勉強ってこういうことだよねってのをロンブーの田村淳さんが教えてくれてるよ

勉強ってこういうことだよねってのをロンブーの田村淳さんが教えてくれてるよ 親が知っておきたい教育
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ロンブーの田村淳さんが青山学院大学を受験したのが有名になりましたね。批判もありましたが、私は素直に応援していました。

社会に出た後、『学び直し』が先進国の中でも圧倒的に低い日本。「勉強なんてつまらないもの」とか「大人になってからまだ勉強してるの?バカじゃない?」的な風潮があったりします。

だからこそ田村淳さんがかっこよく見えました。田村さんは受験を終えた後、こんな発言をツイッターにしています。

写真で読みづらいので、書き起こします。

***ここから***

 

青学一直線という企画で、今まで勉強をしてこなかった僕が、「学ぶって楽しいなあ」と 思うようになりました。中学を卒業したらそのまま就職したいと言っていた僕に、もう少し学んでみなさいと強く願った親父の気持ちが、やっと理解できた気がします。親父はき っと高卒の資格を得て欲しいのではなく、学びの楽しさに自分自身で気づいて欲しかったんだなあと…僕はその事に44歳になりましたが、やっと気づけたようです。

僕が法学部に進学したいという気持ちは、テレビ、ラジオなどに年々強く求められる法令遵守、そしてその法令を破ってはいけないという事で、それぞれの制作現場に設けられる曖昧な自主規制…このルール作りは誰のために?何のために?という事が疑問として湧き 上がってきて、ルール作りを勉強してみたいなあと思うようになりました。自身でも日本国憲法を若者達が専門家の力を借りずに、自分たちだけの力で読み解いていく番組を作ったり、弁護士の方と毎週土曜日に文化放送でラジオをやってるのですが、そこでの弁護士さんのルールを知り尽くしてるからこそ出てくる強さに惹かれるようになった事が法律を学びたいきっかけでした。

青学に進学したいと思った理由は、上京してまもなく青学の近くのレンタルビデオショップでバイトしてる時にキラキラした青学生に憧れたというのもありましたが、1番の理由は法哲学の住吉雅美教授のゼミ「タブーに挑む法哲学」このゼミで学びたいと強く感じたからです。多数意見に流されずに様々な事に疑問を持ち、自分の目で批判的に物事を見ることで、社会の中で働かせる触覚を持つ事ができる!この言葉に感銘を受けました!その他の理由としては、仮に合格できた場合にテレビ局に近くて、授業が終わったらすぐに仕事場に移動できて、卒業までの計画が立てやすかったというのもあります。…(まあ不合格だったので、その計画ももう意味がないですが…)この事は受験が終わるまでは、大学に迷惑をかけてしまうという事で発言を控えていました。

だったら青学って言わずに受験しろよ!という声が聞こえてきそうですが…それをやると企画の軸がどこに向いてるのか曖昧になり成立しないと思ったので…

そもそもテレビの企画で受験するなよ!という声が聞こえて来そうですが、テレビだからこそ沢山の人に大人の学び直し、リカレント教育が伝えられると思ったからです。

だったら全て撮り終えた後に放送すれば良いじゃないか?って声が聞こえてきそうですが…やはりリアルタイムでお届けする方が見てくれる人が多いと判断しました。と僕なりにみなさんの中に湧き上がりそうな疑問に答えてみましたが、納得できん!ムカつく!という方は是非お電話を

素性がわからない人との議論は僕がかなり不利なので番号を通知してこちらまで →〜〜〜〜〜〜 僕の携帯電話の番号です(本当は電話番号が書いてありました)

もしかしたらやりとりをメディアで取り扱うかもしれないので御了承頂いてから通話ボタンを!

青学受験をする事で沢山の人から励ましの言葉を頂きました。「受験を舐めるな!」 この言葉が1番強く印象に残っています…全く舐めていないのに、なぜそう感じさせてしまってるのか?すごく申し訳なく感じた事もあ りました。一度も学びと真剣に向き合った事がない人間が短期間で受験するという事に怒りが湧くという事も、受験勉強していく途中で、やっと苦しさや短期間で結果が出るものではない!と理解できるようになりました。 確かに舐めてた…というか舐めてると思われても仕方がないと…

それでも学ぶ事や大学を志す事は絶対に悪い事ではない!と自分に言い聞かせて受験勉強を続けていました。なので、余計に今回のスポーツ報知さんにabemaTVから間違って伝えられた、受験を全て終えての感想が「とて
も辛くも青春を味あわせて頂いた時間でした」と…こんな陳腐な感想は出て来ないんです。青春なんて甘っちょろいワードは出て来ないです。これを自分が口にした言葉なら責任を持ちますが…収録終わりの打ち上げの席
でマネージャーが「淳も苦しかったでしょうが、この歳で青春できて喜んでると思います。スタッフさんのおかげです。ありがとうございます」と言った言葉を僕が言った事に変えられて伝えられたそうです…

その点はスポーツ報知さんとabemaTVの連携の悪さなので同情しますが…その情報をあたかも僕から直接聞いたと記事にするのは如何なものかと感じます。実際同じスポーツ報知さんの記者さんでも池の水を抜く番組に現地まで取材に来られる人もいるので…僕は取材は短い時間でも作るタイプです。

今回の受験は残念でしたが、法律を学ぶ方法をいろんな視点から考えてこれからも挑戦していきたいと思います。田村淳

 

***ここまで***

44歳で学び直すってすごいことだと思いませんか?私、そんな44歳をほとんどみたことないです。

勉強から離れて20年くらい経つ人が、今更勉強をし直すってマジですごいと思うんです。重い腰どころではないはずなんですよ。というか、ほとんどの人は大学に合格した瞬間に勉強をしなくなるので、20歳過ぎてから勉強をやっているだけでもすごいのです。

日本において、社会人で勉強している人は8%というデータがありました。数年前のデータですが、これは先進国の中では最下位です。それくらい“大人で勉強する”というは意外なことなんですね。

だからこそ、「田村さんすげー」ってなるわけです。

 

田村さんは社会で学び、「これってどうなの?」という目的意識を持って大学受験をしています。今の学生に足りないことは、それだと私は思います。

私と同じように、無目的で大学に行く人って多いのです。大学入学した後に、目的を見つけて勉強・研究できる人ってほんとに少数派なんですよね。だからほとんどの人は勉強しません。

今の高校までの学校教育は大学受験に合格することが目標なので、大学で何を学ぶかなんて意識しません。田村さんのように「なぜ学ぼうとするのか?」という学びの本質を見つけられないまま、大学4年間、奨学金という借金をたっぷり背負って、何も学ばずに卒業・・・ってなことが起こります。

お金の使い方どうだと思いますか?大学4年間の授業料と生活費を合わせたら、余裕で世界一周できる金額です。

何が言いたいかっていうと、

  • 目的を持って大学に進んだほうがいい

ということです。

じゃあどうやって目的を持つのか?ですが、やはりいちど社会に出て働いてみないとわからないことだと思います。高校卒業して、そのまま大学に行くのが普通のように感じますが、世界を見ると、これはそこまで普通ではありません。

海外では、高校卒業後、一度働き、社会の課題を見つける&お金を貯めてから、大学に進学することも普通の考えです。大学生の平均年齢が20歳位というのは、そこまでスタンダードなものではありません。

と言っても、日本の風潮的にそれは受け入れられていないので、実践するのは無理だと思います・・・。

であるならば、それを知っておいて大学に進学するのがベターです。社会に対して何も疑問を持たずに大学で一生懸命勉強することは無理。「疑問を解決したい!」、という欲がないと勉強するのって普通の人は無理っす。

ということで、大学に入ったら、いろいろなコミュニティーに顔を出してみてください。ブラックバイトでも、ボランティアでも、社会人サークルにでも、多くの人と接することで、視点を増やすことができると思います。

超一流大学以外は、自分と同じような学力の人しか集まっていません。下限も上限もわかっているような世界で4年間をただただ暮らすことは、自分の視野を極端に狭めてしまいます。理系と文系にかかわらず、いろんな人と接してみてくださいな〜。

 

あ、そうそう、私としては、今までFラン大学に行くくらいなら、もっと他にお金を使え!というスタンスだったのですが、少し変わってきました。もし、海外で働きたいのであれば、F大学でも卒業していったほうがいいです。何故かと言うと、高卒と大卒では取得できる労働ビザが違うからです〜。

海外からすれば、東京大学以外は、ちょっといい大学もFラン大学も“知らない”存在ですからね〜。

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