まだ大学に行く意味はあるのでしょうか?大学の選択と集中が必要

大学に行く意味はある 教育
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子ども全員が大学に行く意味はあるのでしょうか?

少子化、増えすぎた大学、そこに大学としての存在意義があると思われますか?
今回の記事では『大学に行く必要はあるのか』について書いていきたいと思います。
大学を選ばないとお金が無駄、4年間の時間が無駄ということにもなりかねないというのが、私の見解です。

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Fラン大学に存在意義はあるのか?

きちんとした大学教育が行われている大学であれば行く意味はあるでしょうが、果たしてちゃんとした『大学教育』が行われている大学はどのくらいあるでしょうか?
高校の英語内容を授業で教える大学が、果たして必要でしょうか?そんな大学に助成金という名のもと、国から税金が投入されていることに対して納税者の皆さんはどう思われますか?

そんな大学に税金を使うよりは、さらなるノーベル賞を狙えるような大学、例えばiPS細胞で有名な山中伸弥先生がいる京都大学にお金を使う方が、有効なお金の使い方ではないでしょうか。
大学に行く意味はありますが、高校生の全員が大学に行く必要はあるとは思えませんし、「そんな大学に行ってなんの意味があるの?」と考えなくてはなりません。

お子さんを持つ親御さんは、授業料という名の募金をするために子どもを大学に行かせるわけではありませんよね?

大学教育は教育の中で、最もハイレベルの教育が行われる場所です。かつての日本では一部の人のみした大学に行くことはできませんでした。
しかし今では大学全入時代、「そんなにハイレベルな教育を受けるに値する人ってそんなにいる?」というのが率直な感想ではないでしょうか。

私はどうしてもこれが『普通』の状態だとは思えません。

日本の教育が抱える問題点

そもそも人間の能力は『偏差値』だけで測ることはできません。
芸術大学や体育大学を除き、ほとんどの大学は偏差値を基準にしており、偏差値とはつまり『頭の良さ』ですよね。
人を笑わせる能力、人を感動させる能力、手先の能力、などなど人の能力は様々なものがあるにも関わらず、一つの物差しの『偏差値』で人の能力を測るのです。

こんなの多様性がないですよね?

といっても、今の就職状況を考えると、良い大学に行けば行くほど将来が安泰になる確率が高いので、大学に行きたがる人が減ることはないでしょう。

しかし考えてみてください。
良い企業に入社できる人なんて、一流大学の人たちがほとんどを占めます
だったら2流、3流大学に行くのって正しいの?
もちろん大学でやりたいことがあれば、一生懸命研究ができるって人であれば、大学のレベルに問わず行くべきです。
でも「なんとなく大学に行ってた方がいい」ってな気持ちで微妙な大学に行くのって・・・どうなの?

大学に行くことが全てではない

急に大学のあり方を変えることはできませんが、徐々に見直していくべきです。
皆が皆大学に行く必要なんてありません。素晴らしい家具職人になったっていいじゃないですか。
素晴らしく美味しい寿司を握る職人になったっていいじゃないですか。
自分にしか撮ることのできない写真家になったっていいじゃないですか。
一流のプロになるためには幼少期から学んでおくしかないような職業もありますが、別に幼少期から学んでなくても一流になれるような職業って探せばいくらでもあるはずです。

「大学に行くことが絶対正しい!」なんてことはありません。今の大学の進学率は健全な状態とは言えるものはありませんからね。
アメリカの大学では、入り口が広く卒業するのが厳しい制度になっています。日本の大学もアメリカのような卒業するのが難しい制度であれば、今のような状態でもよいと私は思います。しかし、少子化で学生が減ったのに大学の数は変わらず、卒業するのもたやすい、つまり、大学4年間で遊ぶだけ遊んだ学生をたくさん輩出する今の大学の制度に、税金を投入する意味はあるとは思えません。
だから残すべき大学、その選択と集中が必要です。

と言っても、まだまだ学歴社会の風潮が強いので、ほとんどの人は大学に行った方が良いです。
だけど、行くならせめて環境の良い、勉強のできる、いろんな人間がいる、そのような大学を選ぶべきです。近畿大学とか最近力を入れていて、面白いなぁと思います。

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