このページでは“気になる”話を紹介したいと思います。
それでは早速。
「なぜ血は赤いのに血管は青く見えるのでしょうか?」
考えてみてください〜。
下にすぐに答えを書いちゃいますので、ここでしっかりと頭を使ってみてください!
たしかに・・・。考えてもみなかったけどなんでだろう。血は赤いのに確かに血管は青いねぇ。
さーて、なんででしょうか!
小さい子どもから高齢者の方々まで一緒になって考えれる“気になる話”だと思いますので、幼稚園・保育園・クイズ大会・デイサービス・老人ホームなどでもお使いください。
血管で光の吸収と散乱が起こっているから
太陽から降り注ぐ光は、いろいろな波長の光が混ざっています。
例えば700ナノメートルの長い波長は赤っぽく見え、 400ナノメートルの短い波長は紫色に見えます。
青色はどのくらいの波長なの?
紫色に近い475ナノメートル付近だよ!
波長には性質があり、長いほど散乱しづらく、短いほど散乱しやすい傾向にあります。
そのため、赤色のような長い波長の光は皮膚の中にまで届き、赤い色素を持つヘモグロビンに吸収されてしまいます。
逆に青色のような短い波長は散乱しやすいため、皮膚に当たるとほとんどが散乱してしまいます。
これを整理すると、いろいろな波長が混ざった太陽や白色灯の光を肌が浴びると、
- 血管以外の場所ではいろいろな色を反射し
- 血管があるところでは赤色の波長をヘモグロビンが吸収するので
- そのため血管があるところは皮膚の他の部分より青っぽく見える
というわけです!
なるほど!血管が青いというよりは、“青っぽく見える”ということなんだね!
そうだね!まぁここを厳密に言い出すと難しいから、大学で勉強してちょ笑!ちょっとだけ頭を悩ますことをいうと、なぜ人間が700ナノメートルの波長を“赤色”と認識するかは分らないんだ。
ん?どういうこと?
うーん。難しくなるからやめよう!話し出すと「色ってなに?」みたいな話に突入しちゃうからさ^^;
ふーん。
ちなみに、空が青く見えるのは、空気中の分子に波長の短い青系の光がぶつかって散乱するからだよ!
なぜ夕日は赤くみえるのか?
でもその原理でいうと、空はずっと青いままでいいんじゃない?なんで夕日は赤くみえるの?
鋭い指摘やね〜!お昼が一番暖かいでしょ?その理由は太陽が一番近い距離にあるからだね。逆に、太陽が昇る時(朝焼け)と沈む時は太陽との距離が離れちゃうんだ。ここまでいうとわかる?
太陽との距離が離れるってことは・・・。青い波長はもっと散乱するってこと?
そうだね。青い波長はもっと散乱するね。それに加えて、今までは通り抜けていた赤い波長も、距離が長くなる分、散乱しやすくなっちゃうんだ。それで夕日が赤く見えるってわけ。
なるほどー。さすがの赤い波長も距離が長くなったら散乱する確率が高まるってわけね!
そういうこと!
おわりに
“気になる話”をお届けしました^^
「なんで血管って青く見えるの?」と急に言われても分かりませんよね^^;
意外なところに『不思議』がたくさん転がっています。世の中は不思議だらけで面白いですね〜。
気になる話のいいところは、子どもから高齢者まで一緒になって考えれるところです。ぜひぜひ、みんなで頭を使って考えてみてください!
今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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