2018年のノーベル医学生理学賞に、
『体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を発見』した、本庶佑(ほんじょうたすく)京都大学特別教授(76)の授与が決定しました!
おめでとうございます!!
すごいー!!がん免疫療法のオプジーボに関わってるんだってさ!
日本人のノーベル賞受賞は2年ぶり、26人目になります!2年前、2016年に大隅良典(おおすみよしのり)氏がオートファジーで受賞して以来ですね。
本庶佑氏が新たに切り開いた『ガンの免疫療法』
ノーベル賞受賞の理由に『免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を発見した』とあります。
これってなに?
私の分かる範囲で簡単に説明するよ!
従来のがん治療は大きく分けて3つに分類されます。
- 手術
- 抗がん剤
- 放射線
の3つなのですが、新たに登場したのが免疫治療になり、この治療法確立に貢献したのが本庶氏なのです!(その治療に使う有名な薬が『オプジーボ』になります。)
もうちょっと具体的に話しますと、昔の科学者は、
「免疫反応を活性化させて病気を治療しようぜ!」
という感じだったところ、本庄教授は『免疫反応を抑える分子(PD-1)』を発見しました。これが、がんとどう繋がるかと言いますと、がんはがん細胞をやっつけようとする免疫反応をPD-1を使って抑えていたのです!
つまり、PD-1の働きを封じれば、がん細胞は免疫反応を抑えることができずに死んじゃうのでは?という仮説が立てられ、それが臨床応用されて結果につながったというわけです。
ちょっとややこしいので整理してみましょう。
- がん細胞は免疫細胞から逃れる術を持っていた
- どうやって逃れているのか?
- がん細胞はPD-1というタンパク質を使って免疫細胞から逃れていることが分かった
- ということは、PD-1の働きを阻害すれば、がん細胞も免疫細胞にやられるのではないか?
- 試したらその通りだった
ということです。
なるほど!免疫反応を抑えるタンパク質(PD-1)を抑えてがんをやっつけるってことね!
そうそう!『抑える』が2回出てくるからちょっと分かりづらいんだ!
いや〜おもしろいですね〜^^
本荘佑ではありません→本庶佑(ほんじょ たすく)
本庶という名字が独特なので、このページを検索している人の多くが、
本荘佑
と検索されております笑。
正解は『本庶佑』ですので、お間違えのないように。本庶氏の経歴はウィキペディアをご覧になってください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/本庶佑
それでは!
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