なぜ牛は草だけで大きくなるの?草食動物が草ばかり食べても大きくなる理由

草食動物が大きくなる理由 学びに興味を持ちそうな雑学・豆知識
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「牛ってなんで肉を食べないのに、あんなに大きくなるんだろう?」

そういえばキリンだって、肉を食べないのにすっごく大きいぞ。
草とか野菜ってそんなに栄養あるのだろうか?

そんな疑問を持ったことはないでしょうか。
今回はなぜ草食動物は草だけで大きくなるのかについてご紹介したいと思います。

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バクテリアのために草を食べる

動物の体も人間の体も物質的に言えば、水とタンパク質でできています。
日本人と欧米人を比べても分かるように、野菜ばかりを食べて動物性のタンパク質が不足していた日本人は体が大きくありません。

なのに、草食動物の牛なんかすごい大きいですよね。
単純に考えれば、肉食動物の方が体が大きくていいはずなのに、自然界を見ると、体がすごく大きい動物は肉食動物より草食動物です。

草にはわずかしかタンパク質が含まれてないのに、どうしてあんなに大きくなるのでしょうか?
実を言うと、牛の4つの胃のうち2つはバクテリアがたくさん住んでいます。

そのバクテリアたちは牛の食べた草を栄養源にして増え、牛はその増えたバクテリアたちを食べているのです。
バクテリアの体を構成するタンパク質は、牛の胃の中でアミノ酸に分解され、牛の栄養源となっています。
だから、牛はバクテリアを食べるために飼育しているんですね。

反芻動物

牛にかぎらず反芻動物はバクテリアを胃の中に飼育しており、それを食べてるようです。
反芻動物ってどんな動物がいるでしょうか?

  • ウシ
  • ヤギ
  • ヒツジ
  • キリン
  • パイソン
  • シカ
  • ヌー
  • アンテロープ

などなどが反芻動物の代表例です。

ちなみにですが、人間も100兆個を超える細菌を腸内細菌として飼っています。
近年の科学では、健康のためには腸内細菌がすごく重要!と言われています。

腸内細菌については『【菌との共生】人の腸内には100兆個を超える細菌が生息している!』を参考にしてください。

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メタボにならないために走り続ける馬

馬も草食動物なのに体が大きいので、「牛と同じようにバクテリアが胃の中に住んでるのかな〜」と思うかもしれませんが、馬は違います

だから膨大な草を食べることで、必要なタンパク質を摂取しているのです。
しかし草の大半は炭水化物なので馬にとって必要な量のタンパク質を確保すると、炭水化物は摂り過ぎなのです。

だから、馬はその大量の炭水化物のカロリーを消費するために、パカパカと走り回るんですね。
優雅に走り回ってるイメージがありますが、もしかしたらメタボになりたくなくて、いやいやカロリーを消費するため走っているのかもしれませんね笑。

栄養価が高い馬

馬肉は他の家畜の肉と比べると栄養価が高いと言われています。
低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、かつ高タンパク質。

牛と違いバクテリアからのタンパク質を取らず、徹底的に草からのみタンパク質を取り続けた肉はやっぱり違うんですね〜。
それに牛と違い走り回って健康にも気を使ってるしね笑。

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まとめ

いかがだったでしょうか?
今回の記事は『なぜ草食動物は草だけで大きくなるのか』について書いてきました。

バクテリアを成長させるために、草をたくさん食べるって驚きですよね?
生物の進化って学べば学ぶほど色々な発見があって面白いです(`・ω・´)”

本日も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を読むことで、子どもたちに『科学』や『勉強』の興味を少しでも与えることができたらなと思います。

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