ジョンズホプキンズ大学のプログラムから学ぶ『子どもの秀でた才能を伸ばす教育』

ジョンズホプキンス プログラム 教育
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「子どもの才能を伸ばす教育とは?」

 

小林りん氏の記事が非常に参考になりました。

「小林りんって誰じゃい?」という方はウィキペディアをご覧ください。

教育界では超有名な方です。インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢設立準備財団(ISAK)代表理事です。

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ジョンズホプキンズ大学のプログラムってなに?

ジョンズホプキンズ大学のプログラムは、小学2年生から高校生までを対象としたサマープログラムになります。世界の24箇所で開催されていますが、オンラインコースもあるとのことでです。

 

100を超えるコースが用意されているので、子どもの興味にある分野を深掘りできるんですなー。

 

詳細はこちら↓

Johns Hopkins Center for Talented Youth (CTY)
Online and summer gifted programs for young scholars in grad...

動画もありました↓

プログラムに参加するためには?

このプログラムの第一の特徴は、「何かひとつの領域に秀でていればいい」というコンセプトだ。参加資格を得るためにはSCATなどのテストを受けることが必要だが、Quantitative reasoning(算数に似た定量的思考力)とVerbal reasoning(語彙力や定性的思考力)のどちらかが一定レベル以上であることを求めており、「合計点」は問われない。

『合計点を問わない』というのが興味深いところ。なんでも平均的にできればいいじゃん!と考える日本の教育とは一線を画します。

授業料は高い!

3週間のサマープログラムにかかる費用は約50万円ほど。高いです。

 

でもしっかりとした奨学金が用意されており、15~18%の参加者は支援されるようです。

 

これに対して小林りん氏はこのように言っています。

日本では、非営利団体が提供する教育プログラムは無償、またはそれに近い金額になっていることが多いが、事業の継続性を考えると、質の高い教育を提供し、きちんと対価を支払える人には負担いただき、払えない生徒には奨学金を給付する方が、教育の「格差是正」効果を発揮しやすいのではないかと思う。

プログラムの本質はこれだ!

第三の特徴は、Brodsky氏曰く「We know you are very smart – so what?(能力があるのはわかるけど、で、それをどう使うの?)」という問いを大切にしているところ。

これも教育において非常に大切な考えです。

日本の教育においては「大学に入るために勉強をする!」というのが当たり前のようになってます。もちろん勉強は必要なのですが、大学に入ってなにするの?が一番大切なことです。

 

日本的に言葉を置き換えると、

「センター試験9割取れるのは分かったけれど、その能力をなにに使うの?」

ということかと。

日本でも受験可能!

日本でもこのプログラムの受験は可能になります。けど、すべて英語の受験なので、そこがネック。

香港では、CTYへの参加者が毎年増え続けたことを受け、保護者が主体となってプログラムを香港へ誘致した。ギリシャでは、ギリシャ語でカリキュラムの一部を提供できるように開発する動きがあり、マレーシアでもこうしたプログラムを教えることのできる教員養成をする動きがあるようだ。

日本にも「異能を育てる」ことを謳うプログラムは複数あるが、ぜひCTYを参考に、幅広い生徒にこうしたチャンスを提供できるような取り組みに育つことを期待したい。

保護者がプログラムを誘致するってのが面白いですねぇ。日本でも認知が広まれば可能なような気がします。

 

小林りん氏の記事一覧はこちら

小林 りん | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
Forbes JAPANは、世界的な経済誌であるForbesの日本版として、世界中のビジネスニュース、ランキング、テクノ...

 

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