その子育ては安心?AIやロボットに仕事を代替される子どもを育てる親の特徴

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当サイトでもなんどもお伝えしているように、20年以内には今ある職業の半分がAIとロボットに代替されると言われてます。そんな不安定な未来に我が子を送り出す準備はできていますでしょうか?

 

2016.7.3のプレジデントオンラインに『我が子をロボットに負ける人間にしてしまう親の特徴5』という興味深い記事があったので私の意見を交えてまとめたいと思います。

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1 人工知能やロボットの発達した未来で

冒頭にも書きましたが、20年以内に今ある職業の半分は人間ではなくロボットが行うと予想されています。もちろん私個人の予想ではなく、オックスフォード大学の予想です。

 

なぜAIやロボットに仕事が代替されるのでしょうか?それは、人間よりも効率よく仕事をこなしてくれるからです。

 

記事にあるように、

スーパーコンピューター「京」の計算速度は、その名の通り1秒間に1京回。これは、「地球上の全人口70億人が電卓を持って集まり、全員が24時間不眠不休で1秒間に1回のペースで計算を続け、約17日間かけてようやく終わる勘定」だそうです。

競争相手としては、強敵すぎます。勝負どうこう以前の問題です。単純作業や長時間労働の能力でロボットに対抗しても無駄です。ロボットは24時間365日、ものすごい能率で働けます。

ロボットやAIの得意分野において、人間は生産性で勝てません。AIやロボットは長時間労働でも文句も言わずに、休むことなく365日働いてくれます。給料アップをねだることもないし、病気で休むこともありません。疲れることもないので休憩もしなくていいし、作業効率も落ちることはありません。だからAIやロボットと同じ土俵で戦うことは不可能なのです。

 

では、今子育て中の親は、未来に向けて子どもにどのような教育をしたらよいのでしょうか?教育関係の仕事をしている人、興味がある人ならば、もう耳タコの話ですが、『アクティブ・ラーニング』が必要です。

1.1 アクティブ・ラーニングとは?

アクティブ・ラーニングとは『能動的な学びをすること』です。今の学校の授業は、先生の板書を生徒がノートに取るという、極めて受動的な教育です。もちろん、効率よく基礎を学ぶという点においては、この授業スタイルも必要です。

 

しかし、ある程度の年齢が大きくなった時に、いつまでもこのスタイルを貫いていいものか?ということです。小学校から高校までの12年間で受動的な授業に慣れすぎると、能動性を失ってしまいます。能動性がなくなり、すべてのことに受動的な姿勢をとるようになると、それはもうロボットと変わりません。

 

能動的な姿勢はロボットにありません、ロボットが自分で考えるといってもそれは所詮プログラムによるものですし、最近話題のディープラーニングといっても、人間の脳の構造が完全に明らかになってない以上、人間を超えることはありません。

 

ちなみに、文部科学省のアクティブ・ラーニングの定義は以下の通り↓

教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、生徒が能動的に学ぶことによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習などのほか、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークなども有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

引用:https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/10/04/1325048_3.pdf

1.2 ロボットに負けちゃう子どもの育て方

記事の筆者は以下の5点を「『ロボット以下』にする子どもの育て方としています。

(1)子どもに選ばせず、親が正しいと言ったものに決めさせる
(2)いつもうまくいく方法を教え、失敗させない
(3)できないことや失敗しそうなことは、先回りしてやってあげる
(4)子どもの言動に反応しない・無視する
(5)子どもを大人の劣った存在とみなし、馬鹿にする

つまり、『自立心を育てろ』ということですね。

 

子どもに自分で『選択』させ、その選択した結果の責任を自分で取らせることが大切な教育です。能動的に、自分の意思で考え、行動させるマインドを子どもの頃から学ばせる必要があるのですね。

おわりに

今回の記事では『AIやロボットに仕事を代替される子どもを育てる親の特徴』について書いてきました。

ということで今回の記事内容を簡単にまとめます↓

  • AIやロボットと同じ土俵で戦うことは不可能
  • 子の自立心を阻害するような育て方は子どもに辛い将来を与える可能性が高い
  • 自分で考え、選択していく力を養うべき

それでは!

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