積極的に不登校を認めてあげることが大切

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精神科医の松本先生のインタビュー記事が心に沁みましたので、ぜひ読んでみてください。

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命を大切にするために不登校を選択しよう

子どもを無理に学校に行かせることは命を縮めます。

気持ちはわかりますが、自殺既遂者の調査で興味深いなと思ったのは、若くして自殺している人はみんな、中学などで不登校の経験を持っているということなんです。7割か8割、不登校の経験があります。

でも驚くことに、不登校の子は通常そのままズルズル学校に行かずに引きこもることが多いのですが、自殺した子供はほぼ全員学校に復帰していたんです。

不登校になるほどしんどかったのでしょうけれども、周りの意向に応えて頑張って行ったのでしょうね。その代わりに命を縮めた可能性があります。不登校を続けていたほうが生き延びていたのではないかという気さえするのです。

自殺予防の観点から言えば、不登校を恐れるべきではないのだろうと思います。

学校という場所は、

  • たまたま同じ年に生まれた人が集められる
  • たまたま学校の近くに住んでる人が集められる

という“たまたま”が重なった場所です。

だから、『自分って学校に合わないかも』と感じるのは別に変なことじゃありません。

子どもが無理して学校に行ってるようなら、

「学校に行かなくてもいいよ」

と声をかけてあげることが大切なんだろうなと思います。

こちらの中川祥子さんのインタビューも参考になります。

中学でグループとか「スクールカースト」が出現しました。私はついていけなかった。最初の方でグループに入るのを失敗して、そこからずるずる。一人だけ、クラスで浮いてしまって。絵を描いていると、「なに、絵なんか描いてるんだよ、キモイんだよ!」って言われたり。「え? 絵を描くのってキモイの?」「私、ちょっと変な人って思われているかもしれない」って焦って、余計に空回りして。

こんなに美人な方でもいじめられたりするとなると、誰がいじめられるかなんてわかりませんね。

記事内でも書かれていますが、

『学校以外にも世界があるんだよ』

ということを認識させることが大切なんだと。

学校外で学べることもたくさんある

「子どもは学校で学ぶべき!」という考えは、今の時代そこまで強く持たなくていいと思います。もちろん学校は勉強だけじゃなく、友人関係を学ぶ場所でもあるのですけども。

さてさて、学校以外の場所についてですが、このような世界もあります。

旅の予定は1年間だったこともあり、母は僕に学校をやめさせた。授業を受けるより、1年間世界を旅する方が間違いなく教育的な価値があると考えていた。母としては、旅から戻ったらまた僕を別の学校に通わせればいいと思っていたようだ。

こんなぶっ飛んだ決断ができるご家庭は少ないですが、こういう人生もあるってことですね。

それで、こういう話をすると、

「で、その子はどうなったの?成功したの?」

という考えが浮かんできますが、こういう考えが私たちを苦しめている根本的な原因なんです。

子どもの人生に成功を求めてはいけない

のです。

そもそも成功っていう言葉が曖昧でして、個々人によって成功の定義が違うんですね。

本人が幸せであれば、それは成功です。本人が満足であれば、それは成功なんです。

ついつい私たちは自分の視点で相手の成功を決めちゃいがちですが、それってよくない考えなんですね。

いろんな生き方があっていいんです。

ぶたさん
ぶたさん

子どもの“ため”を思うっていう考え方が、子どもの人生を苦しめてるかもしれないんだよね。

とりさん
とりさん

そこが難しいとこだとね。子どものためなのか、子どもを思う自分のためなのか、そこに明確な境界線はないけれども、深く考えないとだね。

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