教員免許なんていらなくない?何を保障しているものなのか

教員免許って 無駄じゃない? 教育ニュース
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学校の教師になるためには『教員免許』という国家資格が必要なのですが、この資格、取るの難しいのでしょうか?
最近ではダメ教師が増えているので、この教員免許が一体教師の何を保障しているのかが疑問視されています。
国家資格ということですから、普通は『教育のプロ』を保障しなくてはならないはずです。
しかし、本当にプロレベルのものを保障しているのでしょうか?
ということで、今回は『教員免許』の話になります。

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なくてもいいよね教員免許

学校教育でとっても大切なことが『ダメ教師』を排除することです。
というのも、

  • 子供にセクハラを与える
  • 指導力がなさすぎて子供を勉強嫌いにさせる
  • モラルがないので子供に度を越す体罰を与える
  • 共感力がなさすぎて子供とコミュニケーションが取れない

などなど、ダメ教師が子供に与える負の影響は計り知れないものです。
新聞やニュースなどで、やばい教師が取り上げられることがありますが、それを聞くと「この担任のクラスの子供達はかわいそうだな・・・」と思わずにはいられません。
ダメ教師が子供たちの今後の人生にどれくらいの負の影響を与えるのでしょうか・・・。
高校生くらいであれば「変な人間もいるもんだ」と思えるかもしれませんが、小学校低学年であれば脳裏に焼き付いてしまうでしょう(´・ω・)

無意味な免許更新

文部科学省では、平成21年4月1日より教員免許更新制を導入しました。
この目的としては、教員としての能力が一定以上に維持するものです。
新しい免許は10年間有効で、この免許の有効性を維持するためには2年間で30時間以上の講習を受けなければならないとのことです。(教員免許更新制
まぁ一つの疑問があるとすれば「たった30時間の講習でいいんだ・・・」ということですよね。

んで、この制度の一番大切な問題点としては、『ダメ教師が10年間も野放しにされる』ということです。
これやばいでしょ。
そもそも免許更新でダメ教師が排除されるのかということも疑問なのですが、免許更新さえできれば、ダメ教師に10年間の公務員としての待遇プラス子供達に害悪を与える権利が付与されるわけです。

公務員という組織上、クビにすることがなかなかできないのですが、ダメ教師は即刻教育界から追放すべきなことに異論はないでしょう。
「そんなのかわいそうだよ!チャンスを与えてあげるべきだよ!」
と思う心優しい方もいるかもしれませんが、じゃあその教師にあなたの子供を預けてもいいの?と聞けば、多分同意してくれるのではないでしょうか。

んでさらにいえば、追放という言い方はイメージが悪いのですが、他の業界に行ける新しいチャンスを与えてあげるということです。
若ければ若いうちに、他の業界に行ける方が、ダメ教師にとっても幸せだと思うんですよね。
だって、事件が発覚した後は、犯罪者のレッテルやら刑務所やらが待ち受けてるわけですから。
事件を未然に防ぐためにも、その人のためにも新しい業界で働けるチャンスを与えるということはすごく重要なのですよね。

そもそも無価値な教員免許

私はよく「教員免許なんて運転免許と同じくらい簡単に取得できるんだ」と言っています。
教員免許って国家資格なのですが、同じ国家資格の

  • 医師免許
  • 弁護士資格

といったものと大きく違います。

つまり、医師免許やら弁護士資格は超難しい試験に受からないと取得することができないのに対して、教員免許は大学の講義を履修さえすれば取得できるのです。
大学の座学の講義受けて、教育実習やら介護実習などを受けて、やばすぎる成績を取らない限りは『教員免許』は与えられるのです。

ほとんどの大学生は、講義の時間は寝ているか、スマホをいじってるかなので、そんな感じの適当さでも講義は履修できて教員免許は与えられるんですね。
これも親の方々によく言うことですが、「教師に頼りきってはダメです。子供を学校に行かせたら安心なんてことはなく、子育ては親自身でも行わなければなりません。教師に頼りきっている人は、一度大学の教育学部をのぞいて教師になろうとする学生たちをみてください。多分、こんな人が教師になるんだ・・・と思うでしょうから。」と。

だから、教員免許なんて必要ないんですよね。
だって、講義を受けただけの人になぜ免許を与えないといけないのですか?
一定以上の技能を認めるからこそ免許というものは存在するべきなのです。

もちろん教員免許を取得したからすぐに学校で授業ができるわけでもなく、各都道府県の教員採用試験をクリアしなければなりません。
といっても、教員採用試験をクリアした人の中からダメ教師が出てくるのですから、どこまでこの試験がうまく機能しているのかは疑問ですね。

無駄な税金

教育学部の卒業生に免許を与えるにしても、免許を更新させるにしても、お金がかかります。
そのお金は税金が使われるのですが、価値のない教員免許制度を維持するために、なぜ税金が使われなければならないのでしょうか?

優秀な人材を排除する教員免許

親の方々に質問です。

自分の子供の担任ならば、次のどちらの教師が良いでしょうか?

  • 大企業でバリバリ働いて多くの世界を見てきて、そこから教育に興味を抱いて学校の先生を志望する人
  • なんとなく教育学部に入って、そこを卒業して、ずっと『学校』という狭い組織にいる教師

学校の教師というものは、ただ『数学』とかを教える人であってはダメだというのが私の考えです。
だって、数学とかを教えるだけであれば、もう塾の講師でいいじゃん?そっちの方が教え方うまいし、と思うわけです。
だから、教師としては勉強のこと以外にも、様々なことを教える必要があるのですが、その際に必要なのが『多くの経験』ですよね?

しかし、教師が経験として知っているのは『学校という小さな組織』の中でのことです。
私が高校生の時に疑問に思っていたことがあります。
担任の教師が「社会は大変だからな〜。」と言っていたのですが、なにを公務員という安定身分の人が社会は大変だとか言ってるんだろうと思っていました。
今の教師はITとかグローバル感覚とか、そういうものが欠如している人がほとんどになります。
だから、未来に向けた教育というものをできる人はごくごくわずかなんですね。

だから、もともとIT企業やらグローバル企業やらでバリバリ働いていて、そこから教育に興味を持って教師になる人が、学校にも一定数いた方がいいと思うんですね。
しかし、そういう人たちは教師になることができません。
その理由は『教員免許を持っていないから』です。
そのため、優秀な人が新しいライフステージとして教師を選ぼうとしても教師にはなれないのです。

一定以上のレベルを保障するわけでもない教員免許制度は、外部からの優秀な人が教育界に入ろうとするのを拒絶するのです。
教員免許は一体なんの意味があるのでしょうね?

まとめ

今回の記事では『教員免許』について書いてきました。

この記事を読まれた教育関係者の中には腹が立った方もおられると思います。でも、これは多くの国民が知っておくべきことなんですね。

ダメな人は教師になるべきではなく、優秀な人が教師になるべきなのは、皆さんが同意してくれることだと思います。ならば、一体どうするべきか?を考える必要がありますよね。

学校教育に市場原理を持ち込むのは反対だ!とかいう人がいますが、民間企業でバリバリ働いていた人などを外部から取り入れることで、学校も効率化ができて、教師の負担が減ると思うんですよね。

教師が忙しいというのは、もう何年も前から言っていますが、誰もそれを解決できていません。それは教師という学校教育の内部の人たちだけで解決しようとしてるからであり、そろそろ外部を頼ったら?と私は思うわけです。

また教師の負担を軽減させるためには、優秀な方々だけでなく、保護者の協力が必要不可欠です。ダメ教師がいるのも事実で、批判したくなる気持ちもわかりますが、教師と協力して子供たちの教育をより良いものにしていくという心構えが大切です。

ということで、なんでもかんでも教師に頼って、教師の負担を増やすのはやめて、親自身ができること、親自身がやらなければならないことをやりましょう!

ちなみに、子供の進路相談を教師に任せるなんてことはやめてくださいね。先ほども言いましたが、教師のほとんどは小学校から大学、そして働く場所まで学校で、学校しか経験してないのですから。

学校のことを聞くのは最適な人物でしょうが、それ以外、特に我が子の進路を相談するとなると、適しているとは言えませんよ(`・ω・´)”

今回の記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

参考にした本:『教師格差』

追記

教員免許なくても教員になれる

和歌山県では教員免許がなくても、“博士号”を持っていれば高校教員採用試験を受験可能になりました。

教員免許がなくても博士号があれば教員採用試験を受験可能になった問題についてツイッターの声を集めてみた
和歌山県では教員免許がなくても博士号を持っていれば、高校教員採用試験を受験可能になったとのニュースを見かけました。私とし...

教員免許更新制度

2009年から導入された教員免許更新制度についての問題点について触れている記事がありました。

教員免許更新は、更新の時期が近づいても本人への通知がなく気がつかないこともあるそうな。だから“うっかり”で免許失効になっている人もいるんだとか。

他にも問題点がありまして、

約3万円の講習代に、テキスト代、更新料。そのうえ、先述の交通費と宿泊費が重くのしかかる。どう工夫して講習を選んでも、総額で10万円もかかってしまうという(講習を連続して受けず、毎回移動すれば、さらに費用はかさむ)。

こんなにもお金がかかるそうです。

こういうことを含めて荘司雅彦先生は、以下のようにコメントされています。

思うに、更新制度のハードルを高くしたのは、しょうもない教師を合法的にクビにする目的だと思います。

真面目な教師にとっては迷惑な話でしょうが、こうでもしないと辞めさせられないという事情もあるのでしょう。

なるほどですね・・・。しょうもない教師を合法的にクビにするために、どれだけお金がかかることやら・・・。

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