、勉強に集中したいときは無音が正義だと思います。やっぱり、音楽を聴いてると、頭のリソースをどうしても使っちゃうんでしょうな。
勉強のためのBGMの使い方
といっても音楽はモチベーションを高めたり、リラックスするためにはとても有用なものです。
勉強のために効果的に音楽を使うのであれば、
『勉強の前後で聴く!』
というのがいいでしょう。テンションを上げて難しめの問題に取りかかるとか、勉強の休憩時間にリフレッシュのためにお気に入りの音楽を聴くとかがいいですね。
音楽でドーパミンをコントロール
ということで、以下のようなフローが集中できる環境に持っていく方法かと思います。
- 勉強前に10分ほど好きな曲を聴いてドーパミンを出す
- 勉強開始
- 休憩時間にも好きな曲を聴き、ドーパミンを出す
- 勉強再開
の流れですな。
おわりに
繰り返しになりますが、音楽・BGMは勉強の前後にかけるのが吉です。
まぁこれは勉強している人なら誰もが経験していることでしょうけど、本気で集中している時って音楽なんて聞こえないですよね?つまり、集中時には音楽は不必要ってことですな。
まー、音楽なかったらなかったで全然勉強できるもんね。
そうだね。慣れの問題が一番大きいんじゃないかな。
さて、科学的な結果は『音楽をかけない方がいい』とのことでしたが、自分の体で試してみてください!科学を盲信することなく、自分の感性を信じることも大切ですから^^
ちなみに私の結論は・・・「BGMがない方が集中できる!」です笑
昔はアップテンポの曲を聴きながら勉強してましたが、今から考えると集中できてなかったですわ。やっぱり、音はできるだけ静かな方がいいですねぇ。
今はYouTubeで自然の音(森の音)とかを流しております。無音よりはこっちの方がいいかなって感じですね。
ということで、いろいろと自分で試してみてください!
このページの内容を簡単な動画にしました。
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