Amazonでは毎年、STEM教育の一貫として、購入者と専門家が選んだ知育・学習玩具大賞を選定しています。2018年に選ばれたおもちゃをこのページで紹介していきます。
クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントの参考になると思います。テレビゲームだけでなく、手を動かすおもちゃも与えておきたいところですね!
2018対象:「ピカちんキット」 シリーズ
自然原理を理解し、自分の頭を使って工夫しながら課題を解決するという科学の基本的要素を、子どもが親しみをもてるキャラクター性の高い玩具に盛り込んでいる点が評価された。特に科学系の玩具については、ともすれば教師や親が一緒にいないと使いづらい「教材」になり、子どもが敬遠してしまいがちなところを、あくまでも子どもが自らの手を使って作るプラモデル、そして楽しんで遊べる玩具というフォーマットに落とし込んでいる。
また、YouTubeなど、現代の子どもにとって親しみ深いメディアと密接に連動し、さらにはアニメの中で玩具の仕組みを紹介、商品化するという一連の流れが新鮮であり、今後の展開も期待できる。
大賞に選ばれたのが『ピカちんキット』シリーズ。子どもが自分で組み上げるおもちゃになります。完成品ばかりの世の中、“自分で作る”というのは貴重な体験になります。
プログラミング部門『スフィロ・ミニ』
プログラミング玩具は年々、商品数が増えてきているが、なかでもこの『スフィロ・ミニ』はプログラミングが学べるだけでなく玩具としての楽しみ方の幅が広い。例えば直線的、直角的な動きだけでなく、まるで生き物のように不規則で思わず追いかけたくなる動きをプログラミングできるが、この特性を使って体育館のような広い場所で動かし、体を動かしながら楽しむこともできる。
さらに、コンパクトなサイズと、デザイン性の高さから家庭内でも楽しむこともでき、プログラミングをより身近に感じてもらえるという点が評価された。
注目を集めるプログラミングのおもちゃですねぇ。
サイエンス部門『シンクファン サーキット・メイズ』
電気回路という直感的に理解しづらいものを、パズルの要素を取り入れることで分かりやすく学ぶことが出来る。また、科学系の玩具は大人が教えないと分かりづらいものが多いなか、『シンクファン サーキット・メイズ』であればパズルを解くことで電子回路が学べるので、子どもが一人で自主的に遊びながら学ぶことが出来る。
さらには難易度にも幅があるので、繰り返し遊ぶことが出来る点も評価された。繰り返し遊び、学べるというのは知育玩具において非常に重要だが、パズルという要素を取り入れくることで、飽きずに繰り返し使ってもらえるよう工夫されている。
電気回路をパズルで理解するという素敵なおもちゃ。興味深いですね。
英語部門『ペチャット』ボタン型スピーカー
英語を学ぶうえで心理的な壁になりがちな「話しづらさ」をぬいぐるみなど、身近で愛着があるものを介することで和らげている。例えば外国人に抵抗があるという子どもでも、この『ペチャット ボタン型スピーカー』を使えば、ぬいぐるみに魔法がかかったかのようにしゃべりだすので驚きと親しみをもって英語にふれられる。
また、日本では文法や単語については正しい知識があるが、英語を聞く・話す環境が少ないというなかで、このおもちゃを使えば子どもはある程度正しい発音で英語を聞くことができる。さらにはボタン型のスピーカーなので、その時々の好きなものに付けることができ、より長い間楽しんでもらえる点も評価された。
英語の勉強障壁を取り除いてくれるおもちゃ。子どものうちから「英語って普通なんだな」という感覚を身につけておくのは大切なことでしょう。
審査員特別賞『テグ 積み木 マグネットブロック』
デザイン性が高い「知育積み木」
これまでにありそうでなかった、磁石が内蔵された木製のブロック。磁石の力を使うことで、これまでの積み木では不可能だった形を作ることが出来る。子どもが頭に思い描いたものを作ることが出来るが、それでいて磁石なので極があり、頭を使わなければ思ったように組み立てられないところに知育の要素が感じられた。
デザインも美しく、遊んだ後に置いておくだけでもインテリアとして楽しむことができ、美的センスを磨くことも出来る。既にアイデアが出尽くした感がある積み木のなかでも、新しい体験を提供している点も評価された。
磁石が付いた木製のブロック。これはありそうでなかったおもちゃですねぇ。普通に欲しいですー。
今までの磁石系のおもちゃって二次元だったと思うんですよ。ホワイトボードにくっつける、みたいな。
これだと三次元で遊べるので、空間認識力を鍛えるのにももってこい!私的にはこれが大賞です!
Amazon特別賞『くもんのロジカルルートパズル』
様々な学習の基礎となる論理的思考が段階的に学べるという、言わば基礎的な知育玩具であるという点が評価された。自分が立てた仮説をすぐに実証できるので、学びにとって重要な「予測」「計画」「実行」「反省」のプロセスを素早く実行できる。
また、論理的思考を学べる玩具は他にも多数あるが、『くもんのロジカルルートパズル』であれば何が起こっているかをより俯瞰的に理解できる。さらにはコンパクトなサイズなので場所をとらず、片付けやすいという親にとって重要な要素も評価された。
安定のくもん教材。3000円以下で購入できるのもいいですね。
Amazon特別賞『ボットリー アクティビティセット』
プログラミング教育で重要視されているのが「アンプラグド」というPCやスマートフォンを使わない時期だが、この商品であれば付属のコントローラーがあるのでPCやスマートフォンがなくても楽しむことが出来る。ラインに沿って動く「ライントレース」や、障害物を避けるといった通常はプログラミングで解決するべきところを単純化してしまっているが、それがかえって玩具としての遊びやすさとなり、プログラミングに関してはあくまでも基礎的なことのみに集中して学べる。ラジコンのような玩具としての親しみやすさのなかにプログラミングの要素を取り入れたプログラミング入門に最適な玩具。
プログラミング教材のおもちゃ。少々お値段が張りますが、頭を鍛えるにはもってこいのものかと。というか、一見しただけでは大人でさえ「どうやってやるの?」となりそうです^^;
ニンテンドーラボが選ばれてない!
意外なことにニンテンドーラボが選ばれておりませんでした、いや、これすごいでしょ〜。なんで選ばれてないんだろ。
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