頭の良い学生とは?自分の情報処理能力を把握している学生のこと

頭の良い学生の特徴 教育
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一般的に『頭の良い』と言われる学生とは、どんな学生でしょうか?

 

こういう話になると決まってでてくる話が、

  • 「あの子の親が頭いいからなぁ」
  • 「才能だよ」

などの『親の遺伝』の話です。

 

もちろん遺伝の関係性は否定できません。というか、関係性があることは近年より明らかになってきています。

勉強ができるかできないかの残酷な真実【遺伝的要因が大きい】

 

ですが、全てを遺伝のせいにしても面白くないので、頭の使い方という点で、「頭の良い学生とは?」について今回の記事では見ていきたいと思います。

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頭のいい人は自分のキャパを知っている

頭が良くない(と思っている)学生の多くは、頭の良い学生について、ある一種の偏見を持っています。どういう偏見かというと、「頭の良い人は、どんなに複雑な問題でも一気に情報を処理し、天才的なひらめきのもと問題を解決していく」という偏見です。

 

逆にいえば、「自分は大量の情報を処理することができないけど、頭の良い人は処理ができる」と思っている傾向があります。

 

これは勘違いです。

頭の良い人は、一度に大量の情報は処理できないと分かっているので、頭の中に一定量の情報しか入れないようにうまく制限しているのです。

 

要は自分の頭のキャパを把握して、できるところから片付けていくスタンスをとっているだけなのです。片付けたら次の情報を取り込み、それを片付けたら、また次の情報を取り込むという作業を繰り返す作業をこなしている学生が、一般的に言われる『頭の良い学生』というやつです。

 

頭の良くない(と思っている)学生は、たくさんの情報を一度に処理しようとするからできません。そんなことは一部の本当の天才を除いてできません。

 

できることのないことをやろうとして、当然のごとく失敗しているだけなのに、「自分はできないやつなんだ。自分は頭が良くないんだ。」と、ただただ思い込んでいるんですね😱

 

こういう思い込みって、とてももったいないことです。例えば、腕立て伏せを50回やれと言われて、連続で50回できないからって「私は腕立て伏せができない貧弱な男なんだ」と落ち込んでいるような状況です。

 

連続でできないなら10回を5セットに分けて、とりあえず50回やればいいんです。それを繰り返していけばいつかはできるようになるんです。

負の思い込みがもたらすもの

「自分はできないやつなんだ」

この負の思い込みは『自己不信』をもたらします。漢字の意味の通り、自分を信じることができなくなる状態をさします。この状態が固定化されてしまうと、人生において致命的な問題を抱えることになります。

 

  • 「勉強なんて馬鹿な自分がやったって意味がないんだから、やらない」
  • 「運動神経がないから、運動を一生懸命やる意味がない」
  • 「考えたってどうせわからないんだから、考えなくていい」

 

自己不信状態に陥ると、主体性がなくなり、自分で何かをやってみようという思いが弱くなります。だから、すぐに「他人の考え」や「他人の答え」に頼るようになり、それにすがるようになってしまいます。

小さな成功体験を積み重ねる大切さ

人の成長に必要な考えは『自分の可能性をどれだけ信じることができるか』です。

  • 「自分なら、いつかはこの問題を解けるようになるだろう」
  • 「自分なら、いつかはこの厳しいトレーニングにもこなせるようになるだろう」
  • 「自分なら、いつかはこの目標を達成できるはずだ」

自分を信じることができるから、人は成長に向かって進むことができます。
じゃあ人はどうやって自分を信じることができるようになるかというと、それは『成功体験を積み重ねる』しかありません。

 

努力したものが実った時、自分に自信を持つことができるようになります。まずは大きな成功体験を求める前に、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

 

例えば、

  • かけっこで友達より早く走れた
  • クリアできなかったゲームがクリアできた
  • テストで80点以上取れた
  • 本を1冊読めた
  • 腕立て伏せが20回できるようになった
  • 25m泳げなかったけど泳げるようになった

などなど、こんな感じの簡単なやつでOKです。小さいうちから成功体験を積み重ねておくことで、自分に自信を持てるようになります。そしてこれは親の役目だとも言えます。

 

難しすぎてもダメだし、簡単すぎても意味がなく、ちょうど適度な負荷がかかるようなストレスが人の成長を促します。これは子どもにも大人にも同じことが言え、それができる人は良い先生、良い上司と呼ばれます。

 

ただ、最も子どもと接する機会が多く、子どものちょうど良いレベルが分かるのは『親』です。ちょうど良いレベルを見つけてチャレンジさせるのは親の大切な役目でしょう。

おわりに

今回の記事では『頭の良い学生とは?』について書いていきました。それでは今回の記事を簡単にですがまとめます。

  • 頭の良い(と思われている)子は自分の脳の処理力を把握しているので、一度に全ての情報を処理しようとせずに、自分のできる量だけ処理する
  • 頭の悪い(と思われている)子は自分の脳の処理力を把握していないので、一度に全ての情報を処理しようとして、頭がパンクしてしまう
  • 「自分はできないやつだ」という思い込みは、自己不信感をつのらせ、成長を阻害することになる
  • 自分に自信を持たせるには、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切
  • 子どもに小さな成功体験を積ませるのは、親の大きな役割の1つである

それでは!

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